2019年12月4日水曜日

社長の誕生パーティのついでに私の誕生会も祝ってもらいました

今日は社長の誕生日。

昨日の夜、社長からLINEで「加藤さん、おめでとうございます」というメッセージとともに謎の写真が送られてきて、何のことだろうと思いながらも返信せずに寝たところ、朝呼ばれたときに、誕生日プレゼントとして、名刺ケースをもらいました。

私の誕生日は1カ月前で、今日が社長の誕生日。

本来なら私がおめでとうございますと言ってプレゼントを持っていかなければならない立場なのに、こういうことをしてくれて本当にありがたいです。

私も手ぶらでは何なので、母から社長へと預かっていたが、出張から戻ってから病欠で渡す機会がなかったものを渡しました。

本当に気を使ってくれて、私がボロボロの靴を履いていると、靴屋まで連れていかれ、新品の靴を買ってくれたりと、送り出し機関の社長ですがまだ実績が少ないために経営は苦しい状況だと思いますが、そんな中でこんなに気を使ってくれるのは感謝しかありません。めちゃくちゃ働いて恩返しするつもりです。

それで15時から私と社長の誕生パーティ。

事前に招待状のメールが届いていたが、誕生日を祝ってもらうのは慣れていなくなんかこっぱずかしい。

というのも、正直な話、私が他人の誕生日をどうでも良いと思っているゲス人間だから。心から「誕生日おめでとう」と思ったことはない。ならば他の人たちも同じはず。

というわけで、Facebookでも誕生日メッセージが来ないように誕生日を非公開にしているし、今回のパーティも90年代生まれの若いスタッフたちが、おっさんどもの誕生日祝うなんてめんどくせぇなあ、と思っていると思って、「仕事時間を無駄にさせて申し訳ない…」という気持ちでいっぱいで、とはいえ、プライベートな時間だったらもっと嫌だろうと思いなおしてパーティにいきました。

パーティー自体はひととおりケーキのろうそくの火を消すとか、お菓子や果物など食べ、カラオケが始まる頃には、社長が、「加藤さん、事務所へ行きましょう」と言い、何のようかと思ったら、「私がいるとみんなが楽しくない」というようなことを言っていました。

社長の誕生日パーティというのはたんなるネタで、社員の親睦会みたいな感じだったようです。

監理団体の裏切り

朝から本社の社長から、「今から来れますか?」と電話。

出張や病気上がりだったので、急いでやらなければならない仕事を片付けたい気分はありましたが、「例の件で怒りが収まらずに相談だな」と勘づいて、まずは社長のメンタルケアだと思って本社に行ってきました。

社長が怒っていたのは、うちの会社が長年取引のある企業を、去年から監理団体である某組合を通して技能実習生を送り出していたのを、その某組合がその企業をうちからひっぺがす工作をいろいろとしてきて、ついに別の悪質で有名なT●Sグループの送り出し機関に紹介してそこを通して実習生を入れることになったと連絡が来ていたからです。

その組合にとって、うちから他の送り出し機関に乗り換えてなぜ得があるかといえば、もちろんキックバック、夜のお供をしてくれる女性、面接のチケット代、ホテル代などいづれもうちは出さないからです。また、監理費や教育費もきっちりいただくからです。

今回もこれらのすべてを要求されましたが、社長がきっぱり断っていました。

これらの行為がなぜ問題かといえば、すべて実習生たちの負担になるため、実習生たちの借金が増えて、貧しい人たちから多額の費用を搾取することになりるため、法律でも禁止いされていますし、入国した後に借金苦でトラブルや犯罪を起こしてしまうケースが多くあります。

残念なのはそれを受け入れ企業の人が知らないことがよくあります。監理団体の理事長も知らずにスタッフたちが勝手にやっている場合もあります。

今回の場合も、航空券やホテル代を送り出し機関が出すことは禁じられているので、OTITなどの監査が入ると思うので、普通はできないのですが、組合から出張費用を出してもらって、領収書ももらって証拠は作り、送り出し機関から現金で出してもらってという感じでしょう。

また、この組合の通訳のいかにも悪そうなベトナム人女性の旦那がT●Sグループの送り出し機関で営業やっているので、そこに紹介すれば旦那のボーナスにもなり、自分たちにもキックバックが入ってウハウハなわけです。

なんてひどいやつらだと思いますが、社長が言うにはこれでもマシな方のようです。

私が今働いている送り出し機関に入社したときに、悪い日本人たちと付き合うのに辟易した社長が、いままで付き合いのあった監理団体や実習生やエンジニアを大切に扱わない企業はバッサリ切って、ひとつ残した監理団体がこれでした。

しかし、私が最初の出張のときに挨拶に行くと、いかにもうさんくさい悪いことしていそうな担当者がでてきて、イヤな匂いを感じましたが、当時はこれしか残っていなかったため、この裏切り工作をされた企業の紹介となったわけですが、やはり最初に感じた匂いは正しかったようです。

本当にろくでもない組合が多い。比率とすれば、ロクデナシ組合が9割、立派な組合1割という感じでしょうか。立派にやっている組合も多く、私が入社してから良い組合以外と付き合わないポリシーでやっているので、大変でしたが、ようやくいろいろと形になってきました。

ロクデナシというのは理事長自体が腐っている場合もあれば、こういう風にスタッフや通訳が裏で悪事を働いている場合もありますし、立ち上げたばかりで何も知らなく、悪質送り出し機関の言われるがままというのも含めてです。

こういう組合はもちろん信頼がないので、お客さんがいません。そのため営業するのは、海外の送り出し機関です。送り出し機関が、日本中に何百とブローカーを張り巡らして営業をして、毎月企業から3万なり4万なりの監理費をとっていながら、実際に定期訪問したり通訳したりするのは送り出し機関がやっている場合も多く、そのための送り出し機関の駐在員や出張の費用など、当然実習生たちの借金から賄われます。

今回裏切り工作をした組合のスタッフ共がキックバックを受け取っていることを、

「あの企業にバラした方がいいですか?」

と社長は聞いてきましたが、証拠もないですし、放っておいたら良いと答えました。

今回は裏切り工作をしたのは組合で組合の悪口ばかり書きましたが、企業でも似たようなのもいる。この企業も例のT●Sグループの送り出し機関が契約を取るために、実習生たちの金で高級レストランにカラオケ、夜の女性まであてがわれて、うちに来るよりも楽しいハノイ出張を満喫して、良い思いをしていたようなので、そういうお金は実習生に出させないで自分の金でやってくださいというスタンスのうちとの取引よりもよかったのでしょう。こういう情報は、送り出し機関の横のつながりなのか、情報は共有されています。

本当に悪は早く滅んで欲しいです。




2019年12月3日火曜日

外国人材に関わる人の悪落ち、闇落ち

外国人材で日本の多様化を通した活性化だと希望に燃えて、送り出し機関の仕事をはじめた当初、業界の先輩方に何人か会いに行ったのですが、最初からかなり胡散臭そうな、白けた目で見られました。

今までの人生で無謀なことに挑戦するなどいろいろ変なことはしてきましたが、ここまで胡散臭い目で見られるのは初めてでした。

業界に2年もいて少しわかってきました。

まず、私も日本人からうちの会社の方に連絡が来ると、まずは「これ、大丈夫なんだろうか?」と警戒することが習慣になってきました。違法ブローカー志願者とかもよく混じっているので。

次に闇落ちもよくあるパターンだとわかってきました。最初は、「この業界を適正化するぞ!」と意気込んで業界に入ったものの、挫折や裏切り、信じられるものがなくなって、「これは自分でやるしか」となり、しかしライセンスもない違法状態でやるにはボランティアか違法ブローカーになるしかなく、いつの間にか違法ブローカーになってしまう。

私も前勤めていた送り出し機関が悪質だったことで退職したときに、「信じられるものはなにもない!自分でやるしかない!」などと考え、違法ブローカーとしてやっていく闇落ちしかけたことがありました。

仕方なく違法ブローカーに手を染めるだけでなく、業界にいて金の流れがわかってきて、「これ、自分でやったら儲かるんじゃね?」と考えはじめて手を染める人もいます。

口では「実習生のために」とか「この業界を変える!」「搾取をやめさせる!」ということを言っているのですが、要するに自分が搾取したいだけの話です。

送り出し機関も搾取と言われますが、日本側からの収入がほとんどない現状の制度の中、実習生から手数料をいただかなければ運営できません。

その手数料がばからしいほど高額にとっているところが多いので搾取の印象がなくなりませんが、それを利用して送り出し機関という敵キャラ設定して、正義の味方のフリをして搾取をもくろむ連中は本当に許せません。

あとは法律も実習生のトラブルの背景も知らずに、自分がトラブルの原因のど真ん中にいることもわからないアホブローカーもうじゃうじゃいますが、今回はそういう連中のことは割愛します。

今回は闇落ちについてです。

私の周りにも闇落ちしたのが2人います。無知なアホブローカーはたくさんいますが、闇落ちしたのは2人です。

1人は、日本語学校を作るためにクラウドファンディングをやっていた人。きれいごとばかり書いていましたが、クラウドファンディングには失敗し、しかし日本語学校はできたようです。

実習生も送り出していると書いてあったので、当時闇落ちしかけた私はいろいろな可能性を模索していたため、ライセンスも持っていないのにどうやって送り出しているんだろうかと、話を聞きに行ったことがありました。

ライセンスを借りているだけの話だったのですが、「実習生からもらう手数料は、こっちで決めて、その上限以上は送り出し機関に取らせません!」と自慢そうにいっていましたが、その手数料が8000ドル。法外に高いので、「何コイツ普通の悪質送り出し機関なのに、よく『いいことやってます』的なドヤ顔できんな!」と思いました。

信じられるものが何もなかった当時の私はさらに信じられるものがなくなりました。

その彼が、共同経営者のベトナム人と喧嘩別れして、家も職場も追い出されたときになぜそんな喧嘩になったのか聞いたところ、「約束した金額以上のものを実習生からとっていた」と言っていましたが、嘘でしょうね。金の取り分で喧嘩しただけでしょう。

その時はうちにも来て、「共同で日本語学校をやりましょう!投資家がいるので、私が51%、オタクが49%で!」みたいな話をしてきましたが、仕事も住まいも失った状態なので目が完全にあちらの世界に行ってしまっていたので、「これはヤバそうだ」と私も社長も同意見でした。

それから1年が過ぎ、しばらく息をひそめていたようですが最近またハノイに戻ってきたようで、日本に送り込む人材の教育をする建物も借りて、「オレは失敗するはずがない!失敗する理由がない」などと言っていましたが、日本人がベトナムで違法なビジネスをすることや、どうせ観光ビザなんだろうし、高額な借金を負わせるビジネスモデルだろうから、1人も送り出さないうちに早く失敗して欲しいと思います。

もうひとりは、定年退職した、ある人材紹介をしている社団法人に出資させられた1000万円をだましとられて、その金は戻ってこないので、こんどは実習生や特定技能の人材から奪い返そうとしている人です。

最初はそうでもなかったですが、少しずつ闇落ちしていって、私のところに来て、正当な方法での協力ならいくらでもするのですが、情報だけとっていこうとして、ある時、「こういうやり方してくれるんだったら、オタクと付き合ってあげてもいいよ」的な上から目線の提案してきたのが、自分の息のかかったベトナム人を違法ブローカーにして、ライセンスを貸して商売させるというもの。

社長が瞬間的に「Khong!(No!)」と断っていましたね。今週もハノイに来ていたようですが、そんなアホな提案に乗るような送り出し機関にいったみたいです。

私の立場は、いくらでも闇に落ちれる立場にいるので、かなり気をつけたいと思います。

2019年12月2日月曜日

金縛りにあったかと思ったら風邪でダウン

今までの人生で2度金縛りにあった。

1度目はアメリカに住んでいるときにアパートで、夜中に目が覚めた。寝返りをうとうと体を動かそうとしたが動かない。これが有名な金縛りというやつかと恐れたが、屁がしたくなったので、「体は動かないが屁は出るものなのか?」という疑問が浮かび、屁をこいてみたところ、爆発音のような屁が出た。金縛りの原因もわからず体は動かないが「勝った」という気持ちになって誇らしくなった。

今回は2回目。日本の2週間の出張から帰ってきて、2日連続日本からのお客さんの対応や食事をした日の夜、目が覚めて変な姿勢だったので体を動かそうとしたが全く動かない。よくある「上に人が乗っている」ような気配がするだろうか…と疑問に思い、気配を冷静に感じてみたが特になし。

そのまま目が覚めたが、激しい喉の痛み、頭痛があり、体も動かない。前日の夜の食事は、ビールストリート → ルーフトップバー → クラブ → チェーの店というおよそ日本からのお客様と一緒に行くところとはかけはなれた場所で飲んで、クラブでは謎のカクテルやショットグラスでのウォッカのようなものを飲んだので、二日酔いかと思って半日休めば動けるようになると思い、半休したが、全然復活しなく、平日3日間+週末2日間ずっと休んでいてようやく今日から復活した。

風邪だったんだろうけど、このように急にどん底まで落ちるような風邪のひきかたは初めてだった。クラブで飲んだ謎のカクテルや謎のウォッカにヤクでも入っているのかと思った。

ベトナムはよくクラブや音楽イベントなどでヤクで死ぬような人がいますし、いたずらで入っていないとは限らないので気をつけなければならないと思いました。

今ではタダの風邪だと思いますが、調子の悪かったときは本当になんじゃこりゃ状態でした。

栗木さんの死と技能実習生ブローカー

単独、無酸素でのエベレストなどの登頂を目指していた栗木さんが1年ほど前にエベレストで亡くなった。

登山のことも栗木さんのことも良く知らないが、熱い気持ちにさせる講演会好きな知人から何度か誘いを受けたことがある。すごいチャレンジをしている人だったが、「単独、無酸素ではない」という批判や、登山家として努力しているわけでもないのに、経験豊富な登山家でもできないことにチャレンジしていて無謀だという批判でもあり、「このままでは死ぬぞ」という警鐘のような意見も多くあった。

最近、気になって栗木さんの過去の動画を見たが、死の直前インタビューは空元気で、無理やり笑ってキャラを作っている感じが痛々しかった。

登山家として登山の技術や体力をつける努力はしていたと思うが、本物の登山家の人たちから見ると不十分なようで、「あれは登山家ではない」「マラソンで例えると市民ランナー」「勉強せずに東大の受験を毎年するようなもの」という意見もある。

栗木さんは以前は「ニート登山家」「ひきこもり登山家」などと名乗っていたこともあり、彼の挑戦というものは何も持たない人が何か大きなものに挑戦するというストーリーを作って、それが一般的な人たちの共感を得てきたのだと思う。

動画でよくタイトルになっている「『否定という壁』への挑戦」というもの、彼が永遠の素人であることを前提になっているように思う。

これと技能実習生のブローカーがどうつながるのかというと、半年ほど前に、Facebookで送り出し機関のブローカーになって、「起業」しようとした人が「お客さんを紹介してください」などと投稿し、「それはブローカーでしょ!」と炎上したことがありました。

本人は技能実習法など知らなく、ブローカーを通して日本に行く人たちがどれだけの借金をしてそれが彼ら彼女やその家族たちの将来にどう影響するのかなど全く知らないため、一生懸命反論していたが力尽きて辞めるというようなことになった。

本人の個人Facebookを見てみると、「せっかく人が新しいことに挑戦しようとしているのに、否定する奴らの多いこと。こんな日本はダメだ」みたいな投稿がありました。

お前のようなブローカーがいる日本の方がダメだろと投稿したくなりましたが、多くの人たちは新しいことへのチャレンジ自体を否定したわけではなく、そもそも法律に反しているし、倫理的にも間違った悪の道だからで、残念ながら彼はそれを理解することができず、ことなかれ主義のバカな連中の「否定の壁」が立ち向かってきたと感じたようです。

栗木さんの挑戦は法律や倫理に反してはいませんが、「否定の壁」はこのブローカーの話とつながる点がややあるように感じます。否定しているのは素人ではなく、その道のプロが俯瞰した視点でアドバイスをしているだけです。栗木さんの場合は先輩たちが、「もっと登山の技術や体力をつけるための努力をしろ」と言っていたのを、あくまで素人が巨大なものに挑むという設定の栗木さんには受け入れられない否定だったのかもしれません。

若い頃にはこういうことはありますし、私も後悔も含みいくつも否定を否定してきたことがあります。チャレンジへ対しての否定というものは常識的なものだと思い、常識を疑ってこそのチャレンジですが、常識に反することができるのも武器があってこそ。

失敗から学べることもありますが、死んでしまってはならないし、ブローカーも多くの人を不幸に陥れてからでは遅いです。

2019年11月26日火曜日

いつの間にかベトナムに来ると帰ってきた感がある

日本での2週間の出張を終えて、ハノイに戻ってきたときにホッとした。

日本にいるときよりほっとして懐かしい気持ちになった。

日本は生まれ育って長年そだったところなので日本の方がホームであり、ハノイは特に冬は南国っぽい解放感など無いにも等しいにも関わらず、なぜそんな気持ちになったのか考えてみた。

ひとつは、出張で日本に行っている間は、毎日重い荷物を担いで電車やバスに乗り継ぎ地方を転々とし、身動きもできないような狭いホテルに泊まる毎日だったし、休みの日も移動していたので、ようやく体を伸ばせる解放感でしょう。

ただ、今回はそれだけではないと感じましたね。こっちで結婚して子供も生まれたというのもありますが、やはりベトナムは外国人が働きたい国のランキングで調査対象の国のうちで10位で、日本は下から2番目の32位という結果です。

理由は賃金など様々な理由はあると思いますし、私もだんだん外国人的な感じ方になってきているのかもしれませんが、細かいルールや謎マナーがたくさんあり堅い感じがするからでしょうね。ワークライフバランスとかいう話もありますが、日本は休みがたくさんあってうらやましいくらいなのでそこではないと思います。

電車が時間通りに来るとか、腹をこわす心配がないほど衛生環境がしっかりしているのは素晴らしいと思いますが、そのために精神をすり減らしている人たちがいるという負の面もあるのでしょうね。精神をすり減らすのは海外でも一緒ですが、ベトナムだと進撃の巨人のオニャンコポンの言葉を借りれば「いろんなやつがいた方が面白い」というのが、日本だと許されないというか、許されないと勝手に考えてしまう環境なのに対し、ベトナムやアメリカでは「いろんなやつがいて良い」と感じられるところなのかなと思いました。

2019年11月24日日曜日

接客業の日本人も英語勉強せえや

ベトナム人材をホテル向けに提案していると、

「日本語もできて英語もできる人材をよこせ」

などというアホな話がしかもかなり上から目線で出くわすことがある。

オメェんとこ給料いくら払えるんだや。外国人に2か国語も習得させて日本人よりも低賃金にできるわけがないということが想像つかないんでしょうね。外国に行ったことない人とかは、日本の数十分の一以下の賃金で暮らしていると思っていたり、そうだとすればそんな貧困状態で二か国語も習得できるわけがなかろう。

実際、技能実習生などで日本に行く人はかなり貧しいし学歴もなく仕事にもあぶれている人たちで、だから日本で働きたいのであって、二か国語まで身に着けるような優秀な人材は他の分野にも優れているので、普通の日本人なんかより稼いでいて、日本はたまに遊びに行ったり出張に行く場所で、単純労働をしに行く場所ではない。

こんな単純な想像もできない人がたまに出てきて腹が立つことはありますが、自分もベトナムに来る前は似たようなイメージを持っていたので仕方ないかもしれない。

これを「アホバカマヌケ、そんな人材が低賃金で紹介できるか!クズ野郎!」と言うかわりに、現実を正しく認識してもらえる取り組みをしなければならない。

まあ、ホテル側が英語に困っていることは確かでしょうね。しかしそれを外国人になんとかさせようというのは解決にならない。接客英語なんてアホみたいに簡単なんだからまずは中高で6年間、大学まで入れると4年間勉強してきた自分が率先して練習すべき。

京都のお土産物屋に数年前に行ったときに、アルバイトの大学生みたいなのが結構流暢に英語話していたし、人力車のお兄さんもかなり頑張って英語話していたので、ホテルや旅館のこの状態は良くないね。

お客も外国人だらけで、スタッフも外国人になったら、日本語能力を求めること自体間違っている。アホな日本人上司と会話するためだけに日本語が必要らしい。日本人のお客さんも来るだろうが、接客の日本語もアホみたいに簡単なので、そんなもの誰にでもできる。

ホテルに働いている日本人に英語教育を提供しなければならんね。しかも英会話とかではなく、ライザップみたいなスパルタ式のやつ。一般社団法人とか作って人材のお仕事と一緒にやらんばダメかな。

どうしてWindowsを開きたくないのか?

出張中、疲れてだんだん弱ってくるので、ノートパソコンを開こうと思ってもなかなか開かない。

なぜだ。

開いてしまえば普通に仕事するのに、そこまでのハードルが高い。仕事以外でもチラッと何か調べものしたり、友達とやり取りする場合は、キーボード叩いた方が早いので、ノートパソコンを開きたいが、開けない。

帰国して昨日、今日とパソコンを開きたかったが、開けなかった。

しかし、Chromebookなら普通に開いて検索したり動画見たりしている。なぜだ。

Windowsだとかなり仕事に前のめりの気分にならないと開けないのか?帰国して弱っている間は仕事のことを考えたくなかったからだろうか。

Chromebookが爆速だからだろうか。いや、Windowsの立ち上がりも今はけっこう爆速だ。

とにかく私のChromebookは自動更新のサポート期間が終了してしまったため、使い続けるには新しいものを買わなければならない。2~3万くらいで買えるが、嫁に許してもらえるだろうか。




2019年11月19日火曜日

鹿児島まで来たが、また福岡へ行くことに

小倉から大分に行って、福岡での予定がキャンセルになったため、次の予定のある鹿児島に来ました。福岡での予定がキャンセルになって時間ができたので、出張費削減のため、大分から宮崎、宮崎から鹿児島まで特急で来ました。福岡まで行くと新幹線に乗れてやや早いですが、戻っている感じもするので、5時間半かけて鹿児島へ到着しました。

しかし‐‐、ホテルにチェックインしてスマホを見ると社長から着信やメッセージが入っていて、福岡の企業から問い合わせがあったので連絡してくれないかという内容。

福岡での予定がキャンセルになったので丸一日事務仕事ができるかと思っていたので時間があるので、今日また福岡に行くことになりました。福岡に泊まっておけばよかった…。時間も金もかかる。

2019年11月17日日曜日

日本に出張中

ただいま福岡の小倉のOYOホテルに泊まっています。

世界第三位のホテルブランドで、日本でも飛ぶ鳥を落とす勢いで増えているOYOホテル。まあ、普通の安いビジネスホテルです。安いビジネスホテルがみんなOYOホテルになるんじゃないかというくらいの勢いですね。

名前も知らない「田中ホテル」みたいなのが地方にたくさんありますが、だいたい私の場合も他の人の場合でもそうでしょうが、あまり選ばなく、看板だけ借りているということがわかっていても、名の知れたところ、どこかで一度泊まったことがあるブランドを予約してしまう。

OYOの場合は一度泊まってみたかったのですが、普通の安ホテルです。ホテルで勤めていたこともあるので、フロントでホテルシステムと思われるタブレットがおいてあり、画面も見えていたので、どういじるか興味があったのですが、小さいホテルなので、紙の予約表などいじってチェックイン作業が行われましたので見れませんでした。

それにしても疲れた。

2019年11月4日月曜日

ハノイのローカル居酒屋

先日、ローカルのビアホイと呼ばれる居酒屋のようなビアガーデンのようなところに日本人と2人で行ってきて、お会計が2人で1000円程度で、ひとりあたり500円程度だったので安くて驚いた。普段はひとりあたり1000円以上したような…。

注文したのが、揚げ豆腐のトマト煮、空心菜炒め、ネムチュアというサラミみたいなやつ、シメにチャーハンと、安いのばかり頼んだことと、もうひとりが2杯しかビールを飲まなかったからというのもあるでしょう。肉料理とか1品だけで500円近くするやつもあるが、そういうのは頼まなかった。豆腐や野菜の料理は150~200円程度。

アメリカで学生の頃、飲み屋に行って、2人でビールピッチャーでたらふく飲んで、砂肝とポテトのフライを頼むと、会計がだいたい5~6ドル程度だったことを考えると、そんなに安くはない。今はアメリカは賃金も物価もくらべものにならないくらい上がっているでしょうから。

大阪とか行くと気軽に飲める立ち飲みだとか、激安店がありますが、新潟だと飲み屋も気取った同じような店ばかりになってしまい、軽く飲むということができないですね。入ったら5~6千円かかってしまう。

外で飲むのがまたいい。この日は雨が降っていましたが、巨大なビーチパラソルみたいなのがあったので、全然平気でした。雨が降っていても外で飲むのはいい。

2019年10月24日木曜日

ベトナム生活3年の壁を超える

前の職場の同僚から、退職して帰国するとの連絡をもらいました。

私もベトナムに来て3年で帰国するはずで、できればラグビーのワールドカップまでには帰国しているはずでしたが、もう明後日には準決勝。

駐在員も現地就職もだいたい3年で帰国する人が多いように感じます。私はあと3か月くらいで3年ですが、同じくらいに来た人たちでも帰国した人たちは多いですし、お世話になった人材紹介会社の人などもいない人が多いようです。

私の場合、たいていは周りが動き始めると、自分も次のステップに行きたくなるのですが、今はならないですね。

まだベトナム語も身に着けていないし、仕事もこれから。

将来的にはどうなるのかわかりませんが、今はまだまだベトナムでがんばるつもりです。

2019年10月18日金曜日

明後日10月20日はベトナム女性の日

恐ろしいことになったぞ。ベトナムにいる男はたとえ独り身でもベトナム女性の日、4月だったかにある国際女性の日を無視することはできない。その日は出社すると朝から男が料理をして、昼食にパーティをして酒を飲んだこともある。たいてい男が上座の方に座っているところ、こういう日は、女性が上座に座る。この辺、ベトナム文化の粋なところだと思う。そして、女性の同僚たちにもチョコレートなど何かプレゼントをし、嫁には花を買ったり食事に連れて行く。

「なぜベトナムには女性の日が2回もあるのか」とバカな質問をした日本人がいるというが、「それ以外の363日は男の日でしょ!」と怒られたという。

しかし私は今は朝起きて、妻の朝食と昼食を作り、洗濯も取り込んで夕食も作るという育児以外の負担を極力かけさせないようにする生活。

世の中の男は363日は奥さんが料理を作って、年に2回だけ男が作るというパターンのようだが、私は違う。免除されてしかるべきではないかと思う。

今回はネタがない。特別なものを料理するか?いや、そんな特別なものを作れない。外食に行くにしても赤ちゃんがいるので行けない。花を買うにも私はラグビーの準々決勝を見なければならなく忙しい。

どうすっかな。よりによって日本代表の初のベスト8での初試合と重なるなんて。


2019年10月17日木曜日

ニュージーランド出身のコーチは、なぜ日本の文化をリスペクトできて特性を生かせるのか

ラグビー日本代表のジェイミージョセフ(JJ)の頭の中が、まだ前任者のエディ―ジョーンズみたいに本が出版されていないのであまりよくわかりませんが、興味がありますね。

JJは合宿所のホテルに甲冑を置いたり、MVPに日本刀を渡したり、さざれ石を見に行ったりと、日本の文化とか受け継いできた歴史を生かしたチーム作りをしているように感じます。

JJのふたつ前のヘッドコーチのジョン・カーワン(JK)も、新渡戸稲造の「武士道」を選手たちに読ませて、それをラグビーの、グラウンドに当てはめたら自分たちはどのようであるべきか、どのようなプレーをすべきかなどをディスカッションさせたといいます。

ニュージーランド人コーチはよくニュージーランドの強いラグビーを押し付けるだけで、日本人の特性を生かしていないなどと批判されることはありますが、原住民のマオリの文化と白人の文化が見事にラグビーを通して融合しているニュージーランドは、他の文化にもリスペクトがあるようにも感じます。

オーストラリア人のエディジョーンズも似たようなことをやっていましたが、同じくオセアニア出身だからか、でもオーストラリアはニュージーランドと違って、支配される側の原住民と支配する白人という社会の構図がラグビーにもずっとあって(今はなくなりつつあるのかもしれませんが)、エディジョーンズはじいちゃんかばあちゃんが日本人で、結構差別されてきたという話もあります。

でも外国人がこういうチームづくりできるというのはすごいことだと思います。たいてい、進んでいる国の人が、遅れている国に来ると、無意識で20%くらい見下したりバカにしたところがあって、「お前らは間違っている」「オレの言うことを聞け」「進んでいるオレの国を見習え」的なことになってもおかしくはないと思うのですよね。

技能実習生の世界がそうですから。「日本は進んでいる。オマエらはバカな文明が発達していない連中だ。だから日本を見習え。日本人のようになれ。」っぽいところがありますね。

JJやJKは外国人として日本でプレーした経験もあるが、日本人の多くは外国人の立場になったことがないことが原因か、一流とその他の人の違いなのか、オセアニアと島国の文化的な違いなのかはわかりません。しかし見習うことが大きいです。

2019年10月15日火曜日

中小のサービス業の外国人材に対する考え方


たまたまGoogle Alertで今年から始まった外国人労働者を受け入れる制度「特定技能」の大手企業の取り組みが2件入ってきた。

モス、ベトナムの大学と提携 4年で特定技能350人採用
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50976330V11C19A0TJ1000/

コメダ、ミャンマーで店員育成 人手不足の日本に派遣
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50973300V11C19A0L91000/

私が働いているベトナム人材の送り出し機関は今のところ大手との契約はありませんが、大手企業のこういう活動には注目しています。

自らお金を出して、現地の学校などと連携して教育して、配属されてからも段階的に教育して仕事を任せて能力を上げて行って、最終的には母国に出店して店を任せるとか、日本でずっと働くことになっても店長だとか本社採用みたいな感じで将来の活躍の機会はあると思います。

大学を卒業してまでサービス業?みたいな考えもありますが、ユニクロやマクドナルドなどどんなサービス業でも最初は大学卒業して店舗スタッフとか店長とかから初めて、今や偉くなっている人もたくさんいますからね。外国人がそうならないわけではありません。特定技能は人文知識国際業務の在留資格に比べて家族帯同ができない、永住につながるかどうかわからないという魅力としては1つ落ちみたいなところはありますが、ここからキャリアを始めてみるのも良いかもしれません。

こういう大手の取り組みに比べて、中小のサービス業ときたら…。うちに問い合わせのあった話として、

「日本語と仕事を全部覚えさせて、その中から面接して良いのだけ採用」だと…?

オマエら人を選べる立場か!?外国人だって職業選択の自由はもちろんあるし、低賃金の仕事につくために、何カ月もかけて仕事を覚えさせられた挙句に採用されるかどうかわからないような仕事につくはずがありません。コメダコーヒーやモスバーガーの爪の垢でも飲ませてやりたいわ。

その日本語や仕事を覚えさせるための費用だって大手は企業で負担しるでしょうし、ベトナムの法律でも日本側負担になりそうですが、この某中小の団体の連中ときたら金だすつもりもサラサラなく、外国人だったら誰でも低賃金でも日本に来るために必死こいて勉強すると思っているようです。

そもそも貧しいから進学しないで海外に出稼ぎに出ているのに、勉強しても採用されるかどうかわからんで覚えたことがパアになるような無駄な勉強なんてするわけねぇだろ。

オマエら何様のつもりなんだと言いたいけど、言えないので今度直接プレゼンしてきて自分たちの置かれている立場の現実を伝えてきます。

こんな風にダイレクトに伝えたいですが、やんわりと伝えて、受け入れ希望しているところが15社あるみたいですが、それが1社になろうと2社になろうと0になろうとかまいません。このメンタリティのまま外国人を受け入れに進んでしまったら、速攻でトラブルが起こって、我々のせいにされて「どうしてくれるんだ、補償金払え」みたいな話になるのは目に見えています。

外国人にトラブル起こされただの辞められただの言う連中がいますが、実際は自分たちが相手のことを理解するつもりもないことが原因で自分たちがトラブルを起こしているのを外国人のせいにしているのが多い気がします。

外国人の採用はすでに競争に入っているので、「貧乏なんだろ。小遣いやるから雇ってやるよ」的な考えでは、採用もできません。「人手不足なので、うちに来ていただけませんか?できる限りのことはやります」という段階まで入ってきています。



2019年10月14日月曜日

スコットランド戦勝ってよかった

日本はアイルランドにギリギリ勝って、スコットランドは負けたこともあり、自力では日本の方が上かなと思っていましたが、相性もあるし、スコットランドもティア1の誇りをかけて全力で来るだろうし、勝負はいろいろと流れがあって、ボールの弾み方、レフェリングなどいろいろな要素があるのでかなりハラハラしていました。

全勝して決勝トーナメントに行くなんて、夢でも見ているようだ。2003年頃は、日本がワールドカップで優勝するにはあと100年くらいかかるとか思っていましたが、ジョセフがオールブラックスの魂を吹き込んでくれたように思います。

サッカーでトルシエからジーコに変わったとき、トルシエは上から「こうしろ」という指導で日本人に合っていたが、ジーコは「自分たちで考える」というもので、サッカー協会の方もその指導方法は本人にはまだ早いかと思いながらも、今からこのやり方をしていなければ先はないからジーコにしたと聞いたことがある。

岡田元監督やラグビーの平尾誠二との対談で、「社会全体が上から指導ではなく、自分で考える社会にならなければ日本のサッカーもラグビーも強くならない」と言っていた。

しかしエディジョーンズからジョセフに変わったのも、トルシエからジーコに変わったときのような感じもある。上から押し付け型指導だったエディ―から、リーダーチームを中心に自分たちで考え、修正し、チームを作っていく、しかも多国籍という日本社会がまだあまり経験したことのない環境でのチャレンジだったと思う。

ジーコジャパンのように吉と出ても凶と出てもいいようなチャレンジだったと思うし、中田だけ孤立していたみたいな話もありチームとなっていなかったようだが、ジョセフは素晴らしいチームを作ってくれた。




2019年10月11日金曜日

英語のできるサークルKの店員

いくら自動翻訳などが発達しても、直接お互いの国の言葉、第三国の国の言葉でも話せるのは楽しいものです。

昨日、サークルKの店員にベトナム語でアイスコーヒーを2度注文したところ、2回とも注文したつもりのものとは別のものがでてきたので、まあ、これもいっかと思いましたが、今日は若い女性の店員で、英語で注文を受け、しかもこっちのコーヒーはデフォルトで砂糖が入っていて甘いのですが、「No Sugar?」と向こうから聞いてきてこれはベトナムに来て初めてだったし、愛想のない店員でしたが、最後に「Have a good day」とか言って驚いた。

日本のサービス業とかで、インバウンド客が多いから外国人に日本語も英語も勉強させてとか言ってくるバカな連中がいるが、まずはテメーが勉強せえやと思います。接客英語なんてこのサークルKの店員くらいでいいんですからね。

2019年10月10日木曜日

ラグビーでは故意の反則ではなくても退場。外国人材業界も。

技能実習の監理団体2つが、ベトナムの送り出し機関と違法な失踪賠償の契約を結んでいて許可取り消しになった。

失踪賠償とは、失踪したらひとりあたりウン十万円、実習生の家族から賠償させろというもので、失踪が本人のせいなのか、送り出し機関が監理団体やブローカーに払うために借金たくさんさせていたのか、よくある最低賃金以下で働かせていたからなのか、暴力やパワハラはどうだったかなど、原因はさまざまであるのに本人や家族に負担させるという鬼畜なものです。

今回の2団体はこういう契約を結んでいたものの、まだ入国させたことすらないようです。他にもこういう契約を結んでいる監理団体がたくさんあり、金を受け取っているところも多い中、なぜ受け入れもしていなく、金も受け取っていない団体が罰せられたのでしょうか。

個人的な好奇心というかのぞき心で、公開されている理事長の名前を検索してみると、ひとりでてきて、普通に家庭もある人だった。この業界は普通そうな人があくどいことをしているので外見では判断できない。

この業界に入ってから、結構退場した人がいて、あんな人もいたな、こんな人もいたなと走馬灯のように浮かんでくる。

法的に退場させられた人だけでなく、評価を失って退場せざるを得なくなったひさけんを思い出す。

ひさけんはハノイで外国人材ITプラットフォームで起業し活動してきて、私もこれがブローカーじゃなければ面白そうだなと思って注視していましたが、6月のある日、スターバックスでバイクタクシーの運転手を「汚い」とTwitterで罵り、ベトナムでニュースになるほど大炎上してベトナム人の怒りを買い、同時期に彼のビジネスモデルが完全に違法なブローカーのビジネスモデルだとわかり、日本人の間でも炎上し、2重の大炎上の末、TwitterやFacebookにもカギをかけて業界から退場せざるを得なくなった人です。

制度や法律のことを知らず、ブローカーのことを彼も問題視していましたが、自分は違う。自分は正義感のある良いブローカーだと思っていたのか、わかりませんが、ラグビーでは故意ではないラフプレーでもイエローカードやレッドカードがでて退場になってしまいますが、この業界でも故意ではなくても退場になってしまいます。

自分もこの退場者の中のひとりになってしまわないように、法律を守ること、故意ではなくても法や倫理に反することをしていないか日々確認、勉強していきたいと思います。

ラグビーは本当に面白い

ラグビーは本当面白いですね。

子供が生まれてからすぐに日本に出張に行って、帰ってくるなりワールドカップが始まってテレビにかじりついて嫁に怒られたりして、ワールドカップ離婚の危機も感じました。

しかし私としては高校のラグビー部、アメリカで草ラグビーチームでプレーしていた経験もあり、当時はスラムダンクやJリーグ人気で、日陰の青春時代を過ごしたこともあり、25年前に日本のスター選手たちがオールブラックスにぼこぼこにされるのも生中継で見てショックだったため、今の日本代表の活躍、日本でのラグビー熱の高まりが本当にうれしいです。そして日本でのワールドカップが決まってから10年近く待った。

ラグビーを戦争に例えるのはよくないかもしれませんが、高度な戦略性から「肉体のチェス」と呼ばれていることもあり、チェスは戦争ゲームでもあることからあえて、戦争にたとえて表現してみます。

ラグビーが面白いと思うのは、
1.スクラムやモールなどによる戦車戦
2.フォワードの近場での突進などによる歩兵戦
3.バックスの展開やサインプレーによる航空戦
4.キックでの陣地取りの爆撃戦

などそれぞれの要素があり、流れや時間帯によって全然違う要素がひとつのゲームの中に含まれていることかと思います。

7人制のラグビーはこの中では、ほとんど3の要素だけで、それでも面白いですが、15人制の方が時間も長く、流れもいろいろ変わったりするため、ひとつのゲームで物語があり、それが面白い。

2019年10月4日金曜日

私の家事の奮闘ぶり

子供が生まれてからの私の家事の奮闘ぶりはすごい。

本当はFacebookなどに書いてみんなに「いいね!」とか「すごいね!」とか言って欲しいが、嫁も見ているので、「大したことをやっていないのに何だあれは」と言われそうなので、嫁も知らないこのブログでどれだけすごいかを書いていきたい。

元々私は尻に敷かれやすい性格なのですが、東南アジアの人と結婚するとこうなることは100も承知しておりました。

台湾でも彼氏は昔の「アッシー君」だのなんとか君だの通り越して下働きのようだと聞いていましたっが、実際にワークキャンプに来た台湾人の家に行ったときに、彼氏が部屋の住みの方で気配を消して立っていて、彼女に「これもってこい」「あれ買ってこい」と命じられると、「はい」とか「かしこまりました」の意を音も発せずに表して、ひっそりと消えていき、命じられたものを持ってくるというのを見て、「ああ、こういうことなんだな」と思いました。


2019年10月1日火曜日

ハノイで子育て中

8月6日に娘が生まれて、2週間後に日本に3週間ほど出張し、ハノイに戻ってから3週間が過ぎました。

嫁と2人しかいないので、食事を作るのは私の仕事になっています。

朝6時頃に起きて、朝食と昼食を作り、帰ってきてから夕食を作るような感じです。

同じ自炊ですが、日本とは勝手が異なり大変です。

ひとつは、調味料とかが日本のようにそろわない。醤油とみそ、あとは塩コショウや砂糖だけでなんとかしなければなりません。日本食売っているスーパーのあるようですが、行く余裕がありません。

その限られた調味料&食材の中から、献立を考えるのも大変です。日本だとスーパーをうろうろしながら、●●の素みたいなのを見て、イメージが浮かんだり、それを使って簡単な料理を作ることもできますが、醤油、みそ、野菜、肉の中から毎日の献立を作るのは大変です。

もうひとつは、下ごしらえが大変です。日本のように、茹でるだけ、焼くだけ、チンするだけの食材は売っていません。もやしも日本では下手すると洗わずに使えたりするのですが、こちらでは丹念に洗い、豆についた殻を取り、などの作業が必要です。ほとんどの野菜も日本では農家がやるような、選定作業が必要です。

肉も薄切り肉などはないため、塊を買ってきて、包丁を研いで良く切れるようにしてから、薄切りにしてきます。これだけでもかなりハードワークです。

惣菜も買えないことはありません。夕方になると路上で、肉のバーベキューや春巻きなどの揚げ物屋などが多くでています。春巻きなどは変えますが、塊肉みたいなのはよくわからないので買ったことがありません。今度挑戦したいと思います。

最近はラグビーワールドカップが始まって、料理サイトを見ている時間もないですが、慣れてきたら週末作り置きで冷凍などにもチャレンジしていきたいと思います。

2019年8月3日土曜日

特定技能の外国人材では人材紹介会社は、紹介業ではなく教育コーディネート業を

特定技能の件でいろいろな業者がべトナムに来ます。

外国人材事業の難しさも理解して真剣に取り組もうとしている企業も多い一方、中には安易な考えのところもあり、海外側とつながりができれば安くタダ同然に「仕入れ」ができ、日本の会社に高く売りつけられると考えているのもいます。

特定技能はN4+技能検定合格しなければならないので、教育コストとか誰がどう負担すると考えているのだろうか。

ベトナムの貧しい人だったら我先にと借金して1年も2年も無職で、面接に合格できるかわからないままそのハードルを乗り越えるための教育を受けるとでも思っているのだろうか。

そしてそのためには時間も1~2年かかりるので、業者がお金をもらえるまでに相当長い時間がかかるのも理解しているのだろうか。

ハードルなしで日本に行ける技能実習制度もまだ活発に動いているし、日本でなくても台湾もすぐに行けて給料も日本より若干少ない程度。

その中でわざわざ1~2年無収入で試験合格のためにがんばる人がいるのだろうか。いたとしても、日本に行ったら「日本人と同じ給料」で、それは月給50万円だなどとだまされて夢見ている人たちではと疑わなければならない。18万円程度の給料で、日本行きが補償されている状態でなければここまではがんばらない。

まともにやろうと思ったらまずはじめに面接や適性試験で合格したら日本行きを補償して、介護技能実習生のように日本側で教育費を20万とか30万負担しなければならない。それに加えて特定技能は監理費がないため、ベトナム側の収入になるように20~30万程度の紹介料などがベトナム側の制度で入る可能性がある。それが負担できる企業があるのか、負担したとしてもすぐに辞めたり転職するリスクがある。

こんな風に海外から人材をゼロから教育して連れてくるには金がかかりまくり、自分以外の誰かが負担してくれると思って安易に特定技能ビジネスを始めようとする人も中にはいる。

紹介料25%とかをアテにしていたら、教育費や手続きなど合わせて100万円ちかくいく。ベトナム側に紹介料を払うことになったら100万を超える。そのような話は現実的だろうか。

特定技能は、人材紹介会社をかませないで、企業が直接海外で教育して日本に入れるならよほど良い制度だと思う。コメダHDみたいに。人材紹介会社へ紹介料を60万くらい払う分を、教育に回すようにして。支援機関も通さずに自力で努力する。そういう企業には向いていると思う。

コメダHD、ミャンマーで店員養成 日本の人手不足で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47915590Z20C19A7L91000/

日本では特定技能ができるときに直接雇用で現地送り出し機関いらないという情報が流れて、これで送り出し機関が搾取していた分を自分が搾取し、企業から紹介料もとり、登録支援機関もとって、支援費ももらって、まる儲けだ!などとそろばんはじいていた業者も多かったかと思います。

ベトナム政府側としては、自国の送り出し機関をスキップして、日本の人材紹介会社などが自国の若者を勝手にもっていこうなんて許せない!と感じたかどうか知りませんが、送り出し機関を通さなければダメ!ということにしたし、日本側との費用負担とかも細かく決めることになるので、費用が全く合わなくなり、スキップされるのは日本の人材紹介会社になるかもしれません。

そうなったときに「ケッ、ベトナムなんかもう時代遅れなんだよ!」とか言い捨ててミャンマーとかに出ていく業者も多いかと思いますが、そのガラリと空いた空白地帯にこそ地道に人材を教育して採用したい企業にはチャンスです。

このやり方だと、コメダHDまでとはいかずとも、ある程度たくさん採用したいところだったら、20人くらいひとクラス作って、日本語検定と技能試験を最優先にしながらも、入国後に役立つ業務トレーニングも積んでも良いかと思う。

「うちは2人とか3人でいいんです」というところでも、他の外国人を採用したい企業とグループを作って教育していく手もある。そしてその数社をまとめて教育するコーディネートを人材紹介会社がやると。

日本の人材紹介会社も「紹介料」などをアテにしていてはダメだと思う。教育コーディネート費用だとか、定着支援みたいなところで価値を出さなければならない。

毎月に近いくらいの頻度で日本語試験と技能試験が行われるようになってからの話ですね。それでも入国して採用となるまでには1~2年かかるので、かなり気の長い話になってしまいます。長期的な視野で経営しているところだけになってしまいますね。

ここまで書いたけど、特定技能を「直接採用」するメリットがあるか考えた。

仮に送り出し機関への
教育費 20万
紹介料 20万
チケット 5万

で、申請や支援計画の作成などは自分たちでやったとして45万。

特定技能の人材は最低18万出さないと来ないので、
18万x3年働いたとして最低648万。

全部で693万

技能実習の場合は、
初期費用全部込み 35万

給料15万x3年 540万
監理費3.5万x3年 126万 

全部で701万

監理費払うんなら給料にした方がいいと私も考えていますが、現実問題として技能試験の環境が整わない以上は特定技能では無理な話です。

トータルの金額的にはあまり変わりがない。しかし特定技能は面倒なことも全部自社でやる必要があるので社内コストは高くなる。

結論としては、技能実習で、企業、送り出し機関、監理団体と3社でどんな価値をどれだけ出せるかということに尽きますね。


2019年8月2日金曜日

特定技能に賭けて立ち上げたような会社は絶滅するかな

特定技能が日本で開始されてから4カ月。しかしベトナムをはじめ肝心の送り出し国の体制はできていない。

数カ月以内に送り出し国の制度的な目途はついてくると思うが、試験体制や教育体制などはどうだろうか。

うちの会社にも特定技能に関して問い合わせとかあり、別の事業をやっているような会社なら良いが、特定技能に賭けて立ち上げたような会社もあり、最近音沙汰もないので、今どうなっているのだろうか心配する。

特定技能で大儲けを期待している会社もあり、現地送り出し機関とさえつながりができればいくらでも「仕入れ」(言い方が悪くてすみません)ができると簡単に考えている人が多すぎる。

日本語検定4級に技能試験に合格しなければならない。このコストを誰がどう負担すると思っているのだろうか。

送り出し機関が安い人材を次々に「生産」して、それをタダ同然で安く仕入れて、年収の25%などの高値で、企業に売りつけ、その上登録支援機関の支援費として毎月2~3万もらおうなんて甘い夢を見ているように感じる。

外国から日本に行って、日本ででなんとかやっとこすっとこ単純作業ができるような状態にするのですら金も時間もかかるというのに、年収の25%で売れるようになるような人材に育てるには、比較にならないほど金も時間もかかる。しかも現状の環境であれば、日本語検定は1年に2回しかなく、結果が出てくるまでに2か月半くらいかかることも考えると待ち時間が相当にかかる。

2年近く日本語検定や技能試験の勉強をして試験や結果が出るのを待ってようやく日本に行く人の能力と、半年くらいしか日本語を勉強しなく日本に行った人の技能実習生の日本語能力や仕事のスキルにほとんど差がない。日本語に関しては20%くらいあるかもしれないが、そもそもが低いのでどんぐりの背くらべだ。仕事のスキルに関してはペーパーテストを受けただけで業務経験がないためほぼないため違いはほとんどない。

年収の25%+諸々の諸経費をはらってスーパー人材が来るのなら別ですが、そんなんだったら、素材の状態の技能実習生を入れて、自社で数カ月でも研修交えながら働いた方がよっぽど早く安いでしょう。

年収の25%といっても月給18万だとしても54万円。教育費にしかならんでしょう。すぐに行ける技能実習とか台湾とかもある中で、人材紹介会社の都合だけで特定技能を目指して2年も貧しい候補者たちが無職で勉強しているのだから、最低月2万くらいのサポートがなければだれもいなくなってしまう。その辺わかっているだろうか。

建築の特定技能で給料が25~28万くらいの人が出たが、そのくらいあれば、2年かけてでも頑張ろうとする人がいると思うが、18万程度だと自分がベトナム人だったら、2年も無職で勉強するよりも、すぐに日本に行って手っ取り早く15~16万で働いたほうがよい。

登録支援機関とか職業紹介業者は特定技能を入れたがっているが、それは企業のためでも人材のためでもなく、外国人を紹介してガバガバ稼ぐにはそれしかないから。技能実習は組合を立ち上げて監理団体の許可をとって、しかも非営利でなどとハードルが高いからできないから特定技能をやろうとしているだけ。

技能実習も関係者は悪い魂胆な人が多くて嫌ですが、特定技能もひと山当てたいと思っている人が多くてタチが悪いので、どっちがいいかといえば、技能実習の方がまだマシですね。


2019年7月1日月曜日

週休2日に憧れルゥゥウウ

甘えたことを書くようですが、ベトナムで週休2日欲しいですね。たまにでもいいので。

祝日も数カ月に1度しかなく、しかも常に嫁の実家に行って体力を使わなければならないから心も体も休まる暇がない。

少年の頃、土曜日は半日学校で高校もずっと土曜日は勉強だったような気がする。しかし体力もあり、気持ちの切り替えも早い少年時代と今はくらべものにならない。

日本で仕事をしていたときは、金曜とか土曜に好きなもの食ったり飲んだり、用事を済ませたりして、日曜日は完全に月曜日のための準備みたいなものだった。ジムで体を整えたり、食事も軽いものにして早く寝る。

現在は、土曜日の午前中終わると帰ったときには疲れてパタン。日本からのお客さんが土曜日に来たりする場合もあるので、帰りが遅くなると酒も飲まずにパタン。

日曜日は比較的遅くまで寝て、ブランチを食って、さあ運動しよう、体を整えようと思ってもなかなか動けない。そうこうしているうちに夕食の時間になり、たまの外食にいってついビールなども飲んでしまい、月曜の朝は不調。

自分の自己管理の問題ですが、他のスタッフを見ていても、1.5日間の休みの間で殺人バスで何十、何百キロ離れた故郷へ帰ったりしているのでかなり大変だと思う。

月曜日がこんな状態では火曜日、水曜日とよくなっていくはずもなく、だんだん疲れる一方で、また週末に体力を削られてと悪いサイクル。

ベトナム人同僚は週休2日になっても週末体力を使って月曜日は絶不調でも、私は違う!といいたいが、週休2日になるとやはり嫁の実家に通わされて月曜日は病欠が恒例となりそうで恐ろしい。

でも1カ月に1度でもいいので、たまには2日ゆっくりしてみたい。

2019年6月27日木曜日

ベトナムで糖尿病。対策はコーヒー?

ハノイへ来てから、昼食後にのどが渇いて水をガブガブ飲んで、頻繁にトイレに行きたくなるようになった。

これはまさに糖尿病の前兆。もしくはもうなっているのか。

しかし不思議なことに、出張で日本に行って昼食にラーメン食べたり牛丼を食べたりしてもそうはならない。ベトナムのフォーやコメは当分が吸収しやすいのか。

それともベトナムは気圧が低く、10ヘクトパスカルくらい日本と違うので、血流が悪くなっている影響とか、水が違うとかそういう影響もあるのだろうか。

いろいろ考えられるが糖尿病リスクがあるのは事実。糖尿病を防ぐには食事と運動ということで、昼食にサラダを持参したりディリバリーで注文したりしているけど、昼食をサラダだけにしてものどの渇き&トイレとなってしまう。フォーを食ったときよりマシですが。

血糖値を上昇させないというものもいろいろ試しました。酢とか辛いやつとか。しかしあまり効果なし。

効果があったのはコーヒー。食後にインスタントコーヒーを2杯くらい飲むと、全然普通に過ごせる。

本当はインスタントではないものを飲みたいが、ハノイはコンビニのコーヒーは基本シロップ&練乳が入っていて余計糖尿病になる。ブラックにもデフォルトでシロップが入っているので、シロップ抜きを頼んでもコーヒー自体が苦くて、胃をやられてしまう。

コーヒーメーカーとか設置したいが、ベトナムのコーヒーの粉は独特のフィルター用に作られていて、コーヒーの紙フィルターからなかなか落ちてこないし、ベトナムコーヒーのフィルターは面倒。

日本に帰るとコンビニであんな美味しいコーヒーが100円で気軽に買えるのはなんて幸せかと思う。

こういうコーヒーを1日3〜4杯飲む男性は糖尿病リスクが17%低下とかいう記事は本当なんだろうなと思う。17%低下どころか99%低下じゃね?というくらい今はインスタントコーヒーに救われています。

https://dm-net.co.jp/calendar/2018/028501.php

2019年5月4日土曜日

ベトナムの連休は、普段1.5日しか休みのない週よりはるかに疲れる。いや、死にます。

ベトナムには連休とか祝日がほとんどない。

テト(旧暦の正月)のときに10日近く休みになるほかは、ほとんどの場合は日曜だけ休み。土曜日は半日出勤。

これは結構つらくて、日本にいるときは疲れたり体調が悪くなっても月に1回は3連休とかある。普通の週でも2連休ある。私の場合は月曜の前に仕事モードになっておきたいので、例えば土曜日にどこか出かけたり酒を飲んだりしても、日曜日は休んだり運動してコンディションを整えて、翌日の仕事に向けて気持ちを入れていく。

こちらだとそれがなかなかできない上、気圧も日本より10ヘクトパスカル近く低いので、血流も悪くなってすぐに疲れる。日本人の駐在員とかも来たときは元気でも帰るときには背中が曲がっているのも多いという。

たいていの場合は、土曜の午後休みでもあまり休んだ気にならず、日曜日は完全に休みモードで家の用事を済ませたりして、気分を仕事モードに切り替えられないまま月曜日を迎えてしまうことになる。

普通の週もきつくて、「ああ、3連休欲しいなあ」などと思っていますが、下手に連休があるともっとつらい。

それはFacebookとかでは嫁が見ているから言えませんが、嫁の実家に連れていかれるから。これは断れない場合もある。

はじめて行ったときも1~2泊してきて帰った翌日仕事だったのですが、気分が悪く出社できない。休んだ次の日から無理をして出社しても1週間ほとんど仕事にならなかったりする。2回目に行ったときも、体調が悪くなり帰ってきた翌日寝込んで、1週間ほどんと仕事にならず、その次もそうでした。

実家にいくたびに体調を崩して会社を休んでいる私をみて嫁が悲しい顔をするので、その後は無理やり元気に振る舞ったりするけど本当につらい。

体調が悪くなる原因はまず疲れる。外国だからとかだけでなく、結婚しているみなさん同じだと思いますが、嫁や旦那の実家にいって2~3日過ごすのってすごく疲れると思います。

私の場合はベトナム語が全然できないし、悪い印象を持ってほしくないので、何もわからなくてもニコニコしてずっと座っている。やることがなくてニコニコしてずっと座るのも本当につらい。昔、交通誘導のバイトがしたことがあって、立っているだけの現場の場合はなかなか時間が過ぎずに大変だったが、そのくらべものにならないくらい時間がたたなくてキツイ。

次に酒。最近は断れるようになってきたが、最初は「現地のモノを食って、現地の酒を飲んでこそ男だ」という気持ちから、あのキツイ酒を飲んでいた。一回の食事で何回も乾杯して、そのたびにショットグラスを空にしなければならない。日本でそんなことをしたのは体の元気な学生時代だけ。今はこれをすると本当に内蔵がやられて死ぬ。そういう酒は「手作り酒」と言われていて、昔は自宅で作っていたようですが、今は親戚が作っていたり、村のマーケットに売っているものを買うことがほとんどだそう。本当に手作りなら良いのだけど、最近は工業用のエタノールに水と砂糖を混ぜているところもあっても本当に人が死んでいる。

最近はビールにしてもらっているが、会話ができなく、手がとまっていると食え食えと言われるし、もともと大食いな方だから食えるので、食事の時間中ずっと何か食ったり飲んだりしている。それが3回くらい続けばこの年だとマジで死ぬ。昼食はサラダだけでいいですなんて言えない。

このように滞在するのもつらいが、行って帰ってくる移動もつらい。

実家が半径100㎞以内くらいにある人は、ハノイから毎週末実家に帰る人が多いが、連休になれば民族大移動になる。

バイクで行くのも危ないし疲れて地獄、乗り合わせの車に行くのも寿司詰めな上、いろいろな人を拾っていくので1~2時間のハノイツアーまでついてくる。バスで行こうと思えば長時間バス停で待っていてもバスに乗れない、乗れても寿司詰めで座るところがない。

さらに言えば、この連休だけで飲酒運転により96人がなくなり、96人が負傷した。連休は昼間から酒を飲んで車を運転してハノイとかに帰る人も多いので本当に危険。先に説明した偽酒で何人死んだかはわからないが、数十人は死んでいるはず。ここまでして実家に帰らなければならないのか…と思うのですが、ベトナム人は行かなければならない。そして私もベトナム人と結婚したから行かなければならない。

今週は日、月、火、水と地獄の4連休あったのでもちろん行ってきた。大学の課題もあるし、帰ってきた翌日は死んでいることが多いので仕事を休まなくてもいいように火曜日に帰ってきた。しかし今週はずっと死んだようなものだった。

月曜は本当は祝日ではなかったので、先週と今週の土曜日を丸一日働くことで休みになった。4連休があったおかげで仕事するよりもはるかに疲れて、オマケにそこから復活するための休みが1日しかない。3連休とか本当に欲しいけど、連休になればもっと休めない。

これが国際結婚というものだ。日本人の皆さんはベトナム人女性がFacebookとかでロリ写真とかアップして、実際にあってみるとロリ声でたどたどしい日本語を話したりして「かわいい!」と思ったりして結婚にまで発展する人も多いが、これが現実だ。(うちの嫁はロリではなく、日本語も話さない)。

今日は丸一日仕事だと覚悟していましたが、昨日半日休みとか言っていたので、やった、休める、と思っていて12時になり帰ろうとしたら午後も仕事のようだった。





2019年4月13日土曜日

クルド人少女のいじめの記事を読んで

私は多文化共生の夢を見ているが、叶うだろうか。

川口市の小学校、学校ぐるみで“クルド人少女のイジメ事件”隠し
 ハーバービジネスオンライン  2019/04/12

こういう記事を読んでしまった。つらい。

私はベトナム人の女性と結婚して、8月に子供が生まれる。子供は見た目も他の日本人の子供とは違うだろうし、妻と私の共通語は英語だけど、ベトナム語と日本語で教育するつもり。

当然、日本に住んで学校に行くことになれば、日本語は最初は他の生徒とは違うだろうし、行動も日本人の子供にとって理解できない馴染めないものになっていくとは思う。

多文化共生の夢を持っていて、そのために技能実習生などの人材を日本に送り出す会社に勤めている。真っ黒なこの業界で、一歩一歩、道を踏み外さずに正しくやってお互いの役に立つように努力している。

その私が自分の子供が日本で住んで学んで、将来仕事をしていくことにものすごい不安を感じていて、今の仕事でやっていることと、自分の子供の将来への気持ちにものすごい矛盾がある。

多文化共生という言葉は言うのは簡単だけど、どの国もまともに行っていないのは事実。数千年もうまくいっていない国や地域もあれば、この数十年間で移民が増えてうまくいっていないところもある。それを「失敗」だとみなす人もいる。

しかし数十年で「失敗」とみなしても良いのだろうかと思う。「世界がひとつになる」というような言葉は美談として語られがちだけど、現在我々が感じている痛みの多くは、グローバリゼーションだのテクノロジーなどによる世界がひとつになっていくものによることが大きいと思う。

しかしこの「世界がひとつになる」という動きは止めるべきものでもなく、止められるものでもない。人類がもし太陽系や銀河を飛び出していけるような科学力を持つことが星としての成熟や人類にとっての幸せにつながるかどうかはわからない。成長し続けること、前へ前へ進んでいくこと、陰から陽に向かうこと、これが宇宙またはこの世の常であると考えているので、こういう困難があろうとも、異なる人同士が知恵を出し合って宇宙へ宇宙へ、知的好奇心を満たしていくのは当然の流れだと思う。

2000年かかっても多文化共生などうまくいっていなかったりする。しかしニュージーランドのように先住民と後から来た人たちがラグビーを通してお互いが尊敬しあっているような話もある(一面だけ切り取った場合。まだまだ課題はあるでしょうが)。

マオリ・オールブラックスは民族紛争の世界史に咲く希望の花だ

他民族を奴隷として使っていたような時代から、一歩一歩、人の権利を守るためのいろいろな思想や法が生まれてきた。我々はまだまだその途上だということはわかっている。

しかしそれでも、このクルド人の生徒のいじめのようなことは、今後日本でもあちこちで行われると思うと心が痛む。外国人に対する偏見などは、まだ外国人に慣れていなく、自分が「差別している側」である当事者意識すらないため、なかなかなくならない。

20年前に私がアメリカに留学したときに「差別されたか」ということを聞かれることがあったが、ワシントン州では全くなかった。(差別されたかどうかわからなかっただけかもしれないが。)。むしろ「日本のほうが外国人に差別しているよ」ということがほとんどだった。

あれから20年。本格的に外国人に向き合う段階に入ってきた。


2019年4月10日水曜日

オンライン学習で動画ばっかり見せるやつ腹立つ

仕事で日本語を教えることもあるので、日本語教師の研修もしたいと思って、某企業の日本語講師養成講座をずっと前からやっています。

しかし日本のオンライン学習だのはなぜいつも動画を見てクイズに答えるだけとかばっかなんだろうか。

動画がつまらなすぎて全然学びにならない。University of the Peopleを見習いたまえ!と思う。

UoPeopleでは、貧困地域からの参加が想定されているので、高速インターネットがなくても良いように設計されています。

分厚いテキストやオンライン図書館などでの資料探して読み、レポートを書いてクラスメイトたちとディスカッションしながら学びを深め、テストもある。

日本語講師養成のやつも十数万円と日本語講師養成講座としては安いけど、全然学びにならないし(自分次第のところもあるが)、日本で通じる資格にもならんし。

追加料金20万か30万くらいはらえば、日本国内でも通じる資格のとれるコースにアップグレードできるけど、日本にスクーリングとかいかなければならないので海外在住の私には無理。

スクーリングって意味あるの?UoPeopleのオリエンテーションだけど勉強しているとそう思う。UoPeopleはタダだけど、真剣に勉強するための仕組みだとかモチベーション上げるための仕組みだとか、それをやらなかった場合に失うものとかいろいろあっていい。

2019年4月5日金曜日

University of the Peopleの授業を1個キャンセルして、TOEICの特訓することにした

いよいよ4月17日からUniversity of the Peopleのコースが始まるので武者震いをしております。

本来なら新入生は、最初のタームに、基本的なコースを2つとらなければなりません。
私の場合はコンピューターサイエンスなので、
・Programing Fundamental
・Online Education Strategy
の2つです。

Online Education Strategyはオリエンテーションの意味合いが強く、大学の仕組みだとか、通信制大学で挫折しないためのやり方などを学ぶのだと思うので、これに加えてもうひとつのクラスは可能かと思っていましたが、まずは英語力を高めたいと思うので、プログラミングの方をキャンセルしました。

プログラミングなどを学ぶのを目的としてこの大学に登録したので、ちょっと遠回りのようですが、やはり大量のリーディングをこなせるためのリーディングスキルや、その背景となる単語力を伸ばしたい。

ディスカッションへの参加やレポートなどは、私の今のような英語っぽくない英文になってしまうのは恥ずかしい。クラスメイトは英語圏だけでなく、世界中いろいろなところから参加ですが、Facebookや大学の専用SNSの発言とか見ているとみんなしっかりした英語を使っている。

若い頃にアメリカの大学へ通っていたころは、必死だったので、自分の英語が恥ずかしいなんて考えずに責めたけど、一応おっさんになったし、日本を代表しているみたいな気持ちもあるし、勉強や仕事に長い時間使っていなかったので、集中トレーニングしたいと思います。

TOEIC受験の時期は、次のタームが始まる6月20日前にしようと思い、普通だったらそろそろ申し込みしなければならなそうですが、受験できるところでまだ4月の予定しかない。

ベトナムはTOEICがまさかの毎週受けられると聞いていましたが、これを見るとハノイだけでも毎週どころか、3日に1度くらい受けられるようです。このスコアって公式スコアになるのかな?

早めに申し込んで気持ちを高めようと思っていましたが、ギリギリまで待たなければならなさそうです。


2019年4月4日木曜日

ベトナムでは毎週TOEICが受けられるようなので、900点を目指してみます。

急にTOEICの勉強を始めてしまった。

元々の理由は、University of the Peopleという大学に入りなおすので、英語でレポートとかディスカッションとかたくさんあるので、英語らしい英語が書けなくなっているので、ライティングや文法の特訓につなげるため。また、読まなければならないものが山のように出てくるため、より早く読むことができるようにトレーニングすること。

もうひとつは7月か8月に子供が生まれてきて、今は夫婦での会話は英語なので、自分自身もっときちっとした英語を話せるようになること。

大学の授業を英語で受けていれば勝手に英語力が上がってくる、夫婦で毎日英語を話しているのならスピーキング力は上がってくるとお考えの人もいるかもしれませんが、どうではありません。

スポーツ選手でも毎日基礎スキルや筋トレ、フィットネストレーニングをして試合に臨んでいるように、語学もこういう基礎スキルがきちっとできていると、実践での成長も早くなります。

ラグビーでは、並のプレイヤーだった大西一平さんが、高校生の頃にけがをしている間に鍛えながら治すという施設に行ったところ、筋トレめちゃくちゃやらされ、ケガが完治してグランドにもどったときは、当たればチームメイトが軽く吹っ飛び、走れば今まで感じなかった風圧を感じるほど早く力強く走れるようになったという話は、一流選手のみの話ではありません。

来週からUniversity of the Peopleの授業が始まってしまうので、基礎力アップの準備の時間はそうありませんが、基礎スキルの向上は並行して必ず必要なものだと思っています。

とりあえず最初の目標は900点。今まで何度か受けて、最高だったのは860点くらい。

860点や900点に2つの大きな壁があるようなので、その2つの壁を突破しなければなりません。

私はTOEICの勉強というものをしたことがなく、今問題集をやっていますが、特に文法などは「なるほど、そういうところを見るのか」というところが出てきて、練習次第でTOEICの点数も大学のレポートなどでの文法も向上しそうです。

また、若かりし頃はTOEICや英語というと、際限ないくらい広い海のように感じましたが、今は情報が多いので、この単語レベル。この文法レベル。この読解スキルレベルなど明確にわかるので、やるべきことが明確になっています。



2019年4月3日水曜日

このブログに書いていたことが奇跡が起きて実現した

去年の8月頃、勤務していたベトナム人の技能実習生や労働者の送り出し機関や、日本ベトナムともにこんなに悪い連中がいたのかということに紋々としていた時期がありました。

転職や、ネット送り出し機関などの希望が頭を駆け回り、シンゴジラとかを見て「好きにしろ」という言葉などが背中を押してくれたこともあって、他の送り出し機関へ転職しました。

ベトナムのこの業界にいる人のパターンでよくあるのが、最初に勤めていた送り出し機関などが悪すぎたけど、信頼できるベトナム人経営者と出会い一緒に独立して清く正しく仕事をやるよう努力できる(ベトナムなので完全に清く正しく仕事ができるわけではない。しかしそのための努力だけでも十分価値があると思います)、というのがありうらやましいと思っていました。

あの頃の私は、願わくば私のところにも信頼できるベトナム人経営者が降ってきて欲しいと叶わぬ願いを持っていました。

あの状態は、若かりし頃、非モテの自分にもいつか理想の女性との出会いがあることを期待しているような感じで、そんなことは起こることがないと思いながら、ブログにそのような願いを書いていました。

しかし、そんなことが起こりました。想像の中では、そういう真面目な経営者というのは、日本語が完璧で日本のこともよく理解し、自信に満ちていて、見た目もカッコいい、というものでした。

私のところに降ってきたのは、送り出し機関の経営者なのに日本語が怪しく、どんなことがあっても笑わず、イケメンとはかけ離れた男ですが、法律を守ろう、実習生たちの借金を少なくしよう、などという真面目さは本物です。

最初は前職の社長も真面目そうだけど黒いことしまくっていたこともあり結構疑ってかかっていたけど、半年一緒にいて、大変なことも一緒に乗り越えてきて、私のほうがイラついて気を荒げたこともあったけど冷静で信じてくれていて、信頼関係ができています。

今も結構大きな問題が起きていますが、一緒に乗り越える気満々です。

あとは、ネット送り出し機関にならなくてはなりません。送り出し機関として、自らの存在がなくなってもいいような取り組みが必要だと思っています。