2010年2月21日日曜日

グラン・トリノ

先週の土曜日にDVDを借りてきて見た映画「グラン・トリノ」。

主人公はクリント・イーストウッド演じる超イヤなジジイ。

そのイヤなやつっぷりが最高で、近所に住むベトナム系のタオやその姉を暴漢たちから助け出すやり方も、イヤなやつっぷりが最高。

最近のすごく気に入った映画のひとつ。

そのエンディングで歌われている「グラン・トリノ」という曲がまたたまらない。


1週間のうちに、クリント・イーストウッドの映画を3本見た。

一つ目は「グラン・トリノ」。

二つ目は映画館で「インビクタス」。

知っている限りでは、初めてのラグビーがテーマの映画。これは絶対見たかった。

舞台は1995年の南アフリカで開催されたラグビーの第3回ワールドカップ。

アパルトヘイト撤廃後の南アフリカで国が白人と黒人に真っ二つに割れた。30年近く監獄にいて、初の黒人大統領になったネルソン・マンデラと当時キャプテンのフランソワ・ピナールがワールドカップを通して国民の心をひとつにしていく物語。

18歳のときに初めて見たワールドカップで、憧れのオールブラックスと南アフリカの試合で、ワールドカップの決勝にだけ認められている延長戦にもつれ込んだ大興奮した試合の裏側は感動の物語に満ちていた。

この決勝の2日前に、ニュージーランド代表の大半が食中毒にかかった、通称「スージー事件」があった。ニュージーランド代表が宿泊しているホテルで、スージーというウェイトレスがオールブラックスの食事に何かを入れるのを目撃した人がいるということでそんな名前がついた。

しかしホテルは事件もスージーという名前の従業員の存在も否定していて、事実は謎に包まれている。

また、ニュージーランド代表が宿泊しているホテルの部屋から盗聴器が見つかり、見つかった瞬間に窓の外から車のクラクションの大きな音が聞こえたという。

スージー事件は陰謀ではないかもしれないけど、盗聴器の件だけでも南アフリカが国を挙げてどれだけ勝ちたかったのかということが、この映画を見て納得できる。

アパルトヘイトの問題を解決に導いていったファシリテーターの本を読んだこともあり、すべての難問はファシリテーションで解決することができると信じているので、この映画には僕の興味のすべてが詰まったような映画だった。オールブラックスも偽者とはいい、やっぱりカッコいい。

3つ目に見たのは、アンジェリーナ・ジョリーが主演の「チェンジリング」。これはクリント・イーストウッドが監督していたとは知らなかった。

行方不明になった息子を警察が捜索して連れて帰ってきた。帰ってきたのは別人だったけど、子どもも警察もそれがあなたの息子だと言って聞かなく、ありとあらゆる嫌がらせや脅迫にあう。ずっと悲しい気分の実話の映画。



Gran Torino

Jamie Cullum

So tenderly your story is
nothing more than what you see
or what you've done or will become
standing strong do you belong
in your skin; just wondering

gentle now the tender breeze blows
whispers through my Gran Torino
whistling another tired song

engine humms and bitter dreams grow
heart locked in a Gran Torino
it beats a lonely rhythm all night long
it beats a lonely rhythm all night long
it beats a lonely rhythm all night long

Realign all the stars above my head
Warning signs travel far
I drink instead on my own Oh! how I've known
the battle scars and worn out beds

gentle now a tender breeze blows
whispers through a Gran Torino
whistling another tired song

engines humm and bitter dreams grow
heart locked in a Gran Torino
it beats a lonely rhythm all night long

these streets are old they shine
with the things I've known
and breaks through the trees
their sparkling

your world is nothing more than all the tiny things you've left behind

So tenderly your story is
nothing more than what you see
or what you've done or will become
standing strong do you belong
in your skin; just wondering

gentle now a tender breeze blows
whispers through the Gran Torino
whistling another tired song
engines humm and bitter dreams grow
a heart locked in a Gran Torino
it beats a lonely rhythm all night long

may I be so bold and stay
I need someone to hold
that shudders my skin
their sparkling

your world is nothing more than all the tiny things you've left behind

so realign all the stars above my head
warning signs travel far
i drink instead on my own oh how ive known
the battle scars and worn out beds

gentle now a tender breeze blows
whispers through the Gran Torino
whistling another tired song
engines humm and better dreams grow
heart locked in a Gran Torino
it beats a lonely rhythm all night long
it beats a lonely rhythm all night long
it beats a lonely rhythm all night long

2010年2月7日日曜日

文章力

思えば人生のいろいろな節目で、勇気を出して一歩踏み出すことができたときは、必ず心を揺さぶるような感動する文章に出会っていたからかもしれない。

言葉や文章は、氾濫しすぎていて、何がなんだかわからなくなっていて、そんな力があるのかと感じることが多いけど、やっぱり力を持った文章というのはあるかもしれない。

人を動かす文章というのはあって、そのためのテクニックなどの本は、本屋に行くといくらでも売っている。確かに効果はあるし、マーケティングなどでは、そういったテクニックを文章の中にいたるところにちりばめて読んだ人を購入まで導く。

今、炭プロジェクトで、たくさんの人の協力の下にやらなくてはならない機会を得て、ウェブサイトやパンフレットなどに載せる「人を動かす文章」を書こうと思い、テクニック本などを読んでみたけどどうもしっくりこない。

テクニックは大切として、今まで自分が心を揺さぶられ、行動のキッカケになる文章を書いた人たちがそういうテクニックを知っていたとは思えない。

また、自分も今までに多くの人の協力を得られたことも、イベントなどでたくさんの人に来てもらったこともある。その多くも、自分が書いた文章がキッカケだと言ってくれた人も少なからずいる。

そのときの文章を書いているとき、自分は「人を動かす文章テクニック」を知っていたかというと全くしらなかった。

しかも頭で書いたというより、胸の奥でかすかに感じている心の感覚みたいなものが、指を伝わってコンピュータに打ち込まれたような感覚。

思えば、炭プロジェクトに関して、「炭とは何か」「何の役に立つか」ということは書いたことはあっても、そういう感覚的な書き方をしたことがなかった。

そんな文章が、ウェブサイトのトップページに載ることを楽しみにしてください。

春を感じる


ここしばらく夕方に外に出ることはなかった。

今日は休みだったので、部屋にいると、5時くらいになっても窓の外が明るい。


ここ数日間はかなりたくさん雪が降って、一昨日なんかは近所の道で遭難しかけたけど、春をはっきり感じることができる。


昨日降った雪で、周りの景色は雪に深く覆われているけど、それはフェイクで、実際にはもう春になっている。


冬は短い。

夏も短い。


毎朝の雪かきに必死になっているときは、永遠に続くかと思われる冬も、2ヶ月。厳しい時なんてのは1ヶ月くらいしかない。

夏も煮えるように暑くてボケーとなるような本当に厳しい時期はほんの数週間もなく、あとはジメジメしているだけだったり、残暑だったりする。

今日は久しぶりに、アパートの隣の山みたいな公園に上ってボーとした。

ここからじっくりと景色を眺めるのは、思えば引っ越してきた当初から1年半ぶりくらい。

もう1年半もたったか。