2010年7月26日月曜日

hisashiburi

1shuukan ga sugimashita.

doyoubi to nichiyoubi ha, homestay wo shiteimasu.

ima ha, host family no ie de blog wo kaite imasu.


kinou, Madeleie ni aimashita. 5nenn buri desu. kanojo ha, host family no chikaku ni sunnde irunode, kantan ni aemashita. shinjiraremasen.

stake wo tabete kimashita. oishikatta desu.


sonoato, Gaylord Texan to iu hotel de Margarita wo nomimashita. sugoi hotel desu.

shikashi, asobini kiteiru wakedeha arimasenn. tamaniha tanoshimi mo iideshou.

Gaylord Texan
http://www.gaylordhotels.com/

Gaylord Texan no website no 360do resort wo mitekudasai. konndo ha, koko ni tomarini ikitai desu.

2010年7月15日木曜日

ホストファミリーへのお土産に悩む

今日のうちにスーツケースを空港に送らなければならないので、朝から買い物したり荷物を詰めたりしています。

一番気がかりなのが、ホストファミリーへのお土産。

生徒だけでなく、引率も3日間のホームステイがあります。

僕はホームステイの経験はなく、日本でも知らない人の家に泊めてもらうのはかなり恐縮してしまうので、果たしてどうすれば仁義を果たせるだろうかとずっと考えている。

とりあえず、炭のお土産は準備した。

炭風鈴

炭とっくり

炭マドラー

とうもろこし炭

など。

しかし、炭ばっかりだと「????」となってしまう可能性もあるので、炭とっくりで酒が飲めるように、酒を入れた。

スーパーをウロウロしていたら、おたふくソースが目に入った。

「魔法のソース」

だと思っているおたふくソース。同じく魔法系である「キューピーマヨネーズ」。

ニュースで見たことがあるけど、キューピーマヨネーズは世界中で大人気らしい。アメリカのマヨネーズとかあまり味がしないので、塩とかコショウをするんだけど、キューピーは完璧なバランスの味付けがしてあるからだろう。

連想ゲームのように、

「お好み焼きを食べながら、炭とっくりで酒を飲もう」

となり、お好み焼きの材料をそろえた。

その結果、荷物の4分の1は、ホストファミリーへのお土産スペースとなった。


ホストファミリーの名前やメールアドレスは教えてもらったけど、まだ、ホストファミリーにメールを送っていません。

ホームステイのホストファミリーというと、小さな子供のいる家族というイメージがあったので、ヘタするとホストファーザーもホストマザーも同い年くらいか、若いのでは...という感じもした。

なので、フェイスブックで検索してみると、奥さんが登録してあって、今は大学の先生をやっているらしい。

好きな映画が

「となりのトトロ」

だということがわかった。これはかなりのヒントになるが、僕はトトロを見たのは子供のときで、内容は全く記憶にない。今からビデオを借りて見て、「喜んでもらうには何を準備すればいいのだろう?」ということもしたいけど、もう荷物も送らないとならない時間だ。

まあ、必要なものがあったら、手で持っていくことにする。

それにしても、最近は雨ばっかりだなあ。芝生の種蒔きをしたときは、各地では集中豪雨などが降っていたけど、新潟は日照りで雨乞いをしたくらいだけど、最近は毎日雨が降っているので、逆に日照時間とかが心配になってくる。

2010年7月14日水曜日

白炭出しと、芝生のグラウンド

道具をそろえたり、失敗したりなどの苦労の末、昨日、やっと白炭出しに成功しました。

今までにない出来栄えの炭が出来ました。

ちなみに、炭には大きく分けて黒炭、白炭の2種類あります。

黒炭は、窯が冷たい状態から、少しずつ温度を上げて、窯の中や材料を乾燥させていって火をつけていき、炭化が終了したあたりで、ねらしとか精錬とか言われているのですが、煙突を広げ、空気穴も広げて窯内の温度を上げて、炭を引き締めて、それから煙突も空気穴も閉じて酸素が入らないようにして火を消します。

白炭は、物を入れると火がついてしまうくらい熱い状態の窯に材料を入れ、すぐに炭化が始まり、炭化が終わるあたりで、煙突や空気穴を少しずつ広げ、最後に窯口を全開にしてジャンジャン空気を入れて、窯内の温度を1000度以上の高温にして、そのまま炭を引っ張り出し、スバイといわれる砂と灰を混ぜて水で湿らせたものをかけて火を消します。

黒炭は窯内の温度が白炭ほど高温にならないので、柔らかく、電気も通しません。農業用や、湿気とりや、におい消しなどに向いているといわれます。火がつきやすいのでバーベキューなどに向いていますが、火は白炭ほど長持ちしません。

白炭は超高温で焼くので、炭が超引き締まり、備長炭の一部などは、鋼よりも硬いといわれています。電気を通すので、エジソンの作った電球のフィラメントは、度重なる失敗の末、この白炭の繊維を使用したそうです。硬く引き締まっているので、黒炭ほど湿気とりやにおい消しに向いていませんが、電気を通すので、電磁波をよく吸収し、炭素の純度が高いので、老化を防ぐ還元作用も強いと思われます。ガス分が全部出しきってあるので炎を出さないので、屋内で使用することができ、焼き鳥屋などで使用され、火力も強く、火も長持ちします。

説明が長くなってしまいましたが、昨日は初めて炭焼きがこんなに面白いものだと感じ、興奮はいまでも続いています。

黒炭だと、火を消したり、炭だしの作業がただ面倒くさいだけの作業なのですが、白炭は、炭出しや消化が炭焼きのプロセスの中で、一番盛り上がり、美しい作業です。その分、超きつく、熱いですが、それもキツいのが大好きな人にはたまりません。

連続して焼きたかったけど、土曜日からアメリカに行ってしまうので、準備もあるので今回は窯を休ませています。


このように、少しずつ空気穴を広げていき、窯内に酸素を入れて温度を上げていきます。


そして、窯口を塞いでいたブロックやべトを崩します。





師匠の藤田さんがサプライズで来てくれました。3日連続サプライズで来てくれました。

今までいろんな失敗をして、考えたり、本やインターネットで調べて悩んできたことが、3日間の中でいろいろな話を聞いて、見せてもらって、パズルがはまったような気がします。


昔の話も聞かせていただきました。

藤田さんが炭を焼いていた太平洋戦争の前後には、車もチェーンソーも、ユンボなんかもちろんなく、全部、人力でした。

朝、暗いうちに家を出て山を1時間以上もかけて歩き、窯場へつき、帰りは数十キロの炭を担いで暗くなる前に下山する。

炭焼きは、材料のあるところへと窯を移動していくのですが、焼け土が手に入らない場所では、窯を作って、1~2回炭を焼いた後、ひび割れてくるので、たたき壊し、また焼け土を使って窯を作り直して、ひび割れしない窯を作ること。

窯を作る石も近くにないため、沢まで行ったり来たりして火に強い石を集めてくること。

チェーンソーがないので、のこぎりで木を切っていたこと。

どの話も衝撃的で、

「今考えると、ようあんなことが出来たと思うろもの」

と言っているものの、自分が全く知らない時代の、知らない世界を体験した人が目の前にいることに衝撃と感動を覚え、藤田さんが親父さんから受け継いで、親父さんがその前の世代から受け継ぎと、続いている技術を、できる限り受け継ぎたいと改めて思いました。



写真ではオレンジ色に輝くだけですが、中では、炭の1本1本が赤色から金色へと輝いています。

皮膚が慣れていないので、地獄のように暑いですが、美しい。


先がL字型のカギになっている鉄棒で炭を引っ張り出します。

持てないような重いものを作ってしまったので、

藤田さんも、

「こりゃあ、持てねえろ。若ケェモン向けらな」

と言っていましたが、なんと軽々と持っている!しかも使いこなしている!


ドラマの「のだめカンタービレ」を見ていたら、「オーケストラの指揮者は魔法使いだな」と思いました。実際はどうかわからないけど。

藤田さんも魔法使いのように見えます。

作業を見ていると、火も、べトも、道具も生き物のようで、「ヘイ!待ってました!」と、喜んで藤田さんに使われているようです。

一緒に山へ入りましたが、ひとりで入ると怖い森の中も、森全体が喜んでいるようで、とてつもない安心感がありました。


出てきた炭は、

「チャリンチャリン」

という金属音を出して出てきます。

ちなみに、ハンパじゃない熱さです。


出した炭に、砂と灰を混ぜて水を含ませたスバイをかけて消化していきます。

美しい炭がたくさん出てきました。もったいなくて売れません!アメリカに自慢しに持っていきます。いろんな人のところに持っていって自慢してきます。

帰ってきて、8月からまた焼き始めたのから売りモンにしていきます。


本当は炭出しは今日の予定で、昨日は、燕中等教育学校の芝の状態を見に行こうとしていたのですが、窯の状態が炭出しの状態だったので、昼間は作業服でなく、普通の服で真っ黒で泥だらけで作業し、その後、グラウンドへ行きました。

前回の窯で、予定が入っていたために、炭出しを1日遅らせたために失敗してしまって途方に暮れているときに、

「自分の都合に合わせんのうて、窯の都合にあわせんとならんのうて」

とアドバイスしてくれたのが痛いほど身にしみていました。


夕方、薄暗くなってからなのでわかりにくいでしょうが、芝が芽を出しています!

実際は写真よりもっと芝が広く、緑っぽい感じです。

芝生の緑と、ラグビーポールの組み合わせは最高に美しい。


雑草も生えない「死のグラウンド」に生命が誕生した。楽しみだ!

2010年7月11日日曜日

竹酢液のパワー

多くの炭焼きの人は、竹酢液の力を実感していて、スズメ蜂に刺されたりとか、ヘビにかまれたりとか、大きな怪我をしたときなど、竹酢液や木酢液をつけておくだけで効いた、というような、にわかには信じがたいことを普通に話しています。

僕はまだ実感したことがなかったので、マユツバとまではいきませんが、そこまで信頼しきっていませんでしたが、

「効果あるな!」

と、実感する出来事がありました。


昨日、鉄の棒を炭火の中に入れて熱して、ハンマーで叩いて曲げていたときに、間違って熱くなった鉄の棒を触ってしまいました。

火傷をしても、普段なら放っておくのですが、今回は痛くてガマンできず、目の前に竹酢液の入ったバケツに手を突っ込みました。

しばらくつけておいて、作業を開始したのですが、痛かった部分があまり痛くなくなっていました。

普通なら、これより軽い火傷でも何日か痛くなっているので、不思議に思っていました。

でも、それは痛みが和らいだ気がするだけかもしれないと、なかなか納得しませんでした。


今日の朝起きると、まだちょっと痛みは残っている。

そこで、朝の作業のときに、もう一度、竹酢液のバケツに手を突っ込んで、ほぼ1日、手を洗わない状態で過ごしました。

すると、火傷をしたところは、皮は少しむけているものの、爪でカリカリかかなければ痛みは全然しなく、すでに皮がむけているので、膨らんでもいない。曲げても伸ばしても全然痛みがない。

これは不思議としかいいようのない速さで回復しています。


竹酢液や木酢液の健康や農業への効果は実際に効果を出しているものの、科学的に解明されていない部分が大きいのです。

「有効成分がウン百種類入っている」

という、食品を見る視点が「ビタミンCがどれだけ入っている」みたいな、栄養価の面からの視点しかないのと同様に、竹酢液や、木酢液も中にどういう成分が入っているかみたいな視点で言われることが多く、それは確かにウン百種類入っていることはすごいことなのでしょう。

しかし、炭はどんな有機物からでもでき、作る過程で、煙を冷やすと、酢液が出てきます。

草を焼こうが、米を焼こうが、腐った竹や木を焼こうが、カビや虫までが炭になって、炭素以外のものは、酢液になります。

であるならば、別に酢液にしなくても、腐った木とかから水分を絞りとるなり、ミキサーにかけて液体化するなりしても同様の効果は得られるような気もするのに、そうはならないから不思議です。

我々人間の体のような有機物は、炭素を中心にいろんな原子が集まってできているようですが、炭にすると、それがほぼ炭素オンリーになります。

くっついていたいろんな原子が、組成分解をして煙として蒸発していくようです。

炭焼きの煙は非常にすっぱく、竹酢液や木酢液も強い酸性です。組成分解の過程で、何か全く別のものに変身をしていると思うのですが、勉強不足で僕が知らないだけなのか、科学で解明されていないのかはわかりません。

とりあえず勉強することはしますが、竹酢液や木酢液のいろいろ言われているパワーは本物のようです。

お風呂に入れて使うのをお勧めします。

このサイトでも、8月中頃には紹介できるように準備したいと思います。

2010年7月10日土曜日

こうすればいいのか!

炭焼き小屋の中で途方に暮れて、やる気を失いかけたときに、師匠の藤田さんがタイミングよく来てくれた。

面白いことにこういう師匠クラスの人たちって、自分の悩みが聞こえたのかのように、タイミングよく現れたり、電話をかけてくれる人もいる。

藤田さんは、僕が困っていたことを、いとも簡単に

「こうすればいいんだよ」

と示してくれ、

「こうすればいいのか!」

と道は開ける。

簡単な話のようだけど、悩みに悩んだ果てに、答えを見せてくれたから自分の能力となるのであって、最初から答えを見せてもらっていたとしても、学びを得ることはなかったと思う。

2010年7月8日木曜日

フォートワースへの土産と竹きり、竹酢の精製

ここ数日間の動きで、ブログに書くことがありすぎなんだけど、コンピュータに向かう時間と体力が尽きることが多いのでネタを小出しにしていきます。

昨日は午前中は僕の自宅の近所でドラム缶窯で炭を焼いている行田さんと一緒に竹を切りにいってきました。

昨日、寝ているときに布団の中で何かが手に当たった。

つかんでみると、シャキシャキしていて油っぽい。ドレッシングのかかったレタスかと思ったけど、さわった感じがレタスとちょっと違う。

「何の野菜だろう...?どうしてこんなところに...?」

と思いながらも、疲れ果てていたので、ドレッシングのついた野菜みたいなものを、近くのテーブルの上に載せてまた寝た。

そのことは、すっかりと忘れていて、朝おきたときに、目の前のテーブルの上に巨大クモの死骸が転がっていた。

「どうしてこんなところに...?生きているだろうか、死んでいるだろうか...?」

と、つついてみようとした瞬間、思い出した。


「昨日、ドレッシングまみれのレタスかと思ったやつだ...」

クモって意外と油っぽいんだ...と関心する気持ちと、残酷なことをしてしまったという気持ちと、気持ち悪い気持ちで複雑な思いだった。

山に入る機会が多いからか、住んでいるアパートのすぐ裏がちょっとした山みたいになって小さな森というかジャングルがあるからか、アパートに巨大なクモがいることが多い。

昨日は、作業服のまま部屋まで入ってしまっていたので、服についていたのかもしれない。


そして昨日の午後は、長岡市三島の師匠の藤田さんのところへ行った。

7月17日から、長岡の姉妹都市のテキサスのフォートワースでフォートワースの世界7カ国からの姉妹都市の高校生たちが集まり、17日間の研修を行うインターナショナルリーダーシップアカデミーで、長岡の文化紹介のブースを作る機会もあり、そこで引率のくせにアイデア出しのときに、「炭!」と提案したので、長岡の炭焼きの文化の一端でも紹介したいと、作品を譲ってもらいに。

それと、僕も寮で14日ほど、ホームスティで3日ほど過ごすので、寮のルームメイトや、ホストファミリーへのお土産の分も。

自分の焼いた炭を持っていけばいいのですが、僕のつくるのはバラ炭や粉炭など、実用炭で、藤田さんは工芸品なども作る。

炭をエネルギー以外に使う文化を持っているのは日本だけだと聞いたことがあり、土壌改良や空気清浄などは、わかりにくいだろうと思って、炭風鈴などの見た目でわかり、日本の文化の一端もわかるものをゆずってもらった。

ついに越後炭焼きの会が海外進出です。




炭焼き窯に行くと、藤田さんは、竹酢液を濾過しているところだった。

炭と綿の詰まった濾過器に、竹酢を入れている。写真は、藤田さんが自宅のお風呂で使うための竹酢液を詰めているところ。

毎日竹酢入りのお風呂に入っているからか、藤田さんの肌はいつも若々しい。

僕も昨日は、窯の前で蚊にたくさん食われて、あちこち膨らんできたのだけど、手伝っているときに手についた竹酢を腕や首や顔に塗りたくっていたら、帰宅した頃には蚊に刺された形跡も感覚も全くなかった。

竹酢は、炭焼きの煙を冷やしたもの。炭焼きの煙は、木材を普通に燃やした煙と違い、水蒸気に近い。炭は炭素とミネラルの塊であるので、炭焼きとは、炭素ミネラルを窯に残し、それ以外の成分は水蒸気として蒸発させて、竹酢にする面白いもの。

有効成分がたくさん入っているからというのもあるだろうけど、材料の有機物の生命力がそのまま液体になったような感じがする。

それでもタール分や油分なども含まれているので、半年以上寝かせておき(静置精製)、上の油分、底にタール分が沈むので、中間の層を写真のように濾過し、必要や品物に応じてこれを繰り返す。

2010年7月4日日曜日

偉大な一歩

今日はいよいよ歴史的な一日。

7月4日はアメリカの独立記念日であると同時に、燕ではグランドの芝生化への第一歩を踏み出した日と記憶される。

今日は旧燕高校の燕中等教育学校のグランドの芝生化のための種蒔きの日。

日本でも最近は子供が安全に遊んだりスポーツを楽しむことができるように、グラウンドが芝生化されつつあるが、そのペースは遅い。燕ではまだ前例がない。

日本での芝生化は低予算の鳥取方式を採用されることが多いが、行政の支援のない我々はさらに低予算でやる必要があるので、種から育て、その辺にあるものを肥料にする「燕方式」。

その辺にあるものとは、何回も書いたように、学校の庭の剪定材で作った粉炭。


垂れ幕には、協力団体としてチャコールブラックスの名前も。



朝6時半。昨晩のドイツVSアルゼンチンの試合で寝不足にも関わらずたくさんのラグビー部OBOGが集まった。

初めてのことで、段取りなど考え切れなく、準備しきれないところがたくさんあったが、OBOGたちが話し合いながら動いて準備は進む。


たくさんの生徒やPTA、先生、地域の人たちが参加をするし、できるだけ均等に種や肥料をまくように、エリア分けをし、エリアごとのリーダーが決まる。にわかに集まった人同士が、かなり有機的な動きになっている。


7時30分。開始予定時刻。

今回の芝生化プロジェクトで一番の労をとり、ほとんどの段取りをつけてきた92ちゃんのあいさつと進行で始まる。


最初はぎこちなかったけど、だんだんと各エリアのリーダーや参加者たちの意思疎通ができるようになるにつれ、効率的な動きになってくる。



木酢液を1000倍に薄めてグラウンドにまくために、準備を始める。

ひとつ上の先輩の熊谷さんが、1000倍はどのくらいか計算しながら希釈液をつくってくれる。濃いと酸が強すぎて、逆に枯れてしまうから十分に薄めなければならない。


種をまいた後のグラウンド。


いよいよ炭を準備。


早くもみんな真っ黒になる。


こんなに真っ黒になるとは言っていなかったので、

「服がよごれると困る人はやらなくていいですよ」

といったけど、

「体操着だから大丈夫です」

と、逆に楽しんでいるような答えが帰ってきた。

顔も首も腕も服も真っ黒にして帰って、家族に怒られなければいいのだか...と心配する。


種も肥料も炭も予想通りかなりまばらになる。

芝はある程度育ってくると広がるから問題はないし、まばらになりすぎたところには種をまきなおしたり、肥料も定期的に与えるなどして修正していく。


炭を焼き始めた最も大きな理由として、「いろいろなところで炭をまいて地球を浄化する」というものだったので、こんなにたくさんの炭を地球にまくことができて大満足。

雨が降って地面と一体化しようが、風でどこかへ飛んでいこうが、どこかで炭はその浄化能力で地球を癒している。

この「死のグラウンド」にも草が育つように保水や微生物の活性化などで力を貸してくれるはず。

今日の種蒔きの模様は、ケンオー・ドットコムのサイトですでに記事として取り上げられていました。
http://www.kenoh.com/2010/07/04sibafu.html

最後の校長先生の挨拶で、燕市長から電話があった話があり、

「偉大な一歩を祝福し、誇りに思う」というような内容だった。

2010年7月2日金曜日

バナナの皮から炭を作る 

先日はバナナの皮と木炭を混ぜて練炭を作るというウガンダでの事例を紹介しましたが、

今回は、バナナの皮から炭そのものを作るという記事を見つけました。

Banana peels an alternative way of making charcoal
http://tinyurl.com/2c5lkhv

しかし、記事の中では、バナナの皮が炭になるプロセスが、多分記者の炭についての情報不足のために説明になっていませんでした。

が、バナナの炭を使うことで、いかに森林が守られ、生活が豊かになったかなどが書かれています。

時間を見つけて翻訳してみます。


最後にもうひとつ。炭とコゲの違い。

多分、記者は炭とコゲを同じものだと考えているから、バナナの皮を炭にする説明がうまくいっていなかったのだと思う。

違いは、

炭=火がつく。健康にもいい。肥料にもなる。

コゲ=火がつかない。単なる燃えカス。健康には悪い。肥料になるかどうかわからない。

というものです。

コゲの正体はよくわからなく、多分炭の一種だとは思います。

しかし、炭は、木材や竹などを酸素をできるだけ入れずに加熱したもので、そうすると組成分解が起こり、炭素やミネラル以外の物質が煙としてでていき、炭素の塊にミネラルが入ったものが炭です。

木材や竹をバンバン炎を立てて燃やすと、ガスを発生させながらもえて、最後は燃え尽きて灰くらいしか残りません。まるで、一瞬だけやる気が沸いて、すぐに燃え尽きてしまうようです。

炭は、サウナに入って心身ともに引き締まった状態なので、なかなか燃え尽きることがなく精力的に変身したものです。

7月4日(日)は燕中等教育学校の運動場を芝生化します

何度かこのブログに書いている通り、7月4日(日)は、燕中等教育学校の運動場を芝生化します。

作業は
7:30~
です。

燕高校ラグビー部OBOGのメンバーと、学校の生徒たち、PTAや先生などが参加します。

一般の方も募集していますので、興味のある方はぜひ汚れてもいい服装で参加してください。

この学校は元は僕の出身校の燕高校であり、いつか緑のきれいな芝生で走り回ってみたい!という気持ちがいよいよ実現します。

しかし、このグラウンドは雑草も生えない「死のグラウンド」と呼ばれ、数年間使われていなかったにもかかわらず、雑草がほとんどない。

5月に芝の種を一部にまいて実験したところ、途中まで緑になったけど、6月に数日間雨の降らない日が続いて、気がついたら枯れていた。その近くにあった雑草も全部枯れていた。

雑草が立ち枯れしている姿なんて、今までみたことがない。

そのため、今回は学校から出てきた剪定材を炭にして、かなり細かく砕きました。

木炭は竹炭よりも水分の吸収力が高いようなので、こういう砂漠のようなところを緑化するときには朝露や夜露を吸い込んでくれるので、芝生が元気に育つ役に立つことを願っています。

非営利団体だけど理想の就職先1位「ティーチ・フォー・アメリカ」

最近よく名前を聞くようになったアメリカの「ティーチ・フォー・アメリカ」という非営利団体の物語。

「いつか、すべての子供たちに」

というタイトルの通り、地域によって教育レベルに格差があるアメリカで、優秀で情熱のある学生を2年間、教員として派遣するプログラムを行う非営利団体。

日本では先生のリクルーティングを教育委員会がやっているようなので、学校同士の格差も少ないように感じるし、先生のレベルもたとえば新潟でも東京でもあまり違わないのでは...?と思うが、アメリカだと目に見えた格差があるという。

そこで、絶対に優秀でやる気のある先生などいないような地域に、選抜された新卒が2年間赴任する。

現在では、卒業生の進路の選択として、

1.就職
2.起業
3.インターン
4.ティーチ・フォー・アメリカで教える

くらいの選択肢になっているのでは、というより、創業者はそれを目指していた。

毎年のように、アメリカの大学生の「理想の就職先」の10位以内に入っていたが、今年はなんと、グーグルやアップルすら超えて、人気の就職先の1位に!

非営利団体が理想の就職先の1位になるということは、社会の流れは断然そっちだろうし、日本でも今はボランティア団体みたいなNPOではなく、継続できる 事業を持つNPOが増えてきていて、優秀な人たちが多く関わり初めているので、アメリカのようになるのも時間の問題だろうと思う。

チャコールブラックスも「Paint it Charcoal Black!(炭黒く塗れ!)」というふざけているようでまじめなテーマの下で、地球規模の問題が多くある中、日本の伝統技術の炭焼きという視点から解決のひとつとなりたいと考えている。

そのプロセスの中に、優秀な学生のインターン、就職先のひとつにもなり得るだろう。

いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこといつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと
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