2018年8月15日水曜日

送り出し機関を買ったらしい

ベトナムに戻ってきました。

日本出張から戻ったときはいつもそうなのですが、まずベトナムに来ると疲れや出張中の不規則な食事もあると思いますが体調が悪いこと、そして燃え尽き症候群なのかやる気がわかないことです。

日本にいるとたくさんの人とお話させていただく機会があり、自分のやる気もアイデアも沸いてきて「こうすっぞ!帰ったらなにすっぞ!」みたいなのはあるのですが、帰ったとたんにベトナムモードになり、パタッとそういうのがなくなってしまう。

日本にいる間に書いたノートやブログを眺めながら日本で考えたことを思い出せるようにしたいと思います。

アメリカ留学中もそうでしたが、日本にいるときの悩みはアメリカに行った瞬間に忘れ、アメリカでの悩みは日本に帰った瞬間に忘れるということがありましたので、ベトナムと日本を行き来していても同じだと思います。

日本に行くとやはり日本の求めていることに敏感になるが、ベトナムに帰った瞬間に回りもみんな同じようなものなので「こんなもんでいっか」的になってしまうのだろうか。そうならないようにしたい。

日本でネット送り出し機関をやるにはどうしたらいいか?送り出し機関を買うしかないのか?とか思っていたところ、昨日送り出し機関を買ったとかいう会社に会った。

そこはすでに1社送り出し機関をもっているところで、人数も多くないのになぜ買った?と思いますが、ライセンスとったけど使ってなかったので買ったとのことです。

雇われ社長の日本語が怪しいけど、一応大学の夜学で法律を勉強したとのことで、今はブローカーがいて実習生の負担が大きいことを、日本人の営業を雇ってなんとかしたいとのことでした。

もう一個買ったばかりのところはまだブローカーとかに汚されていないようなので、興味があります。しかも私立大学内にあるようなので、そことの連携とか期待できそうで、ネット送り出し機関の実現にもなるか!?と少し感じていますが、まだまだ冷静に考えたいと思います。








2018年8月9日木曜日

OMOとかいう街全体がディズニーランドになるホテル

今、浜松のドーミーイングローバルキャビンに宿泊中で、これもよく考え抜かれたホテルだなあと思うのですが、たまたまロビーのテレビで「泊まるだけじゃないホテル」とか言って、OMOというのを紹介されていた。

スッゲゾ、オイ、というのが正直な感想。ホテルもここまで来たかと思った。今いるグローバルキャビンもいままでのホテル業界の常識から大きく外れていると思うけど、そういうのが急速に増えて言って変化も大きいのでホテルの概念がだいぶ違うものになっていくと思う。

どこかと思って調べてみたら、星野リゾートさん。やっぱり。街全体をディズニーランドみたいにするホテルのように思いました。パクリだろうがなんだろうが、こういうのが日本全国の地方とかにあると面白いと思う。



https://omo-hotels.com/

ホテル業界は急速に変わりまくっている。では外国人労働者業界は?昨日、戦略特区の農業で第一号は入るというニュースがあったけど、組合とかじゃなくて派遣会社。新規のプレイヤーが入ることで変化は起きていく。自分自身も変化になれるようがんばろう。


2018年8月7日火曜日

やりたいこと3つ

今日はオーストラリアとかへワーキングホリデーとかタイとかへ英語学習留学をする会社を訪問してきました。日本人にとっては西洋文化の国々はある意味憧れでもあり、ベトナム人にとっての日本もそんな感じだったりします。

しかし実際に行ってみると想像と違い嫌なところもあり困難もあるため、悩むことや起きる問題は日本人が海外行った場合と、ベトナム人とかが日本に来た場合は同じということが興味深いです。

そこでお話しながら出てきたアイデアが

・旅の指差し会話みたいな本があるけど、それの「技能実習生の指差し会話」みたいなのを作る。最低限必要なこととか、感情表現が文化によって違っていたりするので、自分はこんな気持ちですよというのを伝えられるツールとして。スタンプみたいなものか。

・やさしい日本語のコツをまとめたテキストを作る。私の会社から送り出している技能実習生たちが働いている会社の社長は傲慢なところもないしシンプルな日本語を使える珍しい人がいます。しかし、他の社員はそうではないようで、お互い不満が生まれたり、どう伝えていいかわからなかったりするので、一番技能実習生とかかわる社員こそ、グローパニーズのワークショップなど必要かもしれませんん。

・スカイプ日本語会話
技能実習生対象だとお金の出どころがない。でも、相手の日本語の勉強につきあったりぎこちない会話などに付き合ったりすることはグローパニーズの習得の練習になるようなメリットを示すことでできるか?運営の費用なども出ないため、ワークショップなど開いたり協賛金など検討?また、出会い系みたいにならないように監視も必要。

今日はレベルの高い送り出し機関の話を聞きましたが、送り出し機関があれだけ質が良いとネット送り出し機関はいらないというか、すでにその送り出し機関はそういうことに取り組んでいるように感じました。

もし日本語教師に転職したりしたら、グローパニーズとかネット送り出し機関の活動とかできなくなるかなと思いましたが、質の良いところに行った場合はネット送り出し機関はする必要なし。

グローパニーズは個人的な時間にネットを通してやることもできると思いました。しかしワークショップもやりたい。まだまだ考えることは多いです。

2018年8月6日月曜日

「本当の自分を生きる―人生の新しい可能性をひらく8つのキーメッセージ」

榎本英剛さんの本を久しぶりに読んだ。

「本当の自分を生きる―人生の新しい可能性をひらく8つのキーメッセージ」

私がCTIジャパンの基礎コースや応用コースを受けたときは、榎本さんはすでにいませんでした。いなかったからこそ、伝説の人のようであり、憧れの人でもあったと思います。

私が炭焼きをすることにつながったのも、すべてCTIジャパンで学んだことがきっかけで炭を自分なりに理解することができたと考えています。

人生の節目節目でCTIや直接お会いしたことはないけど榎本さんに出会ったと思っています。

この本でも紹介されているシンクロニシティとか幸運な偶然みたいなのは、最近ほとんど考えなくもなり感じなくもなってきているように思います。若いころはコーチングの影響もあったのか、これはいったいどんな意味かと辻褄合わせにしろ考えていたように思います。

私が今、ベトナムの送り出し機関で働いているのは、炭焼きやNPOで食っていけなくなったからでもあり、そのころにやっていた国際ワークキャンプで外国人ボランティアを地域に入れることを通して多様性により地域が少し元気になったような経験からです。

そして食っていけなくなっていたこともあり、まずは収入を大切にしたいという気持ちと、自分で何かはじめて育てていく素質が自分にはないと過去の経験から感じていたこともあり、会社員としてやるべきことをやるだけだと思っていました。

技能実習生の世界には本当に多くの根深い問題があり、私はそれらを今の立場からできることをやって少しでもよくしていきたいと考えてきました。

でもここに来て、グローパニーズとかネット送り出し機関の概念を思いついてみて、少し違うように感じてきました。

「これまでやってきたことは、すべてこれからやることの準備である」

「天がレモンを与えたのなら、レモネードを作りなさい」

この本の中で書かれていたこれらの言葉が心に残りました。


今までの経験を全部捨てて、今のことをやっているわけではない。もともと私を作ってきてくれた経験がラグビーから英語やアメリカでの大学生活、そこで学んだジャーナリズム、自然災害に環境活動に自然、炭焼き。そしてコーアクティブコーチング。

これらのことやこれ以外の経験を自分が授かったのは、これから他のリソースと合わせて何かを作り出すため、これからやることの準備なのか、と感じました。

シンゴジラの「そろそろ好きにしたら?」「君も好きにしろ」といったメッセージと合わせて、シンクロの一種なのかもしれません。

やはり今の技能実習の仕事では今までの人生で見てきた中で最も悪い世界だと断言できます。送り出し機関のスタッフとして正常化させていきたいと努力してきましたが、やはり長年食うや食わずの生活をしながら「世の中を良くしたい」という自分勝手な思いですが、そういう思いをもってやってきた気持ちは捨てきれません。

置かれた場所で咲きなさいと自分に言い聞かせていましたが、今の環境で変えにくいのだったら、いっそ環境を変えてみる勇気が必要だと思いました。どういう選択を自分がするのか、決して環境のせいだけにはしたくないので、まだわかりませんが、そろそろ立ち上がる頃かとは思っています。バカかと思われるくらいやりたいと思います。



2018年8月5日日曜日

ネット送り出し機関難しいなあ

ネット送り出し機関。考えれば考えるほど難しい。どこからとっかかればいいのやら。

そもそも送り出し機関でも監理団体でもなくライセンスももっていないため、ブローカーの一種となってしまうので、どこまで合法かわからん。日本側だったら企業側のコンサル的な立場で、制度からずれたところでお金をもらっているとすることで良いかもしれませんが、ベトナム側から直接募集することは難しいかも。登録だけしてもらうのであれば良いのか?

<テーマ>精度と効率
精度
・マッチングの制度(実習生と企業、+送り出し機関とか組合とのマッチングも)
・面接の精度

効率
・1枚1枚エクセルで作っているのとかを、入力だけしたら自動でPDFとかになるやつを作る。
・接待とか送迎は特になし。送迎もタクシーとか使えば、送り出し機関の無駄な高級車の維持費やレンタル代など防げる。
・教育はいくら日本人の先生がいても親分がベトナム人だと難しいのでは?
・営業もいらね。日本に行くだけ金の無駄。営業しない送り出し機関でいいのでは?全部ネット。

送り出し機関の手数料は3600ドルが法定通りで、ほとんどの送り出し機関は5000ドルとか1万ドルとかもらっている。うちは3600ドルにしてもらったが、それでも高いと思う。

書類と教育費含めて1000ドル~1500ドルくらいでいいのでは?

無駄だと思う出費は
・営業スタッフが3か月に1回日本に行く。
・駐在員。実際駐在員ではない。本来は駐在なんかいらね。監理団体がしっかりやるべき。送り出しと組合が一体化すれば良いか?
・車もいらね。お客さんが来るときのために高級外車維持したりだとか、お客が来たときのために車レンタルしたりとか。タクシーやGrabで十分。
・接待。面接に来たときの接待だけじゃなく、ブローカーが営業に来たときも「お客様、お客様」だの言って飯食わしたり酒飲ませたり、女買ってやったりバカじゃねぇかと思う。
・教育も見得を張るためにかなり固定費のかかる学校を借りていたり事務所も見得張っていたり。

一番の課題は送り出し機関に言うことを聞かせるにはどうしたら良いのだろうか?

・買う
・お客をたくさん連れてくる立場からものを言う
・出資する

買うならどうすれば良いのか?
・クラウドファンディング
・大きな企業と手を組むというか提案して入れてもらう

<課題>
・ベトナム、日本側ともにライセンスを持っていない
・直接マッチングと言っても、登録してくれるんだろうか?
・企業の登録が多ければ、ベトナム人の登録も増えるだろうか?

でも三条市の小柳建設さんがマイクロソフトのARグラスを建設で使っているプレゼンを聞いたときにはめっちゃ興奮したし、その後メール送ったら一緒に不可能を可能にして良い未来を作っていきましょう的なメッセージをいただいたので、この業界でアナログデジタルにかかわらずテクノロジーを使ってなんか不可能を可能にしていきたいと思っているので、ちょうど良い取り組みのように思います。



2018年8月3日金曜日

グローパニーズへの最初の一歩どうすっか。

グローパニーズをどう広めようか。グローパニーズはやさしい日本語を話すこと、コーチングのように言葉にならない声を聴くこと、行動から成り立っていると考えています。

やさしい日本語はもう電通さんとヒューマンアカデミーさんで「やさしい日本語ツーリズム」というような素晴らしい活動を行っているので、そこから学ばせてもらおうとかんがえました。

こういう講座ありました。

ヒューマンアカデミーさんの
やさしい日本語指導者養成講座
http://haa.athuman.com/academy/japanese/course/detail/11621330.asp

でも通うのが無理なのと、カリキュラムも今の自分にはいいかどうかわからん感じなのでやめときました。

代わりにストップしている日本語教師の420時間コースを続けることにしました。

あと、同じヒューマンアカデミーっぽいけど、こっちは良いかも。

英語ではなく、日本語を使って外国人とコミュニケーションを取る
日本人のための
「やさしい日本語」活用講座
一括払い 35,000円(税込)
https://www.tanomana.com/product/jobchange/easy-japanese.html

とりあえず私は日本語教師だね。送り出し機関の教育も改善していきたいのもあるので。

送り出し機関の不満

不満しかないけど、不満あるところにイノベーションありなのであえて書いてみる。

今後日本でも外国人採用増えていくので、この送り出しにちゃんとやってもらわんと困る。また、日本の企業とかでも送り出し機関を買ったり出資したりするところとかもあるので、そういうところが業界の常識にとらわれないことをやったらベトナムの送り出し機関なんか吹っ飛ぶんじゃない?

以下順位は不満の大きさ順というわけではない。

不満1:求人が来てからじゃないと何も動かない

なかなか会社のベトナム人に理解してもらえないこととして、求人をもらう前の募集がある。

通常、日本の人材紹介会社とかだと釣り求人とかもあると思うけど、そういうのを通して登録してきた人のリストを配信したり企業にもっていったりして、仕事をもらう。

それをうちもやらんば、やったほうが良い。営業ツールになる。と言うと、

「求人さえあれば、人はすぐにいくらでも集められる」

となる。

企業としても、面接行くまでほぼ何者かわからない状態だったり想像もつかないと求人出してあとに引けなくなってしまうのは困るはずなんですよね。

最初に日本で働きたい人とかを募集しておいて、面接までの間にじっくりとふるいにかけたりできるし、面接までの間に準備とかもできると思うのに。


不満2: 貧困の解消とか、社会的に役に立つことのできる立場にいるというのに、考えることは金のことばっか。取れるところからとれるだけふんだくってやれという考え。

不満3:すべてにおいてパクリ。特徴がない。「オモロー!」「こりゃスゲェ!」と思ってもらえるようなことをやりたい。

不満4:法律なんてくそくらえ。みんなやってっからいい。

不満5: 帰国後のフォローしない。

不満6:気の長い話ができない。1か月先の話ならまだできるが、半年後、1年後のプロジェクトは全く興味なし。

不満7:日本人はこういうのが好きだろうと接待したり、送迎したりするが、かなりずれていて、余計な金使っている。


そんなこんなで手数料3600ドルとっていても足りねぇわけだ。

そもそも、求人もらってから募集して半年しか日本語勉強してないのに送り出す魂胆に腹が立つ。最低1年くらい勉強させれってんだ。合宿形式で1年とかだとバイトもできなくて大変なので、パートタイムで半年、合宿とかで半年とかでもいいと思うよ。

同業の日本人にも不満はある(自分自身も含めてだなこりゃ)。制度の批判や、悪い会社の批判などはあれど、それをよくするための行動はしていない。変わった動きをしはじめると、特に良心的なことを言う人からの批判とか、無理だろうとかいう声がたくさん出てくると思うな。

バウさんから学んだことを今こそ生かさないと、なんのために生きているのかわからん。バカだと思われるくらいやってやる。

ネット送り出し機関。

シンゴジラを見て、「俺も好きにするわ」と思ったので、ネット送り出し機関の概念をノートに書き出しながら考えていました。

最初は今の会社を説得して取り組んでいくか、理解のある送り出し機関や監理団体と組んでやっていこうと考えていましたが、最初はそういう既存のところを使うのはダメのような気がしました。

中間業者を排除(制度上必要なので実際は排除ではありませんが)するための取り組みなのに、自分がいち中間業者ではいかんと。

目的としては

1.マッチングの制度の向上。ネットやSNSを使った直接マッチング。現状は企業も実習生も選択肢が少ない。企業は知人に組合がいたとか組合から営業受けたというところからスタートすることが多い。でもその組合の契約している送り出し機関は3社とかから選ばんとならん。実習生も面接時には自分がどういう地域にいってどんな会社に行くのかわからない。それを直接マッチングして、あとでニーズに合わせた送り出し機関とか組合を紹介するとか、信頼できる送り出しや組合とか紹介するのがアリかと。

2.シンプル化。書類もエクセルのシートに1こずつとか入力しているのを見ているので、ソフトを作って手間をかけずにすぐできるようにして、面接の精度も向上できるようにして、接待もなしかシンプルまたは別のものにする。教育もネットを使った支援を。

というもの。

ただし、送り出し機関の立場でも組合の立場でもないため、まかり間違えばブローカーみたいになってしまう。シンプル化して実習生たちの手数料を下げるのが目的なので、送り出し機関から金取るようじゃダメ。

送り出し機関には、この実習生候補者うちが見つけてきたんだから、通常はブローカー費払うでしょ?でもそれいらんから手数料少なくせい。と言える。教育もネット教育を一部提供することで、教育費もそんがいらんだろ、と言える。

こういうのは本当は送り出し機関を1個買って自分で経営すれば一番早いのかもしれないけど、金ないしパートナーとそりが合わないと進まないのでプラットフォームになるのが一番良いのでは。

精度の高いマッチングとか教育とかを商品に企業へコンサルとして金をもらうというのもありか。

これはネット送り出し機関というのか、ネット送り出し機関&ネット組合というのか。


私は好きにした。お前たちも好きにしろ。

昨日、新潟県の商工会様で技能実習制度についてお話をしてきました。

プロジェクターのケーブルが短いので、プロジェクターの機械の正面から少し斜めのところに座って話をしていたので、1時間以上もの間、目に光がもろ入って今もなんか目が変。

話の内容としては、受け入れ企業様に「日本は金持ちだから来たい人がたくさんいる」とか思われないように、世界の中の日本の現状や、他国との労働者の奪い合い競争の激化など厳しいお話をしました。

それでやっぱダメか…と思われるように思われてしまったか心配です。私の話し方も反省点がたくさんあるし、「それでも、挑戦しましょう!今ならまだ大丈夫!」的なメッセージやその理由などをうまく伝えられていなかったような気がします。

帰ってきて緊張も解けたので、スーパーで買った惣菜とともにビールを飲みながら、アマゾンのプライムビデオで大好きなシンゴジラがあったので、それを見ました。

牧五郎博士が残したメッセージ
「私は好きにした。お前たちも好きにしろ」

というのがあり、映画の中でよくこの言葉が使われています。

アメリカの言うこと聞いて核攻撃を受け入れるか、主人公の矢口がやっている計画を信じるか悩む総理代理に官房長官代理が、「総理、そろそろ好きになさってはいかがでしょうか?」というシーン。

その他にもいろいろと、「好きにしろ」「好きにする」というメッセージが主人公たちが発していました。

映画館で見たときは全然気にも止めなかったのですが、今はなんだか心にしみる言葉になっていました。

ベトナムの技能実習生送り出し機関で働いていて、いち日本人社員として技能実習生の人生がよくなるよう、会社にとってもよくなるよう、日本やベトナムにとっても良くなるように一応努力しているつもりです。

しかし最近はその実現の遅さやベトナム人上司や社長を説得できなかったりバカな行動とかを辞めさせられないこととかもあり、自分の能力のなさに落ち込む毎日です。

ベトナムにいるとどういうわけか体調が悪いのはそういうストレスもあったのかもしれません。

それでも自分の立場は営業なので、良いお客さんを見つけることによって、技能実習生の人生をよくしていくことからコツコツと努力していきたいと考えていますが、それをやりつつ、上司や社長の行動を日本スタンダードに合わせるよう説得していくのは本当に骨の折れる作業です。

うちの会社だけでなく、この業界自体、日本を含めてイノベーションという言葉が全然見つかりません。NPOをやっていた頃は、周りは良い悪いとか実現するかはともかく、世の中をよくしていきったいとかいう思いや、テクノロジーや、思考方法などを学んで取り入れて、変化を起こしていきたいという人に多く出会いました。

しかしこの業界はほぼ見当たりません。

知人言っていましたが、21世紀になったばかりの頃、戦争の話とかも少なくなって、これから未来は平和になっていくんだと思い始めたときに、アメリカで911が起こって、思い描いていた平和な未来がなくなってしまうように感じたといっていました。

私もこの業界に入る前は、いろいろな問題はあるけど、それをよくしていきたいと行動する人たちに囲まれていたこともあって、世の中はそういう風に少しずつ前に進んでいるものだと思っていましたが、この業界に入って急に1980年代からタイムトラベルしてきたような日本人に会うし、発展が目覚ましいベトナムでもこの業界ではお金だけが発展していて、そのほかの文明的なものは何一つ進んでいないように思い、私も世の中の進歩から取り残されている気分です。

変化を起こそうとしている人とかはいるんだろうけど、まだ会えていない。多分そういう人と出会うためには、自分がそういう行動をする人であらねばならないと思います。

派手な行動をしている人がいないだけで、ひとりひとりがそれぞれの立場でコツコツ不条理と戦いながら行動しているのだと思います。私もそのように取り組もうと思ってやってきました。

しかしグローパニーズとかネット送り出し機関の概念を考えるようになって、実現させたいと思うようになり、会社の枠では実現は不可能かかなり進歩は遅く、その間に業界全体が悪くなっていくように思います。

そんなことを感じていましたので、シンゴジラの「お前も好きにしろ」というメッセージはけっこう心にしみました。

送り出し機関の職員としての仕事はもちろん続けていきますが、それを超えてでもやらければならないことを好きにしたいと思います。

そしてこのイノベーションという言葉が全く見当たらないこの業界に、イノベーションを起こそうと思います。業界の人から見たらバカだと思われたり批判されることもあるかと思いますが、常識を超えたところにイノベーションはあると思っています。




2018年8月1日水曜日

今後やる2つのプロジェクト

日本にいるとなぜか頭が活性化していろいろアイデアが出てくる。実現可能かわからんけど、とにかくやってみたい。

ひとつは、グローパニーズというコンセプトを作った。別に目新しいことではない。いくつか既存のものを組み合わせただけだし、同じようなコンセプトのもあるかもしれない。でもおれは日本に外国人労働者が入ってくる機会に、より活用できるように、問題を防げるように、お互いが良い未来に行けるようにという目的で取り組んでいきたい。

国際グローパニーズ協会
http://glopanese.asia/

もうひとつは、ネット送り出し機関。外国人労働者にかかわる仕事のやり方や考え方があまりにも昭和なので、時計の針を進めたい。AIとかロボットとか言われている2018年とまではいわない。せめて平成10年~15年くらいの間にはしたい。1998年~2002年の日韓ワールドカップあたりか。スマホはないけどWindowsも携帯も普及しきってそれらをつかった便利サービスもすでに多く、中間業者いらん的なことや、いや中間業者守ろうなんて議論もあったっけ。

ネット送り出し機関、ネット監理団体を作る。制度的にそれらをネットですっ飛ばせないけどアホなことばっかやってるから金や労力ばっかかかって不幸な実習生とか生み出して日本の評価落としたり失踪とかで日本も危険だなんてことになっているので、効率化したい。

技能実習生の応募と企業の求人をまずマッチングしたい。送り出し機関も組合も必要なので、その後そっちをマッチングする。できれば、新しいもの好きで今のやり方に不満を感じている送り出し機関と組んで、手数料とか10万円とかそれ以下にしたい。その代わり企業さんには価値のあるサポートをしっかりして受け取るものは受け取りたい。

教育はもちろんネット。途中までだけど。やはり合宿形式か通学形式での学びは必要。

応募するときの学力テストなどのネット。MOOCとかもちゃんとやってんだからできるっしょ。

営業もしないし、接待とかもいらないっしょ。旅行したいんだったらツアーガイドやとって任せて、せっかく日本人来てるんだから教育手伝ってってくださいよとか、実習生がかえってきたときの仕事になるようにビジネスの話しましょうよとか。

あと、日本人のグローパニーズのトレーニングも兼てネットで教師するのとかもいいね。金は払えないと思うけど、日本語教師をやることが結構良いトレーニングになる。日本語教師というかグローパニーズ教師になるためのトレーニングもしなきゃだけど。

これは今の会社で無理だったら賛同できるパートナー探してでもやってやるわ。