2018年9月27日木曜日

日本の賃金アップと多様性による活力アップの両方を達成するためは外国人を不法にこき使っているゾンビ企業を明るみに出してつぶすに限る

今後の外国人労働者とかどうなっていくのか考えてみました。仮説というほどでもない想像です。

1.経済格差がなくなっていくので、貧しい国の人たちを連れてくるのは終わる。

格差は国と国ではなく、階級みたいになる。日本人でも途上国より貧しいのもいれば、途上国にも豊かな人が多い。世界がひとつになるということは美談ではなく多くの痛みが伴うもの。いままで●●人だからというだけの理由で豊かな生活ができていたり、大変な目にあっていたりするのはなくならないと思うけど、機会は結構平等になってくると思う。

2.潰れる会社はつぶれる
新しい外国人労働者の制度に大反対なアトキンソンさん。理由は、日本は賃金が安すぎる。安くなっている理由は本来はつぶれているはずのゾンビ企業がたくさんあるから。外国人労働者を拡大するということは、そのゾンビ企業たちがまた生き延びる原因にもなる。こういうゾンビ企業はつぶれなければならないというもの。

ベトナム人の送り出しの仕事をしているとゾンビ企業みたいなのに出くわすことが多い。こういうのは外国人採用をきっかけに悪さが明るみにでてつぶれてほしい。いやつぶしたい。そうすることで、外国人を通した日本の多様化による活性化と賃金アップの両方が達成できると良いと思いう。

そうなれば、1に書いたような、経済格差はまだまだベトナムと日本だと開きが出てくるので、日本に来たくなる外国人も多くなるかもね。

2018年9月23日日曜日

ヤクルトを飲み始めてから起きた変化

少年時代からラグビーをやっていた頃の暴飲暴食がたたって、20歳過ぎで胃の調子がおかしくなった。胃の調子が悪いと体全体が思いし、頭もボーっとしたりするので、それを改善するためにいろいろなことを試してきた。

・市販されている酵素
・生のものばかり食べるローフード
・今は当たり前になってきた生野菜から食べるとか、生野菜を食事全体の50%くらい食うとか、名前忘れた食事方法
・手作り玄米豆乳ヨーグルト
・手作り酵素
・なっとうにキムチとたまねぎとヨーグルトを入れて食べるやつ
・手作りみそ
・野菜とかフルーツのスムージー

などなど思い出せるだけでもこれだけある。

続いているのも続いていないものもある。手作り豆乳ヨーグルトとか手作り酵素とかやめた。衛生的にどうかという話とか、手作り酵素は砂糖を使いまくるので糖尿病リスクもありそう。

健康に悪いものも結構続いている。ビールやはやりやめられない。飲む量や頻度は減らしているが、まだまだ飲んでいる。ファーストフードとかもたまに食う。お菓子とか甘いものはほとんど食わなくなった。変な時間に食うと胃の不調の原因になることを学んだ。また、ベトナムにいるので、コンビニでちょっとシュークリームやポテトチップスを…なんてこともできない。

まあ、こういろいろ取り組んできたけど、特にベトナムに来てから「体調が良い」日というのはほとんどなかった。日本に出張に行っている間は結構元気になったりするのだけど、ベトナムに帰ってくるとなんか調子が悪い。

日本でラーメン食ったり牛丼食ったりと栄養状態が悪いのが帰国後に出てくるのもあるだろうけど、こちらは気圧が日本より10ヘクトパスカル程度低いので、日本でも雨の日とか台風が近づいていると頭が痛いだのだるいとかいう人が出て来るアレが毎日だと思えば良い。

加えて水も硬質で胃に負担がかかっているのかわからないけど、そういう細かいものひとつひとつの積み重ねで体調が悪かったのだと思う。

しかしヤクルトを飲み始めてからなんか調子が良い。ヤクルトは今まで避けてきた。自称自然派だったので、発酵食品は手作りみそとか、手作り酵素とか、手作りヨーグルトとか手作りでなければならない。パックされた食べ物に良い菌が入っているわけがない、などと考えているところもあった。

また、ヤクルトは甘いので、糖尿病リスクのあるおっさんにとって危険を感じていた。日本には糖質を控えたヤクルトがあるようだが、こちらは普通のヤクルトだけ。

前回の日本への出張から帰ってきてから絶不調で、絶不調の中で前の会社でのいろいろな問題を切り抜けてなんとか退職して新しい仕事を初めた。ヤクルトを飲み始めたのはちょうど新しい仕事をはじめたあたり。

それから起きた変化について書いてみよう。

1.うんこが出る。日本に行くと朝はかならずうんこをぶっぱなして快便だが、ベトナムでは出ない日が多かった。それで腹の中にガスが溜まって不調になることが多かったが、ヤクルトを飲み始めてからうんこがちゃんと毎日出る。

2.なんかやる気が出て運動しちゃうときがある。ヤクルト前は、不調の体をなんとかするために、「運動しなくては…」と無理やりストレッチしたり、ヨガをやったり、なんとかマシンを買って有酸素運動していたのが、ヤクルトを飲み始めてから、無理やり思わなくても、なんかやる気が出て勝手に運動しちゃうときが多い。これがまた好循環につながっていると思う。

3.大きな声が出せるようになった。ヤクルト前は前職でたまに日本語教育センターに行くと体調が悪くて、大きな声が出せないことが多くてコミュニケーションがつらいときもあったが、今は毎日授業にも出ていて、元気な声が勝手に出ていてびっくりする。

4.仕事に集中でき、効率が上がった。前職では一日中体が重くて仕事に集中できないときがあったが、今は15時から授業の準備をするまでに仕事を終わらすためにめちゃくちゃ集中してバリバリ。

こんなところで、全てがヤクルトのお陰だというわけではないと思いますが、運動するとか、授業中声を出すとかそういうのと連動して好循環ができているきっかけとしてヤクルトがあったと思います。野菜を切ったりするようなこともなく、ただ冷蔵庫を空けてフタをとって飲むだけという簡単さで毎日続けられる。

猪木が言っていた「元気があればなんでもできる」というのがわかりますね。いままで元気がなかったのであまりできないこともありましたが、今は元気なのでなんでもできそうな気分です。

2018年9月22日土曜日

一日の計は始業前にあり

昨日の朝は仕事の入りが悪くて一日中仕事のテンポが合わない日だった。

だいたい30分以上前にはサークルKで買ったコーヒーを持って会社に来て、Facebookに思いついたことを投稿したりとか、今日の仕事の準備などをちょろちょろとやっていて、8時の始業時間になったらだいたい何をすれば良いのかわかってすぐとりかかれる状態にしている。

昨日はいつもとは違うサークルKでコーヒーを買ったついでに、My Tronという汁なしインスタントラーメン9000ドン(45円くらい)を買ってサークルKの2階で食ったため、事務所に来た時間が少し遅れたのもある。

事務所に来てからも、WiFiにつながらないWindowsの状態を治そうといろいろいじっているうちに8時を過ぎてしまった。ついに諦めていつものChromebookを使って仕事をはじめたときには、「アレ、私はどうすればいいの?」状態になってしまい、一日テンポを取り戻せなかった。

それにしてもPixelbook欲しい。

2018年9月16日日曜日

Chromebookをメイン機にできなかった唯一の理由の印刷物の作成が解決してメイン機として使えるようになった。

Chromebookを買ったのが2014年の8月頃だったので、もう4年も使っている。AcerのC720というやつで、日本で発売される前にアメリカのアマゾンから買った。

そのときはあまり仕事で印刷する書類を作るようなのがなかったので、Chromebookだけで事足りていたが、NPOをやり始めてから、行政用の書類を作ったり、チラシを作ったりとやっぱりWindowsでないと紙用の仕事は難しかった。

最近はWindowsが職場のWifiにつながらないので、Chromebookを使っていて、2万件のスプレッドシートのデータを処理したりするのに不安なときもあるが、基本もうウィンドウズいらねくらいにGoogleDocsとかに慣れてきた。

あとは画像処理とか、パンフレットとかの印刷物を作るときはどうすっかと4年前と変わらぬ悩みを抱えていたところ、イラストレーターの代替アプリがあると!

デザイナー必見!Gravit DesignerさえあればIllustratorはもう要らない
https://ferret-plus.com/8672

開発した会社やこのソフトについて記事の中の引用です。

Gravit社は、デザイン界に革命を起こそうとしている小さなスタートアップです。
今回ご紹介する「Gravit Designer」のほか、驚くほど簡単にデザインセンスのあるカードやヒーロー ヘッダー、アイキャッチ画像を作成することができるCanva風のソフト「Gravit Klex」、作成した画像をクラウド上で共有することができる「Gravit Cloud」をプロダクトとしてリリースしています。
その中でも同社の代表的な製品が、ベクターデータによるグラフィック作成ソフトウェアである「Gravit Designer」です。
画面のデザインを作成したり、ハイクオリティなアイコンを作成したり、ハイセンスなプレゼンテーションを作成したり、イラストレーションを作ったり、プロトタイプを作ってみたりと、使用できる用途は多岐に渡ります。

ブラウザからも使えるということだったので、Chromebookでも使える!と思い、公式ウエブサイトに行ってみると、なんと、ダウンロードできるOSで、マックやWindowsだけでなく、Linux、そしてChromeOSもある!感動!感謝!



まだ使っていないので、使い勝手とかよくわかりませんが、つかいこなせればChromebook唯一の欠点だった印刷物が作りにくいという課題がなくなります!

ダウンロードしたのでオフラインでも使え、下の画像のようなシェルフからすぐに呼び出せます。




最初、日本語のフォントが使えなかったので不安だったけど、フォントをインストールしたらこんな感じに使える。まだまだいろいろと試していきたい。




こうなったら完全にWindows卒業したいですね。Chromebookも4年たってパワーもないので、やはりPixelbookが欲しい。しかしもう結婚したし、1年に1回ノートパソコン買っているし、転職したばかりで不安もあるので、もうちょっと仕事がんばって妻にもちゃんと説明できるようにしてから買おう。

Pixelbook3が発表されるとかで楽しみ。


2018年9月15日土曜日

日本人は外国人には入国前に高度な日本語力を求める割に、外国行かないと外国語が身につかないと考えている不思議

日本人は、外国行かないと英語とかの外国語が身につかないと考える人が多いのに、外国から来る人には最初から高度な日本語力とかを身に着けているのを期待している。なんなんでしょうね。日本ヤバイ感のひとつです。外国語ができないことを、海外で生活とか学んだ経験がないから当たり前と考えている。

日本から海外へホテルのインターンとかに行く場合のTOEICスコアが最低400点。ほぼ英語がわからないレベル。その他ワーキングホリデーに行く人たちの多くはほぼ英語がわからない状態で行って、向こうで英語を身に着けようとして実際そうしている人たちも多い。

日本へのホテルインターンで求められる日本語力がN2。実際N2の人たちの日本語力はわけわからんこととかも多いけど、英語でTOEIC900点レベルよりも高度な話はできると思うし、そのレベルまでの努力はTOEIC900点が簡単に思えるくらいの努力が必要。

ホテルだったらN2とか求めてないで、英語使って指示とか出せそうなもんだし、接客は外国人客メインでするとかでいいと思うし、今ファミレスとかコンビニでもあんま日本語が上手じゃない人とかでも小さなホテルとは比較にならないくらい複雑な仕事をしているんだから、N2とかいらんと思う。仕事内容もロボットとかでも代替できるくらいのパターン化された仕事だしね。




2018年9月10日月曜日

ベトナムでバイク買うのは結構めんどくさい。ベトナムは何やるのもめんどくさい。

今日妻は故郷のハイズオンへ行ったので、家にひとり。久しぶりに好きなもん食ったり、好きなことをしている。風呂だってはいらないよ!(朝入る)。

今日は近所にあるけどあまり行ったことのない韓国食品店みたいなKマートに行った。冷凍食品で餃子が売っていたので、結構高かったけど買った。デカイのが20個くらいで1200円くらいだから結構高いな。日本だったら、いつもは100円餃子だし、ちょっと奮発してもジャンボ餃子10個で300円くらいだから高いな。

冷静な気持ちだったら絶対買わない金額だけど、つい自由な気分がそうさせてしまったか。韓国濁り酒のマッコリだかも飲んだ。インスタントラーメンも買ったけど腹いっぱいで食べれなかった。

餃子もそうだけど、韓国の店とか、一般のスーパーで、うどんのソフト麺っぽいけど韓国のものだったり、今日はたくあんが結構売られていた。そもそもベトナム人がたくあん食うか?売れるのか?という疑問もあるけど、韓国にもたくあんみたいなのがあるのだろうか?ベトナムでは韓国や台湾のメーカーが日本っぽい商品を作って売っているのもあるので、日本っぽいものを日本の会社がまごまごしているうちにやっちゃってるんだろうか?

妻がハイズオンへ行ったのは、私のバイクを買いに。私は外国人なので、バイクを登録するのが難しいし、代わりに嫁の名義で買おうと思っても書類がハイズオンにあるとかでハイズオンで買って手続きしなければならないらしい。

今はバイクの登録証が義務付けられているらしいし、まあ金でなんとかなるんだろうけど、他人名義のバイクに乗って警察に捕まって取り上げられてもいやだし、中古だとどの程度信用していいのかわからないので、カブの新品7〜8万円くらいだけど、買ってもらいます。

明日妻がバイク屋に買いに行って、来週今度はとりに行って乗って帰ってこんばならん。60キロくらいだけど、原チャリで燕から新潟市の中心部まで行くのより距離あるし、二人乗りなので、疲れること間違い無し!

2018年9月8日土曜日

技能実習生の教育について

確かにベトナムには日本で言う意味の規律というものはあまりない。今日もコンビニでレジ待ちしているときに割り込まれたし、バイクに乗っていても空いているスペースに突撃していくだけで、自分さえ早くいければあとは渋滞になろうがしったこっちゃない。結果自分も結局早く行けないのだけど。

今日割り込んできたやつは、他の送り出し機関で研修している実習生。お前日本にいくんだろ。こんなんじゃダメだろ、コノヤローと思ったけど、日本語通じなさそうだったので、レジの人に「オレが先」とアピールしたけど、「待ちなさい」と逆に悪者扱い。こんなことで腹を建てていたらベトナムでは生きてはいけない。

こんな状況だから、日本に行く前に規律を身につけさせるために軍隊的な訓練が必要だという考えもある。ほとんどの送り出し機関の研修センターはそううたっているが、実際には形だけ。本当にやっているところは評価をされているところもある。

6ヶ月という短い期間の間で、日本で生活して働くこと準備をさせるためには一番の近道ではあると思う。ただ日本ですら、画一的な教育方法だとか、自分の頭で考えられないような人を大量生産してきたような教育には数十年前から批判もあり反省もあり、今はスポーツでの暴力やパワハラ、高校野球などの選手の酷使などの問題を通して変化の途上であると思う。

それを外国人を相手にまた同じことをやっていても良いものだろうか。今後はベトナムでも他の国々でも経済発展や他の国での外国人労働者の需要も高まり、少なくなってきて争奪は避けられないと思う。その中で、他の国に比べて語学のハードルも高く設定してある上に、日本でしか通じないような、日本ですら時代遅れとされているような言われ通りに動くことだけを目的とした教育を行うことはどうなんだろうかと思う。

6ヶ月という期間なので、理想でしかないけど、もうちょっと応用の効くような自分で考える力をつけるとか、回り道のようで実は近道だったりするようなことがあるかもしれないので、違う方法を考えてみたい。

2018年9月7日金曜日

かつおぶしご飯はやはり最高にうまい

今晩日本語教室に行ったベトナム人妻が、

「if you dont want to eat ourside, there is ban go han at home」

というメッセージをくれた。

ban go han

一体なんのことだろう?そんなベトナムの食べ物あったっけ?としばらく晩御飯を食べようと思ってグラブバイクを降りたサークルKの前で考えた。

そうか!「晩御飯」のことか!


サークルKでは、ベトナムサンドイッチの「バインミー」とサークルK特製汁なしインスタントラーメンにハマっている。

今まで住んできたところも職場も周りに食べ物屋さんが少なかったのですが、今月から職場を変えて選択肢がたくさんあることと、バイク通勤時々グラブバイクになったので、けっこう早めに職場に着いたり、グラブを待っている間に時間を潰すのにサークルKを使っている。

ベトナムのサークルKの店舗運営は非常に効率が悪く、私がいますぐにカウンターを乗り越えて手伝ってやりたいくらいだ。3人並んでいて、そのうちのひとりでも卵のバインミーでも頼んでいたら、自分の汁なしインスタントラーメンの支払いを済まして食べ物が出てくるまでに10分はかかる。10分なんて、極太麺の燕ラーメンが茹で上がる時間だよ。ただし杭州飯店はのぞく。

職場の近くはサークルKで食わなくてもバインミーの屋台だらけなので、5人くらい並んでいると屋台で買う。まあ、パンはどこでも一緒だし、ソーセージは多少サークルKのやつが良さそうだけど長時間加熱されていて固くなっている場合もあるので、まあどこで食っても一緒。

しかし冒険がしてみたい。今までの職場は家の近くだったしみんな日本語がしゃべれたので、ひとりでどこかで未知のものにであって苦労することはなかった。そもそもあれ食ってみたい、これ食ってみたいという選択肢がそもそもなかった。プライベートでもだいたい妻と一緒なので、妻が注文してくれた。

今は私ひとりで何かしなくてはならない異国の生活感がようやく出てきた。

妻からの「ban go han」のメッセージを見て、サークルKで汁なしインスタントラーメン目玉焼き&ソーセージ載せを食べるつもりだったおれは、またインスタントラーメンを食べてしまって何か言われることを恐れて約50mくらいの道のりを歩くことにした。

途中、なんでも屋みたいなところでハノイビール1缶10,000ドン(約50円)也を2本買った。なぜサークルKで買わなかったかといえば、キンキンに冷えたビールが好きなので自宅の一番近くの店で買った。

そして自宅に変えると、インゲン豆の炒め物、豚肉の生姜煮のようなものを見つけた。ご飯も炊いてあった。ドンブリにインゲンと豚肉を載せ、唯一エアコンのある寝室へ向かった。

エアコンをつけ、寝室のベッドの脇の床でそれらの料理をつまみにビールを飲んだ。1缶目が空になり、どんぶりのつまみも完食したところで、キッチンへ行き、ビールを冷蔵庫から取り出し、つまみをおかわりした。そのときにふと思いついちゃってご飯も一緒に載せた。

ご飯をもり、日本から以前買い込んできて全然つかっていなかったかつおぶしの小袋をあけてご飯に載せて、醤油をかけた。

余談だが私はすき家の朝食の「まぜのっけご飯朝食」が燕の背脂ラーメンの次に好きだ。前回の出張で松屋のカレーのうまさに驚いたものの、帰国の日の朝になり、もう一食だけ食べる最後の晩餐いや、朝餐の機会があり、松屋のカレーにするかすき家のまぜ乗っけ朝食にするかほぼ考えずともまぜのっけご飯朝食を選んだ。

おくら、おんたま、かつおぶしは最高のコンビネーションだ。そしてあの卵ご飯専用の醤油も素晴らしい。普通の醤油を蚊取り線香のように回していれたらしょっぱくて食えないが、あのだし醤油みたいな適度に薄い醤油はあるていど「ツー」もしくは「サー」という感じで一周半もしくは二週ほどかけても、ややしょっぱいくらいで健康が気になるくらいしょっぱくはならない。

しかし家庭で使っているしょうゆは世界中のどこでもありそうなキッコーマン。あのようにしてかけたらしょっぱすぎてまずくて食えなくなるので、「ツー」もしくは「サー」という感じに蚊取り線香状にかけたい欲求を抑えて、「チュッ」っていう感じに0.2秒ほどかけた。それでもかけすぎのような気がした。

それでも食べてみたら大成功。こんなうまいものがあるか。

Chromebookを仕事でメインで使っています


転職先の会社で、パソコン買ってやると言われましたが、どうせ出張行くときとか自分のノートパソコンしか持っていかないので、いらねと言って自分のウィンドウズノートを会社に持っていきました。

が、スマホとかは会社のWiFiにつながるのに、ノートパソコンはエラーが出たりしてつながらない。ネットで同じ症状の直し方とか調べてその通りやってみてもダメ。

自分のスマホからテザリングして使っていたけど限度があるので、Chromebook持ってきたら超快適。

Chromebook自体が快適だけど、私の持っているAcerのC720とかいうやつが手に馴染みやすくて快適。この快適さをウィンドウズにと思って同じAcerの同じようなモデルのWindows機を買いましたが、全然違う。タイピングもタッチパッドの使いやすさも、Chromebookの方が全然上。以前は、CloudBookというChromebookと同じモデルのWindowsも使っていましたが、それでもなんか違った。やはりChromebook最強。

とはいえ、印刷物作ったりという作業には向いていないので、こればっかというわけにはいかない。あと、スプレッドシートとかよりエクセルの方がまだ馴染みやすいので、自らスプレッドシートを使う努力をしなければならない。

Chromebookのデスクトップが何にもなくて寂しい。

妻は妹が日本へ技能実習に行くために、シンガポールで稼いだお金から190万円払った。

ベトナム人の妻は昔シンガポールで働いていました。バーテンの仕事をしていたときに、コツコツ集めていたタイガービールのプルタブだかなんかが懸賞に当たってお金がもらえて、そのお金で英語を勉強することができ、シンガポール行きの試験に合格したそうです。仕事を紹介してもらうためのお金は3000ドルだったそうです。

シンガポールへ行ってすぐに、同期のベトナム人たちが次々とクビになり、次は自分かと毎日恐れていたそうですが、クビになることはなく4年間安定して働いていたそうです。毎日残業させてくださいとお願いして、夜勤日勤問わず仕事をして、自分でお金は使わずにほとんどすべてをベトナムへ送っていたそうです。

そしてそのお金で、妹が日本へ技能実習生として行くことになりました。手数料は17000ドル。当時のレートでいくらかわかりませんが、今のレートでも190万円近く。送り出し機関が徴収したその金はどこへ消えたのでしょう。

組合へのキックバック、高級レストランでの接待費、カラオケで女性といちゃいちゃする費用、その女性をホテルの部屋に連れ込む費用、その他日本やベトナム側のブローカーでしょう。あとは送り出し機関のスタッフのボーナスとか、送り出し機関自体の稼ぎとして。

妻が苦労して稼いだ金をそんな風に使われたと考えると、絶対許さん!という気持ちになります。190万円近く払って、日本へ行った妹も最低賃金での実習だったので、いくら頑張っても元を取り返すのは難しいですが、妹も残業たくさんしてなんとか実家に仕送りができていたようです。

送り出し機関の社長やスタッフの中にも150万とか払って日本に行って苦労してきた人たちがたくさんいます。その中で自分が稼げる立場になったことで、実習生に新たに多額の借金を抱えさせて私腹を肥やすことが当然と感じている人が多くいます。

しかし少数だとは思うのですが、中には自分がされたことや、体験したことを他の人たちにさせたくないと考えている人達もいます。前の会社の同僚にも1人いましたが、実習生たちのことを親身に思って日本へ厳しくかつ優しく接しようとしているのに、社長や他のスタッフたちが手荒に扱っても大丈夫な商品、たとえば資源ゴミだとか、家畜同然に見えるのか、そのような扱いをしていたために、結構傷ついていました。私と同じ時期に退職しましたが。

転職先の会社も珍しく社長がそのタイプのように感じていて、前の会社にいたときは、「ここは他の送り出し機関よりもまともなほうだ」と思い込もうとしていたのか、信じようとしていたのですが、移ってみて、社長が親身になって実習生たちと話していたり、新しいセンターに移る手伝いをしたことに実習生たちにお礼を言っていたり、作業中の実習生たちのためにエアコンや扇風機をつけてやったりとするのを見て、前の会社とだいぶ違うなあと感じました。全貌はわからないことが多いですが、「いいひと」であることは間違いなさそうです。男にできるように私も営業としてがんばります。

2018年9月6日木曜日

ベトナムでは看板の写真の通りのものはない

新卒で入社した金型メーカーに勤務した初日に、営業部長から言われた言葉。

「加藤君、金型屋の営業なんて、ピンサロの呼び込みと一緒なんだ。意味わかるか?看板の写真の姉ちゃんはいねえ」

最初は意味がわかりませんが、金型はプラスチックが溶けた状態から固まるときに変形する生き物みたいなものなので、いくら「うちは良いものつくれまっせ」と言ったところで、パーフェクトなものなどできない。どこを落としどころにするかが、お客さん側でも金型屋側でも大切な技術力のひとつでした。

ベトナムではあらゆる商売がピンサロの看板通りです。サークルKですら、メニューの写真と出て来るものが完全に違います。

嫁が日本語を勉強するときに、「完全無料!」という投稿に惹かれて行ってみたところ、全然無料じゃなかったこともあります。

今、通勤のためにホンダのカブを買おうとしていて、クラシファイドサイトみたいなのがベトナム人気だということを聞いて、ハノイのカブで検索して電話をかけて行ってきました。

https://www.chotot.com/

しかし、投稿されているような新しめのカブは一台もなく、ボロボロのカブだけ。

ま、次行ってみようと、片っ端からカブを売りますという投稿をしている人に電話をかけても、全部そのボロボロのカブしかない店につながります。投稿者のIDも電話番号もみんな違うのですが、その店がいろんなアカウント持っていたり、スタッフが別々に登録していたりと。

今日また、このサイトでいいカブの投稿を見つけたので、妻に電話かけてもらったら、やはりあの店につながりました。

2018年9月5日水曜日

ベトナムで松屋のカレーっぽいものを自作してみた

先月、日本に出張してベトナムに帰国する前日に、食べ残したものとして松屋のカレーがあった。トマトカレーだったかがすごく美味しいと記憶していたので、言ってみたところ、カレーがめちゃくちゃ進化していて驚いた。とんでもなくうまい。

これは洋食屋のカレーだとかホテルカレーだとか、試してガッテン流カレーだとかみんなぶち抜いて過去のものにしてしまったような旨さ。

ごろごろチキンカレーがネットですごく評判がいいので食べたかったが残念ながら帰国してしまい未だ味わえず。。。

ベトナムにいると本格的なカレーはインド料理屋で食べられるが、こっちのインド料理ってカレー1杯食べて帰ってくるという気楽さがなくて、けっこう高級そうな内装でいろんなカレーを食うようなので、うまいけどおれの求めているのはそうじゃない。一杯のカレーだ。

そこで、次に日本に変えるまでに我慢できず、自分で作ってみた。

松屋のカレーを食ったときの印象としては、

1.適度に辛い→チリパウダーが効いている
2.黒い
3.玉ねぎの形は多少残っている
4.多少の苦味がある

てなわけで、そういう味を出せるよう試してみた。

やってみた手順

1.厚手の鍋に、たっぷりのにんにくと生姜とたまねぎと人参のみじん切りを炒める。塩は早めに入れた。なぜならこの間Youtubeでミートソースの作り方を見て、料理人がそうした方が良いと言っていたから。人参は入れるか迷って玉ねぎだけにしようかと思ったけど、味に深みが出そうで入れた。中火よりちょっと強めで、あまりいじらず、苦味や旨味の元になるコゲが多少できるくらいにして、少しコゲてはひっくり返したりこそげ落としたりしてブラウン色になるまで炒めた。

2.鶏肉を入れてさらに炒める。ここでもあまりいじらず、鶏肉にもコゲができるほどの火力にして、コゲができてはこそげ落とし、落ちないコゲには水を少し加えてこそげ落としながら炒めた。

3.カレー粉を入れてさらに炒めた。カレー粉もじっくり炒めたかったが、けっこうコゲてきたため、さっとしか炒められなかった。カレー粉はベトナムで買ったベトナムブレンド。単体でスパイスを変えなかったので、スパイスの調合はメーカーでのブレンドのまま。もっと辛くしたかったが、チリパウダーがなかった。

4.トマト缶投入。生のトマトを入れるか最後まで迷ったが、トマト缶を空けてしまっていたので、トマト缶を使った。水もトマト缶の半分くらい投入。

5.そのまま1時間くらい煮込む。途中、塩を調整して味付け。鍋底が多少コゲてきたけど、こそげ落としながら煮込んだ。厚手の鍋なので、燃えるほどのコゲにはならなく、注意していればコクのあるコゲだけ作れる。

完成。

感想。さすがに焦がし過ぎで苦すぎるだろう、と思ったけどそうでもなかった。コゲが今まで自分の作ったカレーでは体験したことのない旨味を出している。チリパウダーでもうちょっと辛くできればもっと良かった。松屋で食べたときは、玉ねぎの形が残っているように思ったので、ミキサーとか使わなかったけど、試してガッテン流みたいに、肉以外の具をミキサーにかけた方がスムーズになって美味しかったのかもしれない。ベトナム人嫁にも好評だった。

感想としては、松屋のカレーに近いものが作れたと思う。カレーに飢えていたことと、松屋のカレーの味が遠い思い出になってしまったからかなり甘い自己評価になっているかもしれないが、本当に美味しかった。やはりコゲは大切だ。コクを出すためにチョコレートを入れるのもいいけど、コゲは大切。コゲの大切さを学んだ試作でした。

ベトナム人の無茶ぶり

ベトナムの会社で働いていると無茶ぶりされることがよくあります。

よくある無茶ぶりは、「今日、今から3時間会話の授業を教えてください」というような感じ。まだ日本語教師でもないし、テキストも見ていないし、何課まで進んでいるのかもわからない。こういうのをこなしているうちに、無茶ぶり筋肉がついてくる。

今日の無茶ぶりは、スカイプでお客さんとの面接。まだ入社2日目なので全くわからないも同然ですが、まずお客さんとのスカイプにつなげられて司会のようなことをやらされ、話しているうちにトラブルが発覚してお客さんは怒り、トラブルの言い訳とかを伝えられ…みたいな。まあ、よくある。

お客さんも痛いだろうけど、私も痛いのでこういうことが起きないように社内の状況は把握していこうと思う。転職前の会社では、上司が秘密主義で絶対に自分の抱えているお客とかのことは言わないので、トラブルが起きたときにたまたま俺が日本にいて社長が切れてみたいな感じで、何もわからないのに謝りにすっとんでいくことが何度もあった。

今回の会社は秘密主義のゲスの極みみたいなのはいないし、社長はなんでも相談してくれるので、こういうトラブルは未然に防げると思う。

とにかくベトナムの会社にいると無茶ぶり筋がついてきます。あんまり使いたくないけど。

2018年8月15日水曜日

送り出し機関を買ったらしい

ベトナムに戻ってきました。

日本出張から戻ったときはいつもそうなのですが、まずベトナムに来ると疲れや出張中の不規則な食事もあると思いますが体調が悪いこと、そして燃え尽き症候群なのかやる気がわかないことです。

日本にいるとたくさんの人とお話させていただく機会があり、自分のやる気もアイデアも沸いてきて「こうすっぞ!帰ったらなにすっぞ!」みたいなのはあるのですが、帰ったとたんにベトナムモードになり、パタッとそういうのがなくなってしまう。

日本にいる間に書いたノートやブログを眺めながら日本で考えたことを思い出せるようにしたいと思います。

アメリカ留学中もそうでしたが、日本にいるときの悩みはアメリカに行った瞬間に忘れ、アメリカでの悩みは日本に帰った瞬間に忘れるということがありましたので、ベトナムと日本を行き来していても同じだと思います。

日本に行くとやはり日本の求めていることに敏感になるが、ベトナムに帰った瞬間に回りもみんな同じようなものなので「こんなもんでいっか」的になってしまうのだろうか。そうならないようにしたい。

日本でネット送り出し機関をやるにはどうしたらいいか?送り出し機関を買うしかないのか?とか思っていたところ、昨日送り出し機関を買ったとかいう会社に会った。

そこはすでに1社送り出し機関をもっているところで、人数も多くないのになぜ買った?と思いますが、ライセンスとったけど使ってなかったので買ったとのことです。

雇われ社長の日本語が怪しいけど、一応大学の夜学で法律を勉強したとのことで、今はブローカーがいて実習生の負担が大きいことを、日本人の営業を雇ってなんとかしたいとのことでした。

もう一個買ったばかりのところはまだブローカーとかに汚されていないようなので、興味があります。しかも私立大学内にあるようなので、そことの連携とか期待できそうで、ネット送り出し機関の実現にもなるか!?と少し感じていますが、まだまだ冷静に考えたいと思います。








2018年8月9日木曜日

OMOとかいう街全体がディズニーランドになるホテル

今、浜松のドーミーイングローバルキャビンに宿泊中で、これもよく考え抜かれたホテルだなあと思うのですが、たまたまロビーのテレビで「泊まるだけじゃないホテル」とか言って、OMOというのを紹介されていた。

スッゲゾ、オイ、というのが正直な感想。ホテルもここまで来たかと思った。今いるグローバルキャビンもいままでのホテル業界の常識から大きく外れていると思うけど、そういうのが急速に増えて言って変化も大きいのでホテルの概念がだいぶ違うものになっていくと思う。

どこかと思って調べてみたら、星野リゾートさん。やっぱり。街全体をディズニーランドみたいにするホテルのように思いました。パクリだろうがなんだろうが、こういうのが日本全国の地方とかにあると面白いと思う。



https://omo-hotels.com/

ホテル業界は急速に変わりまくっている。では外国人労働者業界は?昨日、戦略特区の農業で第一号は入るというニュースがあったけど、組合とかじゃなくて派遣会社。新規のプレイヤーが入ることで変化は起きていく。自分自身も変化になれるようがんばろう。


2018年8月7日火曜日

やりたいこと3つ

今日はオーストラリアとかへワーキングホリデーとかタイとかへ英語学習留学をする会社を訪問してきました。日本人にとっては西洋文化の国々はある意味憧れでもあり、ベトナム人にとっての日本もそんな感じだったりします。

しかし実際に行ってみると想像と違い嫌なところもあり困難もあるため、悩むことや起きる問題は日本人が海外行った場合と、ベトナム人とかが日本に来た場合は同じということが興味深いです。

そこでお話しながら出てきたアイデアが

・旅の指差し会話みたいな本があるけど、それの「技能実習生の指差し会話」みたいなのを作る。最低限必要なこととか、感情表現が文化によって違っていたりするので、自分はこんな気持ちですよというのを伝えられるツールとして。スタンプみたいなものか。

・やさしい日本語のコツをまとめたテキストを作る。私の会社から送り出している技能実習生たちが働いている会社の社長は傲慢なところもないしシンプルな日本語を使える珍しい人がいます。しかし、他の社員はそうではないようで、お互い不満が生まれたり、どう伝えていいかわからなかったりするので、一番技能実習生とかかわる社員こそ、グローパニーズのワークショップなど必要かもしれませんん。

・スカイプ日本語会話
技能実習生対象だとお金の出どころがない。でも、相手の日本語の勉強につきあったりぎこちない会話などに付き合ったりすることはグローパニーズの習得の練習になるようなメリットを示すことでできるか?運営の費用なども出ないため、ワークショップなど開いたり協賛金など検討?また、出会い系みたいにならないように監視も必要。

今日はレベルの高い送り出し機関の話を聞きましたが、送り出し機関があれだけ質が良いとネット送り出し機関はいらないというか、すでにその送り出し機関はそういうことに取り組んでいるように感じました。

もし日本語教師に転職したりしたら、グローパニーズとかネット送り出し機関の活動とかできなくなるかなと思いましたが、質の良いところに行った場合はネット送り出し機関はする必要なし。

グローパニーズは個人的な時間にネットを通してやることもできると思いました。しかしワークショップもやりたい。まだまだ考えることは多いです。

2018年8月6日月曜日

「本当の自分を生きる―人生の新しい可能性をひらく8つのキーメッセージ」

榎本英剛さんの本を久しぶりに読んだ。

「本当の自分を生きる―人生の新しい可能性をひらく8つのキーメッセージ」

私がCTIジャパンの基礎コースや応用コースを受けたときは、榎本さんはすでにいませんでした。いなかったからこそ、伝説の人のようであり、憧れの人でもあったと思います。

私が炭焼きをすることにつながったのも、すべてCTIジャパンで学んだことがきっかけで炭を自分なりに理解することができたと考えています。

人生の節目節目でCTIや直接お会いしたことはないけど榎本さんに出会ったと思っています。

この本でも紹介されているシンクロニシティとか幸運な偶然みたいなのは、最近ほとんど考えなくもなり感じなくもなってきているように思います。若いころはコーチングの影響もあったのか、これはいったいどんな意味かと辻褄合わせにしろ考えていたように思います。

私が今、ベトナムの送り出し機関で働いているのは、炭焼きやNPOで食っていけなくなったからでもあり、そのころにやっていた国際ワークキャンプで外国人ボランティアを地域に入れることを通して多様性により地域が少し元気になったような経験からです。

そして食っていけなくなっていたこともあり、まずは収入を大切にしたいという気持ちと、自分で何かはじめて育てていく素質が自分にはないと過去の経験から感じていたこともあり、会社員としてやるべきことをやるだけだと思っていました。

技能実習生の世界には本当に多くの根深い問題があり、私はそれらを今の立場からできることをやって少しでもよくしていきたいと考えてきました。

でもここに来て、グローパニーズとかネット送り出し機関の概念を思いついてみて、少し違うように感じてきました。

「これまでやってきたことは、すべてこれからやることの準備である」

「天がレモンを与えたのなら、レモネードを作りなさい」

この本の中で書かれていたこれらの言葉が心に残りました。


今までの経験を全部捨てて、今のことをやっているわけではない。もともと私を作ってきてくれた経験がラグビーから英語やアメリカでの大学生活、そこで学んだジャーナリズム、自然災害に環境活動に自然、炭焼き。そしてコーアクティブコーチング。

これらのことやこれ以外の経験を自分が授かったのは、これから他のリソースと合わせて何かを作り出すため、これからやることの準備なのか、と感じました。

シンゴジラの「そろそろ好きにしたら?」「君も好きにしろ」といったメッセージと合わせて、シンクロの一種なのかもしれません。

やはり今の技能実習の仕事では今までの人生で見てきた中で最も悪い世界だと断言できます。送り出し機関のスタッフとして正常化させていきたいと努力してきましたが、やはり長年食うや食わずの生活をしながら「世の中を良くしたい」という自分勝手な思いですが、そういう思いをもってやってきた気持ちは捨てきれません。

置かれた場所で咲きなさいと自分に言い聞かせていましたが、今の環境で変えにくいのだったら、いっそ環境を変えてみる勇気が必要だと思いました。どういう選択を自分がするのか、決して環境のせいだけにはしたくないので、まだわかりませんが、そろそろ立ち上がる頃かとは思っています。バカかと思われるくらいやりたいと思います。



2018年8月5日日曜日

ネット送り出し機関難しいなあ

ネット送り出し機関。考えれば考えるほど難しい。どこからとっかかればいいのやら。

そもそも送り出し機関でも監理団体でもなくライセンスももっていないため、ブローカーの一種となってしまうので、どこまで合法かわからん。日本側だったら企業側のコンサル的な立場で、制度からずれたところでお金をもらっているとすることで良いかもしれませんが、ベトナム側から直接募集することは難しいかも。登録だけしてもらうのであれば良いのか?

<テーマ>精度と効率
精度
・マッチングの制度(実習生と企業、+送り出し機関とか組合とのマッチングも)
・面接の精度

効率
・1枚1枚エクセルで作っているのとかを、入力だけしたら自動でPDFとかになるやつを作る。
・接待とか送迎は特になし。送迎もタクシーとか使えば、送り出し機関の無駄な高級車の維持費やレンタル代など防げる。
・教育はいくら日本人の先生がいても親分がベトナム人だと難しいのでは?
・営業もいらね。日本に行くだけ金の無駄。営業しない送り出し機関でいいのでは?全部ネット。

送り出し機関の手数料は3600ドルが法定通りで、ほとんどの送り出し機関は5000ドルとか1万ドルとかもらっている。うちは3600ドルにしてもらったが、それでも高いと思う。

書類と教育費含めて1000ドル~1500ドルくらいでいいのでは?

無駄だと思う出費は
・営業スタッフが3か月に1回日本に行く。
・駐在員。実際駐在員ではない。本来は駐在なんかいらね。監理団体がしっかりやるべき。送り出しと組合が一体化すれば良いか?
・車もいらね。お客さんが来るときのために高級外車維持したりだとか、お客が来たときのために車レンタルしたりとか。タクシーやGrabで十分。
・接待。面接に来たときの接待だけじゃなく、ブローカーが営業に来たときも「お客様、お客様」だの言って飯食わしたり酒飲ませたり、女買ってやったりバカじゃねぇかと思う。
・教育も見得を張るためにかなり固定費のかかる学校を借りていたり事務所も見得張っていたり。

一番の課題は送り出し機関に言うことを聞かせるにはどうしたら良いのだろうか?

・買う
・お客をたくさん連れてくる立場からものを言う
・出資する

買うならどうすれば良いのか?
・クラウドファンディング
・大きな企業と手を組むというか提案して入れてもらう

<課題>
・ベトナム、日本側ともにライセンスを持っていない
・直接マッチングと言っても、登録してくれるんだろうか?
・企業の登録が多ければ、ベトナム人の登録も増えるだろうか?

でも三条市の小柳建設さんがマイクロソフトのARグラスを建設で使っているプレゼンを聞いたときにはめっちゃ興奮したし、その後メール送ったら一緒に不可能を可能にして良い未来を作っていきましょう的なメッセージをいただいたので、この業界でアナログデジタルにかかわらずテクノロジーを使ってなんか不可能を可能にしていきたいと思っているので、ちょうど良い取り組みのように思います。



2018年8月3日金曜日

グローパニーズへの最初の一歩どうすっか。

グローパニーズをどう広めようか。グローパニーズはやさしい日本語を話すこと、コーチングのように言葉にならない声を聴くこと、行動から成り立っていると考えています。

やさしい日本語はもう電通さんとヒューマンアカデミーさんで「やさしい日本語ツーリズム」というような素晴らしい活動を行っているので、そこから学ばせてもらおうとかんがえました。

こういう講座ありました。

ヒューマンアカデミーさんの
やさしい日本語指導者養成講座
http://haa.athuman.com/academy/japanese/course/detail/11621330.asp

でも通うのが無理なのと、カリキュラムも今の自分にはいいかどうかわからん感じなのでやめときました。

代わりにストップしている日本語教師の420時間コースを続けることにしました。

あと、同じヒューマンアカデミーっぽいけど、こっちは良いかも。

英語ではなく、日本語を使って外国人とコミュニケーションを取る
日本人のための
「やさしい日本語」活用講座
一括払い 35,000円(税込)
https://www.tanomana.com/product/jobchange/easy-japanese.html

とりあえず私は日本語教師だね。送り出し機関の教育も改善していきたいのもあるので。

送り出し機関の不満

不満しかないけど、不満あるところにイノベーションありなのであえて書いてみる。

今後日本でも外国人採用増えていくので、この送り出しにちゃんとやってもらわんと困る。また、日本の企業とかでも送り出し機関を買ったり出資したりするところとかもあるので、そういうところが業界の常識にとらわれないことをやったらベトナムの送り出し機関なんか吹っ飛ぶんじゃない?

以下順位は不満の大きさ順というわけではない。

不満1:求人が来てからじゃないと何も動かない

なかなか会社のベトナム人に理解してもらえないこととして、求人をもらう前の募集がある。

通常、日本の人材紹介会社とかだと釣り求人とかもあると思うけど、そういうのを通して登録してきた人のリストを配信したり企業にもっていったりして、仕事をもらう。

それをうちもやらんば、やったほうが良い。営業ツールになる。と言うと、

「求人さえあれば、人はすぐにいくらでも集められる」

となる。

企業としても、面接行くまでほぼ何者かわからない状態だったり想像もつかないと求人出してあとに引けなくなってしまうのは困るはずなんですよね。

最初に日本で働きたい人とかを募集しておいて、面接までの間にじっくりとふるいにかけたりできるし、面接までの間に準備とかもできると思うのに。


不満2: 貧困の解消とか、社会的に役に立つことのできる立場にいるというのに、考えることは金のことばっか。取れるところからとれるだけふんだくってやれという考え。

不満3:すべてにおいてパクリ。特徴がない。「オモロー!」「こりゃスゲェ!」と思ってもらえるようなことをやりたい。

不満4:法律なんてくそくらえ。みんなやってっからいい。

不満5: 帰国後のフォローしない。

不満6:気の長い話ができない。1か月先の話ならまだできるが、半年後、1年後のプロジェクトは全く興味なし。

不満7:日本人はこういうのが好きだろうと接待したり、送迎したりするが、かなりずれていて、余計な金使っている。


そんなこんなで手数料3600ドルとっていても足りねぇわけだ。

そもそも、求人もらってから募集して半年しか日本語勉強してないのに送り出す魂胆に腹が立つ。最低1年くらい勉強させれってんだ。合宿形式で1年とかだとバイトもできなくて大変なので、パートタイムで半年、合宿とかで半年とかでもいいと思うよ。

同業の日本人にも不満はある(自分自身も含めてだなこりゃ)。制度の批判や、悪い会社の批判などはあれど、それをよくするための行動はしていない。変わった動きをしはじめると、特に良心的なことを言う人からの批判とか、無理だろうとかいう声がたくさん出てくると思うな。

バウさんから学んだことを今こそ生かさないと、なんのために生きているのかわからん。バカだと思われるくらいやってやる。

ネット送り出し機関。

シンゴジラを見て、「俺も好きにするわ」と思ったので、ネット送り出し機関の概念をノートに書き出しながら考えていました。

最初は今の会社を説得して取り組んでいくか、理解のある送り出し機関や監理団体と組んでやっていこうと考えていましたが、最初はそういう既存のところを使うのはダメのような気がしました。

中間業者を排除(制度上必要なので実際は排除ではありませんが)するための取り組みなのに、自分がいち中間業者ではいかんと。

目的としては

1.マッチングの制度の向上。ネットやSNSを使った直接マッチング。現状は企業も実習生も選択肢が少ない。企業は知人に組合がいたとか組合から営業受けたというところからスタートすることが多い。でもその組合の契約している送り出し機関は3社とかから選ばんとならん。実習生も面接時には自分がどういう地域にいってどんな会社に行くのかわからない。それを直接マッチングして、あとでニーズに合わせた送り出し機関とか組合を紹介するとか、信頼できる送り出しや組合とか紹介するのがアリかと。

2.シンプル化。書類もエクセルのシートに1こずつとか入力しているのを見ているので、ソフトを作って手間をかけずにすぐできるようにして、面接の精度も向上できるようにして、接待もなしかシンプルまたは別のものにする。教育もネットを使った支援を。

というもの。

ただし、送り出し機関の立場でも組合の立場でもないため、まかり間違えばブローカーみたいになってしまう。シンプル化して実習生たちの手数料を下げるのが目的なので、送り出し機関から金取るようじゃダメ。

送り出し機関には、この実習生候補者うちが見つけてきたんだから、通常はブローカー費払うでしょ?でもそれいらんから手数料少なくせい。と言える。教育もネット教育を一部提供することで、教育費もそんがいらんだろ、と言える。

こういうのは本当は送り出し機関を1個買って自分で経営すれば一番早いのかもしれないけど、金ないしパートナーとそりが合わないと進まないのでプラットフォームになるのが一番良いのでは。

精度の高いマッチングとか教育とかを商品に企業へコンサルとして金をもらうというのもありか。

これはネット送り出し機関というのか、ネット送り出し機関&ネット組合というのか。


私は好きにした。お前たちも好きにしろ。

昨日、新潟県の商工会様で技能実習制度についてお話をしてきました。

プロジェクターのケーブルが短いので、プロジェクターの機械の正面から少し斜めのところに座って話をしていたので、1時間以上もの間、目に光がもろ入って今もなんか目が変。

話の内容としては、受け入れ企業様に「日本は金持ちだから来たい人がたくさんいる」とか思われないように、世界の中の日本の現状や、他国との労働者の奪い合い競争の激化など厳しいお話をしました。

それでやっぱダメか…と思われるように思われてしまったか心配です。私の話し方も反省点がたくさんあるし、「それでも、挑戦しましょう!今ならまだ大丈夫!」的なメッセージやその理由などをうまく伝えられていなかったような気がします。

帰ってきて緊張も解けたので、スーパーで買った惣菜とともにビールを飲みながら、アマゾンのプライムビデオで大好きなシンゴジラがあったので、それを見ました。

牧五郎博士が残したメッセージ
「私は好きにした。お前たちも好きにしろ」

というのがあり、映画の中でよくこの言葉が使われています。

アメリカの言うこと聞いて核攻撃を受け入れるか、主人公の矢口がやっている計画を信じるか悩む総理代理に官房長官代理が、「総理、そろそろ好きになさってはいかがでしょうか?」というシーン。

その他にもいろいろと、「好きにしろ」「好きにする」というメッセージが主人公たちが発していました。

映画館で見たときは全然気にも止めなかったのですが、今はなんだか心にしみる言葉になっていました。

ベトナムの技能実習生送り出し機関で働いていて、いち日本人社員として技能実習生の人生がよくなるよう、会社にとってもよくなるよう、日本やベトナムにとっても良くなるように一応努力しているつもりです。

しかし最近はその実現の遅さやベトナム人上司や社長を説得できなかったりバカな行動とかを辞めさせられないこととかもあり、自分の能力のなさに落ち込む毎日です。

ベトナムにいるとどういうわけか体調が悪いのはそういうストレスもあったのかもしれません。

それでも自分の立場は営業なので、良いお客さんを見つけることによって、技能実習生の人生をよくしていくことからコツコツと努力していきたいと考えていますが、それをやりつつ、上司や社長の行動を日本スタンダードに合わせるよう説得していくのは本当に骨の折れる作業です。

うちの会社だけでなく、この業界自体、日本を含めてイノベーションという言葉が全然見つかりません。NPOをやっていた頃は、周りは良い悪いとか実現するかはともかく、世の中をよくしていきったいとかいう思いや、テクノロジーや、思考方法などを学んで取り入れて、変化を起こしていきたいという人に多く出会いました。

しかしこの業界はほぼ見当たりません。

知人言っていましたが、21世紀になったばかりの頃、戦争の話とかも少なくなって、これから未来は平和になっていくんだと思い始めたときに、アメリカで911が起こって、思い描いていた平和な未来がなくなってしまうように感じたといっていました。

私もこの業界に入る前は、いろいろな問題はあるけど、それをよくしていきたいと行動する人たちに囲まれていたこともあって、世の中はそういう風に少しずつ前に進んでいるものだと思っていましたが、この業界に入って急に1980年代からタイムトラベルしてきたような日本人に会うし、発展が目覚ましいベトナムでもこの業界ではお金だけが発展していて、そのほかの文明的なものは何一つ進んでいないように思い、私も世の中の進歩から取り残されている気分です。

変化を起こそうとしている人とかはいるんだろうけど、まだ会えていない。多分そういう人と出会うためには、自分がそういう行動をする人であらねばならないと思います。

派手な行動をしている人がいないだけで、ひとりひとりがそれぞれの立場でコツコツ不条理と戦いながら行動しているのだと思います。私もそのように取り組もうと思ってやってきました。

しかしグローパニーズとかネット送り出し機関の概念を考えるようになって、実現させたいと思うようになり、会社の枠では実現は不可能かかなり進歩は遅く、その間に業界全体が悪くなっていくように思います。

そんなことを感じていましたので、シンゴジラの「お前も好きにしろ」というメッセージはけっこう心にしみました。

送り出し機関の職員としての仕事はもちろん続けていきますが、それを超えてでもやらければならないことを好きにしたいと思います。

そしてこのイノベーションという言葉が全く見当たらないこの業界に、イノベーションを起こそうと思います。業界の人から見たらバカだと思われたり批判されることもあるかと思いますが、常識を超えたところにイノベーションはあると思っています。




2018年8月1日水曜日

今後やる2つのプロジェクト

日本にいるとなぜか頭が活性化していろいろアイデアが出てくる。実現可能かわからんけど、とにかくやってみたい。

ひとつは、グローパニーズというコンセプトを作った。別に目新しいことではない。いくつか既存のものを組み合わせただけだし、同じようなコンセプトのもあるかもしれない。でもおれは日本に外国人労働者が入ってくる機会に、より活用できるように、問題を防げるように、お互いが良い未来に行けるようにという目的で取り組んでいきたい。

国際グローパニーズ協会
http://glopanese.asia/

もうひとつは、ネット送り出し機関。外国人労働者にかかわる仕事のやり方や考え方があまりにも昭和なので、時計の針を進めたい。AIとかロボットとか言われている2018年とまではいわない。せめて平成10年~15年くらいの間にはしたい。1998年~2002年の日韓ワールドカップあたりか。スマホはないけどWindowsも携帯も普及しきってそれらをつかった便利サービスもすでに多く、中間業者いらん的なことや、いや中間業者守ろうなんて議論もあったっけ。

ネット送り出し機関、ネット監理団体を作る。制度的にそれらをネットですっ飛ばせないけどアホなことばっかやってるから金や労力ばっかかかって不幸な実習生とか生み出して日本の評価落としたり失踪とかで日本も危険だなんてことになっているので、効率化したい。

技能実習生の応募と企業の求人をまずマッチングしたい。送り出し機関も組合も必要なので、その後そっちをマッチングする。できれば、新しいもの好きで今のやり方に不満を感じている送り出し機関と組んで、手数料とか10万円とかそれ以下にしたい。その代わり企業さんには価値のあるサポートをしっかりして受け取るものは受け取りたい。

教育はもちろんネット。途中までだけど。やはり合宿形式か通学形式での学びは必要。

応募するときの学力テストなどのネット。MOOCとかもちゃんとやってんだからできるっしょ。

営業もしないし、接待とかもいらないっしょ。旅行したいんだったらツアーガイドやとって任せて、せっかく日本人来てるんだから教育手伝ってってくださいよとか、実習生がかえってきたときの仕事になるようにビジネスの話しましょうよとか。

あと、日本人のグローパニーズのトレーニングも兼てネットで教師するのとかもいいね。金は払えないと思うけど、日本語教師をやることが結構良いトレーニングになる。日本語教師というかグローパニーズ教師になるためのトレーニングもしなきゃだけど。

これは今の会社で無理だったら賛同できるパートナー探してでもやってやるわ。



2018年7月31日火曜日

他者の立場で考えることができる人は、圧倒的に留学経験者に多い。

今日、外国人の人材紹介を行っている会社の方とお会いしてきました。以前、組合に勤めていて技能実習生の仕事をしていたようですが、話を聞いてみるとなんか普通の組合の人と違う。

やはり留学経験があって、自分自身が言葉もわからないアウェイなところで語学を身に着けていった経験があるとのことでした。

一般の中小企業の人だけでなく、かなりいろいろな国に頻繁にいっている組合の人でも、日本の現状を客観的に見ることができる人はあまりいないように感じています。

技能実習生の人にも言われたことがあるようです。「●●さんの日本語はわかるけど、他の人の日本語はわからない」と。

日本に住むならいろんな人の言っている日本語が理解できなければならないのはやまやまですが、こういう方は外国人に伝わる言葉、言い回し、順番で話す技術が経験から身についていて、いろいろな国の言葉にも応用できる「言語技術」をもっているのだと思います。

一緒にお話ししていると、今外国人がたくさん労働者としてでも観光客としてでも日本に入ってきている中、日本人が1980年代からタイムトラベルしてきたような人が多いと外国人も困るだけでなく、日本の国際的な評価にもつながっていくと考えています。

私は多様性によって日本企業や日本が活性化したらという気持ちで仕事をしますが、それだけでは足らないように思い始めました。やはり完全アウェイな世界で苦しんでもがきながら外国語を身に着けていく経験は必要だと思いました。

知り合いのFacebookで流れてきた本がこちら。

子どもの頭がグンと良くなる!国語の力
http://amzn.asia/6eHmzcC

著者は出口さんという予備校だかのカリスマ講師のようですが、本来はこの方の本に書いてあるようなことを国語の授業で教えてもらうことで、理解する力や、人の立場で考えられるようになったり、それこを外国語を身使いこなすための基礎である「言語技術」を身につけられるものだと考えております。

技能実習の世界はまだ1980年代

NPO作って世の中が少しでも良くなる活動してきて、NPOかビジネスか関係なく、周りには使命感のようなもので仕事をする人が多かったです。

いろいろな地域づくりだとか環境活動、ライフスタイル、テクノロジー、新しい仕組みなどを通して世の中は着々とみんなの力で変化していくものだと思っていました。新しい未来がやってくると。

しかし技能実習生の送り出しの仕事を始めて、そういったことはこの業界にはまだ来ていないことがわかりました。世の中の動きからかなり疎外された気分です。1980年代にタイムトラベルしたような。しかしこれが現実。

ベトナム側の認識が遅れているのは良くないけど1000km譲っても、日本側の関わる人たちも同じ意識なのはどうなんでしょう。

ネットがあらゆるものを変えているこの時代に、アマゾンで中間業者とか通さずなんでも買えて、Zozosuitsで自分にピッタリの服を変えるこの時代に、送り出し機関とか監理団体という中間業者だけでなく、ベトナム側にも日本側にもブローカーがたくさんいるのはなぜでしよう。監理団体にも毎日のようにベトナムとかからの営業電話がかかってくるのはなぜでしよう。

他の業界とは違うのはわかっていますが、ネット企業とかネット通販、ネット銀行、ネット大学とかあとなんとかとかいろいろあるのにネット送り出し機関、ネット監理団体がないのはなぜでしよう。法律や制度の問題だけでなく、関わっていた人たちがポカンとしていたことも大きいと思います。

今は外国人労働者の受け入れということで、天変地異かというほど状況は変化していて、今まで参入してこなかった人や企業も入ってくるでしよう。制度だけでなくイノベーションを起こす企業とかも現れるのを期待するだけではなく、ベトナム側の状況を知り関わる者として、自分自身から変化を起こしていきたい。

2018年7月30日月曜日

大阪新世界近くのNEW WORLD INNに泊まっています。寂しいくない!

大阪の新世界近くに来ています。NEW WORLD INNというゲストハウスというのかホステルというのかINNというのかに泊まっています。

宿泊代は個室なのに1泊2430円也。

私は技能実習生の営業の仕事で、我々のような送り出し機関の収入源というのは実習生に借金を負わせていただいている手数料なので、できるだけコストを抑えたいと思い、いつも新潟の自分の実家を中心に宿泊し、他の地域に行くときはカプセルホテルやゲストハウスなどを利用しています。別に会社からそう言われているわけではなく、できるだけコストを抑えたいなと思っています。

私はそういうところに宿泊するのが大好きなので、全然かまわないどころか、もともと宿泊業に興味があり自分でもいつかやってみたいと思っているので楽しんでいます。

しかし一応出張で来ているので、疲れてしまうこともあり、東京だともう冒険はしなく快適だと思えるカプセルホテルに泊まり、そのほかの地域でも個室のあるゲストハウスみたいなところに泊まることが多いです。

今回のNEW WORLD INNは値段の安さを除いても最高のひとつです。まずは清潔感。そして、部屋がベッドとかなり小さいテーブルだけですが、十分。

前回の出張で、地方都市でビジネスホテルの全国チェーンに泊まって、風呂もテレビもズボンプレッサーも何でもついているんだけど、部屋が狭いのにベッドはでかく、机もいろいろな本や広告をどかさないと仕事もできないし、デカいテレビが邪魔で仕事に使える机のスペースが狭く、部屋が狭いわりにベッドがでかくて椅子も引けないし、昭和な感じの内装なのでなんか寂しい。

それに比べるとここの方が余計なものがなくて広く感じます。

もっといいのが、道路の向いに立ち飲みのホルモン屋さんが2件あって、飲むまい飲むまいと思っていましたが大阪の立ち食いホルモン屋なんて初めてで、ついフラフラ~っと入ってしまい、気づいたら生ビール300円也を4杯のみ、ホルモン180円也、イカ焼き200円くらい也、厚揚げ焼き150円くらい也、レバー150円也、菊油200円也を食べ、合計で1980円でした。大満足な上に安い!支払いは1980円也でした。

ひとつ使いにくいのが、フロントを中心に個室があるので、トイレ行くためにドアを開けるとフロントがあるので、ちょっと恥ずかしい。でも古い建物のビジネスホテルとかみたいに寂しくないのでいい。

http://newworld-inn.jp/

2018年7月29日日曜日

【こんな本読んだ】外国語を身につけるための日本語レッスン

まだ読み始めたばかりだけど、すげぇ本買った。

「外国語を身につけるための日本語レッスン」

外国語を身に着けるためには、母国語で「言語技術」というものを学ぶ必要があるが、残念ながら日本人は生まれてこのかた学習したことがない。

そういうところが、日本人が英語が苦手の原因でもありそうだし、他の文化を容易に理解しようとできないところにあるのかもしれません。

この問題は「やさしい日本語」というだけでは解決しなさそうです。いくら自分でやさしい日本語にしたつもりでも、異なる文化の人が理解できないような表現をつかっていたら伝わらないからです。

そういうのはN1とかの人でも難しいはずで、ましてや6か月前にひらがなから学び始めた技能実習生には理解できるはずがないからです。

今後外国人が増えてくるとそういう行き違いなどもでてきて問題も増えていくと思うので、この本もしっかりとよく読んで理解していきたいです。


2018年7月28日土曜日

やさしい日本語について2

英語がまだあまり使えなかったとき、「これは英語でどういうんだろう?」と、英語に言い換えるのを不可能そうな単語を一生懸命英語で一言で言える単語とかを探していた記憶があります。

まあ、もともと外国語同士はいいくら通訳の人がすばらしくてもイコールにはならないと思います。

外国語同士だけでなく、方言同士でもそれはあると思います。

たとえば、私の地元の燕市では、怒ったときに昔は「シャーつけっぞ、このヤロ!」とかいう人がいましたが、このシャーつけるというのは日本語でどういう風に言い換えることができるのか、なんかされそうなのはわかるんですが、具体的に何をされるのかは、燕出身の私でさえわかりません。

やさしい日本語

来年4月にできる外国人労働者の新制度とかが本当に実現したら、目標50万人とか言っているので、今よりも外国人の数が多くなっていくと思います。

外国人がたくさんになってくるといろんな問題が起こることは予想されています。接点がないとか、接点があってもお互い理解しあえないこととかあると思います。これをやっちゃダメとかあれをやっちゃダメとか日本だといろいろあると思いますが、ダメだということとかなぜダメなのか伝えられないとか、伝わる日本語で言うことができないとか、話したくないとかあるでしょうが、そういうことでますます近くにいる外国人と日本人が離れて、「あのわけのわからないうるさい奴ら」となっていくのが一番怖いと思います。

その解決策の1つとして日本人もシンプルな日本語を話せるようになることが大切だと思います。

日本人が英語を勉強するときに、「たった500語でしゃべれる!」「たった6つの文型だけで!」みたいなのをよく聞くと思いますし、私が英語でしゃべっているのもだいたいそんなもんだと思います。それでもネイティブにも伝えられるし、もちろん外国人同士の会話ならもっと不自由ありません。

日本語も外国人同士が日本語でしゃべっているのを見ると、私は感動しましたが、つかっている言葉も言い回しもシンプルで、たぶん日本人を相手に話すよりも意思疎通がうまく行っているのではと思います。

日本人が500語や6つの文型で英語を話せるようになりたいと思うのと同じで、外国人もそう思っているでしょう。残念ながら日本語検定とかはシンプルな日本語から遠く離れていて、日本人以上に文法を理解しなければならないし、日本人のように日本語が使えるようになることが前提のように感じています。

やさしい日本語を話すのは難しいです。技能実習生の監理団体の人が外国人相手に話すときに、やさしい日本語つかうんだろうなあと思っていると、全然難しい日本語で話したりするので、外国人と多く接している人でも使いこなせるわけではありません。

やはり自分が外国語を学んだことのある人は、自分の不自由さを知っているので外国人が日本語をつかったときに優しい言葉を選らぶことができるというのもあるし、シンプルな外国語しか使えない中で生きているので、制約された日本語環境の中でもなんとか伝えることができる、理解することができるのだと思います。

やさしい日本語を話せるようになるトレーニングはそんなに簡単ではないと思います。しかし、できるようになると、英語を話すときに慣れていないと複雑な言い回しや、外国語にない言葉が頭に浮かんで、「これ英語でどういうんだ?」と混乱して俺には無理だとなります。

しかしやさしい日本語を使う癖がついていると、日本語もシンプルなので、英語もめちゃくちゃシンプルにでちょっとニュアンスが違うんだけど、外国語なので全く同じニュアンスで伝えられるわけがなく、でもなんとか伝わります。そういうメリットもあります。

やさしい日本語を日本に普及させたい。どうやって普及したら良いのか。自分自身体系的なものを持っているわけではないので、取り組んでいる人と協力したり、同じ送り出し機関にいる日本人とかと一緒に体系化しなければならないと思います。やさしい日本語なので、日本人にとってもやさしいものでなくてはならず、何回もトレーニングコースに通って、みたいなのじゃダメです。

1回の練習、1回資料を読んだだけで「そうか、そうだったのかあ~」くらいでないとダメだと思います。

あとは日本人にとってのメリット、自分にとってのメリットをどう見せるかだと思います。私はやさしい日本語が使えるようになれば、英語も話せるようになると思っているので、そういうのを伝えていければ。

あと、今英語を学んでいるような人たちは国際的になりたいとかあると思うし、外国人とも距離を近づけることができる人たちだと思うので、そういう人たちが英語の他に、英語はできないけど簡単な日本語ができる外国人とよりスムーズに話せるようになると二刀流だと思うので、まずは英語を学ぶ意思のある人とか、英語が話せるようになりたいと思っている人を対象に普及活動をしていければと考えております。

まさにこれ。

https://www.amazon.co.jp/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AF5%E6%AD%B3%E5%85%90%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%A7%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%A8%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E8%A9%B1%E3%81%9B%E3%82%8B%EF%BC%81-%E5%A5%A5%E6%9D%91%E7%BE%8E%E9%87%8C-ebook/dp/B013QBVAVW/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1532754947&sr=1-1&keywords=%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AF5%E6%AD%B3%E5%85%90%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%A7%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%A8%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E8%A9%B1%E3%81%9B%E3%82%8B

ブテチゲ

嫁の幼馴染がハノイのベトナム人街で韓国料理店をやっています。以前、スタッフがまとめて田舎に帰るために休みをとったときに嫁にヘルプ要請が来て一緒にいってきました。

とはいっても私は手伝うと不法就労になっておまわりとかもよく来るので座っていてほぼヘルプしませんでした。

夜7時とか早い時間には全然お客さんが来なく、9時以降の遅い時間にお客さんが来る店で、客はだいたい飲んで、カラオケ行って、お姉様をホテルなどに連れ込む前に腹を満たしていくようなお客ばかりだと行っていたので、どんなお客さんが来るのかと期待していたら、普通のお客さんたちで、お姉さまを連れ込むような人とかそんな多くありませんでした。

そこでほとんどのお客さんが注文していたのが、薄くて広い鍋に真っ赤なスープとソーセージとかスパムとかの具が入って、インスタントラーメンの麺が入ったいかにも安そうな鍋。いかにも安そうだけど、めちゃくちゃ魅力的に見えました。

そこではすでに夕食をごちそうになっていたので食べれませんでしたが、その後嫁と一緒に別の韓国料理屋でイカとかタコの入ったちょっと高級そうな同じような鍋を他の客もみんなつついていたので注文して、めちゃくちゃおいしかった。

それがブテチゲだというのは自分でも作ろうとネット検索してから。ブテは日本語の部隊という意味で、軍隊で残り物とかぶち込んだ鍋とのことです。翌朝、ビンマートに食材を買いに行って作ってみたりとか、自分でも何回か作ってみて、嫁の同級生の店にも行って、タコとかイカの入らない、ソーセージとかスパムの具だけのやつを食べても劇ウマ!

日本で食べるとけっこう高いようなので食べませんが3食連続自作してみました。しかし日本のキムチは甘いとか、うまいものを作ろうと思うとスープのたれも自作しなきゃとかうまいもの作ろうとすると面倒ですが、辛ラーメンのスープでも私にとっては十分です。

しかしスパムの缶詰が高くてびっくりしました。400円くらいするので、タコとかイカ買って入れたほうが安くなりそう。魚肉ソーセージがいい味出しててよかった。今日の昼も自作ブテチゲにすっかな。

2018年7月27日金曜日

ベトナムの送り出し機関のコピペ

ベトナムに住んでいる人のブログを見て、「ベトナムの定食屋などがどこも同じ味付けで、メニューも同じ」と書いてあり、その理由としてベトナム人は新しいことに挑戦しないというのを読んで同意しました。

日本人も新しいことに挑戦しないといわれていますが、他のところと一緒ではもう生きていけないので、差別化か、さもなくば死という世界になっているので、新しいことを考えて挑戦せざるを得ない、挑戦を受け入れる土壌があると感じています。

私の働いているベトナムの送り出し機関とかもみんな法律なんかくそくらえで悪いことをしているのですが、それをとがめると「みんなやっているから良いのだ」と言います。「みんなやっている」この言葉を何度も聞きました。

アホな送り出し機関の連中は今でも失踪保障だのキックバックだの違法なことを日本へ提案していて、うちの会社も以前そういうのがあって辞めさせましたが、どこかの会社で始めたものを他がみんなパクってマネしたのか、書いてある全部一緒で、どの会社のを見ても一字一句違わない。

また、パンフレットもほぼ同じだし、本当にアホかと思っているのが、朝5時とかにたたき起こしてジョギングさせたりラジオ体操させたりする時間割なのですが、これもどっかの会社が始めたのをそのままコピペしているからだと思います。

最近は日本の会社が資本を出してテコ入れしている送り出し機関もでてきているので、そういうところが先進的な取り組みをしていると、「みんながやっているから」「他もこの程度だし」というところはつぶれてしまいそうですし、そういうところは絶滅してほしいと思っています。

いちスタッフとしてはなかなか難しいところはありますが、その辺の重要性などを説明して変えていきたいと思います。

写真はどこで食ってもだいたい同じ味の牛肉のフォー。ただし、この写真のフォーは、Pho Thinという有名店のやつで、ここのは他の店とちがってダシの味が濃くてコクがあるスープなので、他の店のとは全然違います。麺は一緒ですが。


2018年7月25日水曜日

新潟 ベトナム 交流の翼 有効活用セミナーへ行ってきました

10月17日から21日までの間に新潟からハノイにベトジェットのチャーター便が出るということで、その機会を活用するためのセミナーが23日にありました。

1時間ほど遅れてしまったため、興味のあったインバウンドの話を聞くことができませんでしたが、最後の独立行政法人中小基盤整備機構 国際化支援アドバイザーの藤巻さんの話がとても興味深かったです。

私はベトナムで仕事して肌感覚ではなんとなくわかった気になっているところなどもありますが、藤巻さんの話では具体的な統計データなどをもとにしながら分析し今後の予測を立てているので腑に落ちるところが多かったです。

ベトナムは2050年まで成長を続け、インフラが整っていたり、オープンな外交のため東南アジアの中でも人口ボーナス期をかなり生かせる国で成長が期待されています。

日本との関係も、中国という共通の脅威があることや、最大の援助国が日本ということもあり、日系企業には特別にはからってくれるところもあり、日本語が英語と並んで第一外国語となるなど日本人気も強いということです。

2050年には人口が1億5千万人を超え、逆に日本は9000万人くらいまで下がるため、日本に代わって日本語でビジネスをする人たちがベトナムに出現するのでは?という話はとても興味深かったです。