2019年10月24日木曜日

ベトナム生活3年の壁を超える

前の職場の同僚から、退職して帰国するとの連絡をもらいました。

私もベトナムに来て3年で帰国するはずで、できればラグビーのワールドカップまでには帰国しているはずでしたが、もう明後日には準決勝。

駐在員も現地就職もだいたい3年で帰国する人が多いように感じます。私はあと3か月くらいで3年ですが、同じくらいに来た人たちでも帰国した人たちは多いですし、お世話になった人材紹介会社の人などもいない人が多いようです。

私の場合、たいていは周りが動き始めると、自分も次のステップに行きたくなるのですが、今はならないですね。

まだベトナム語も身に着けていないし、仕事もこれから。

将来的にはどうなるのかわかりませんが、今はまだまだベトナムでがんばるつもりです。

2019年10月18日金曜日

明後日10月20日はベトナム女性の日

恐ろしいことになったぞ。ベトナムにいる男はたとえ独り身でもベトナム女性の日、4月だったかにある国際女性の日を無視することはできない。その日は出社すると朝から男が料理をして、昼食にパーティをして酒を飲んだこともある。たいてい男が上座の方に座っているところ、こういう日は、女性が上座に座る。この辺、ベトナム文化の粋なところだと思う。そして、女性の同僚たちにもチョコレートなど何かプレゼントをし、嫁には花を買ったり食事に連れて行く。

「なぜベトナムには女性の日が2回もあるのか」とバカな質問をした日本人がいるというが、「それ以外の363日は男の日でしょ!」と怒られたという。

しかし私は今は朝起きて、妻の朝食と昼食を作り、洗濯も取り込んで夕食も作るという育児以外の負担を極力かけさせないようにする生活。

世の中の男は363日は奥さんが料理を作って、年に2回だけ男が作るというパターンのようだが、私は違う。免除されてしかるべきではないかと思う。

今回はネタがない。特別なものを料理するか?いや、そんな特別なものを作れない。外食に行くにしても赤ちゃんがいるので行けない。花を買うにも私はラグビーの準々決勝を見なければならなく忙しい。

どうすっかな。よりによって日本代表の初のベスト8での初試合と重なるなんて。


2019年10月17日木曜日

ニュージーランド出身のコーチは、なぜ日本の文化をリスペクトできて特性を生かせるのか

ラグビー日本代表のジェイミージョセフ(JJ)の頭の中が、まだ前任者のエディ―ジョーンズみたいに本が出版されていないのであまりよくわかりませんが、興味がありますね。

JJは合宿所のホテルに甲冑を置いたり、MVPに日本刀を渡したり、さざれ石を見に行ったりと、日本の文化とか受け継いできた歴史を生かしたチーム作りをしているように感じます。

JJのふたつ前のヘッドコーチのジョン・カーワン(JK)も、新渡戸稲造の「武士道」を選手たちに読ませて、それをラグビーの、グラウンドに当てはめたら自分たちはどのようであるべきか、どのようなプレーをすべきかなどをディスカッションさせたといいます。

ニュージーランド人コーチはよくニュージーランドの強いラグビーを押し付けるだけで、日本人の特性を生かしていないなどと批判されることはありますが、原住民のマオリの文化と白人の文化が見事にラグビーを通して融合しているニュージーランドは、他の文化にもリスペクトがあるようにも感じます。

オーストラリア人のエディジョーンズも似たようなことをやっていましたが、同じくオセアニア出身だからか、でもオーストラリアはニュージーランドと違って、支配される側の原住民と支配する白人という社会の構図がラグビーにもずっとあって(今はなくなりつつあるのかもしれませんが)、エディジョーンズはじいちゃんかばあちゃんが日本人で、結構差別されてきたという話もあります。

でも外国人がこういうチームづくりできるというのはすごいことだと思います。たいてい、進んでいる国の人が、遅れている国に来ると、無意識で20%くらい見下したりバカにしたところがあって、「お前らは間違っている」「オレの言うことを聞け」「進んでいるオレの国を見習え」的なことになってもおかしくはないと思うのですよね。

技能実習生の世界がそうですから。「日本は進んでいる。オマエらはバカな文明が発達していない連中だ。だから日本を見習え。日本人のようになれ。」っぽいところがありますね。

JJやJKは外国人として日本でプレーした経験もあるが、日本人の多くは外国人の立場になったことがないことが原因か、一流とその他の人の違いなのか、オセアニアと島国の文化的な違いなのかはわかりません。しかし見習うことが大きいです。

2019年10月15日火曜日

中小のサービス業の外国人材に対する考え方


たまたまGoogle Alertで今年から始まった外国人労働者を受け入れる制度「特定技能」の大手企業の取り組みが2件入ってきた。

モス、ベトナムの大学と提携 4年で特定技能350人採用
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50976330V11C19A0TJ1000/

コメダ、ミャンマーで店員育成 人手不足の日本に派遣
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50973300V11C19A0L91000/

私が働いているベトナム人材の送り出し機関は今のところ大手との契約はありませんが、大手企業のこういう活動には注目しています。

自らお金を出して、現地の学校などと連携して教育して、配属されてからも段階的に教育して仕事を任せて能力を上げて行って、最終的には母国に出店して店を任せるとか、日本でずっと働くことになっても店長だとか本社採用みたいな感じで将来の活躍の機会はあると思います。

大学を卒業してまでサービス業?みたいな考えもありますが、ユニクロやマクドナルドなどどんなサービス業でも最初は大学卒業して店舗スタッフとか店長とかから初めて、今や偉くなっている人もたくさんいますからね。外国人がそうならないわけではありません。特定技能は人文知識国際業務の在留資格に比べて家族帯同ができない、永住につながるかどうかわからないという魅力としては1つ落ちみたいなところはありますが、ここからキャリアを始めてみるのも良いかもしれません。

こういう大手の取り組みに比べて、中小のサービス業ときたら…。うちに問い合わせのあった話として、

「日本語と仕事を全部覚えさせて、その中から面接して良いのだけ採用」だと…?

オマエら人を選べる立場か!?外国人だって職業選択の自由はもちろんあるし、低賃金の仕事につくために、何カ月もかけて仕事を覚えさせられた挙句に採用されるかどうかわからないような仕事につくはずがありません。コメダコーヒーやモスバーガーの爪の垢でも飲ませてやりたいわ。

その日本語や仕事を覚えさせるための費用だって大手は企業で負担しるでしょうし、ベトナムの法律でも日本側負担になりそうですが、この某中小の団体の連中ときたら金だすつもりもサラサラなく、外国人だったら誰でも低賃金でも日本に来るために必死こいて勉強すると思っているようです。

そもそも貧しいから進学しないで海外に出稼ぎに出ているのに、勉強しても採用されるかどうかわからんで覚えたことがパアになるような無駄な勉強なんてするわけねぇだろ。

オマエら何様のつもりなんだと言いたいけど、言えないので今度直接プレゼンしてきて自分たちの置かれている立場の現実を伝えてきます。

こんな風にダイレクトに伝えたいですが、やんわりと伝えて、受け入れ希望しているところが15社あるみたいですが、それが1社になろうと2社になろうと0になろうとかまいません。このメンタリティのまま外国人を受け入れに進んでしまったら、速攻でトラブルが起こって、我々のせいにされて「どうしてくれるんだ、補償金払え」みたいな話になるのは目に見えています。

外国人にトラブル起こされただの辞められただの言う連中がいますが、実際は自分たちが相手のことを理解するつもりもないことが原因で自分たちがトラブルを起こしているのを外国人のせいにしているのが多い気がします。

外国人の採用はすでに競争に入っているので、「貧乏なんだろ。小遣いやるから雇ってやるよ」的な考えでは、採用もできません。「人手不足なので、うちに来ていただけませんか?できる限りのことはやります」という段階まで入ってきています。



2019年10月14日月曜日

スコットランド戦勝ってよかった

日本はアイルランドにギリギリ勝って、スコットランドは負けたこともあり、自力では日本の方が上かなと思っていましたが、相性もあるし、スコットランドもティア1の誇りをかけて全力で来るだろうし、勝負はいろいろと流れがあって、ボールの弾み方、レフェリングなどいろいろな要素があるのでかなりハラハラしていました。

全勝して決勝トーナメントに行くなんて、夢でも見ているようだ。2003年頃は、日本がワールドカップで優勝するにはあと100年くらいかかるとか思っていましたが、ジョセフがオールブラックスの魂を吹き込んでくれたように思います。

サッカーでトルシエからジーコに変わったとき、トルシエは上から「こうしろ」という指導で日本人に合っていたが、ジーコは「自分たちで考える」というもので、サッカー協会の方もその指導方法は本人にはまだ早いかと思いながらも、今からこのやり方をしていなければ先はないからジーコにしたと聞いたことがある。

岡田元監督やラグビーの平尾誠二との対談で、「社会全体が上から指導ではなく、自分で考える社会にならなければ日本のサッカーもラグビーも強くならない」と言っていた。

しかしエディジョーンズからジョセフに変わったのも、トルシエからジーコに変わったときのような感じもある。上から押し付け型指導だったエディ―から、リーダーチームを中心に自分たちで考え、修正し、チームを作っていく、しかも多国籍という日本社会がまだあまり経験したことのない環境でのチャレンジだったと思う。

ジーコジャパンのように吉と出ても凶と出てもいいようなチャレンジだったと思うし、中田だけ孤立していたみたいな話もありチームとなっていなかったようだが、ジョセフは素晴らしいチームを作ってくれた。




2019年10月11日金曜日

英語のできるサークルKの店員

いくら自動翻訳などが発達しても、直接お互いの国の言葉、第三国の国の言葉でも話せるのは楽しいものです。

昨日、サークルKの店員にベトナム語でアイスコーヒーを2度注文したところ、2回とも注文したつもりのものとは別のものがでてきたので、まあ、これもいっかと思いましたが、今日は若い女性の店員で、英語で注文を受け、しかもこっちのコーヒーはデフォルトで砂糖が入っていて甘いのですが、「No Sugar?」と向こうから聞いてきてこれはベトナムに来て初めてだったし、愛想のない店員でしたが、最後に「Have a good day」とか言って驚いた。

日本のサービス業とかで、インバウンド客が多いから外国人に日本語も英語も勉強させてとか言ってくるバカな連中がいるが、まずはテメーが勉強せえやと思います。接客英語なんてこのサークルKの店員くらいでいいんですからね。

2019年10月10日木曜日

ラグビーでは故意の反則ではなくても退場。外国人材業界も。

技能実習の監理団体2つが、ベトナムの送り出し機関と違法な失踪賠償の契約を結んでいて許可取り消しになった。

失踪賠償とは、失踪したらひとりあたりウン十万円、実習生の家族から賠償させろというもので、失踪が本人のせいなのか、送り出し機関が監理団体やブローカーに払うために借金たくさんさせていたのか、よくある最低賃金以下で働かせていたからなのか、暴力やパワハラはどうだったかなど、原因はさまざまであるのに本人や家族に負担させるという鬼畜なものです。

今回の2団体はこういう契約を結んでいたものの、まだ入国させたことすらないようです。他にもこういう契約を結んでいる監理団体がたくさんあり、金を受け取っているところも多い中、なぜ受け入れもしていなく、金も受け取っていない団体が罰せられたのでしょうか。

個人的な好奇心というかのぞき心で、公開されている理事長の名前を検索してみると、ひとりでてきて、普通に家庭もある人だった。この業界は普通そうな人があくどいことをしているので外見では判断できない。

この業界に入ってから、結構退場した人がいて、あんな人もいたな、こんな人もいたなと走馬灯のように浮かんでくる。

法的に退場させられた人だけでなく、評価を失って退場せざるを得なくなったひさけんを思い出す。

ひさけんはハノイで外国人材ITプラットフォームで起業し活動してきて、私もこれがブローカーじゃなければ面白そうだなと思って注視していましたが、6月のある日、スターバックスでバイクタクシーの運転手を「汚い」とTwitterで罵り、ベトナムでニュースになるほど大炎上してベトナム人の怒りを買い、同時期に彼のビジネスモデルが完全に違法なブローカーのビジネスモデルだとわかり、日本人の間でも炎上し、2重の大炎上の末、TwitterやFacebookにもカギをかけて業界から退場せざるを得なくなった人です。

制度や法律のことを知らず、ブローカーのことを彼も問題視していましたが、自分は違う。自分は正義感のある良いブローカーだと思っていたのか、わかりませんが、ラグビーでは故意ではないラフプレーでもイエローカードやレッドカードがでて退場になってしまいますが、この業界でも故意ではなくても退場になってしまいます。

自分もこの退場者の中のひとりになってしまわないように、法律を守ること、故意ではなくても法や倫理に反することをしていないか日々確認、勉強していきたいと思います。

ラグビーは本当に面白い

ラグビーは本当面白いですね。

子供が生まれてからすぐに日本に出張に行って、帰ってくるなりワールドカップが始まってテレビにかじりついて嫁に怒られたりして、ワールドカップ離婚の危機も感じました。

しかし私としては高校のラグビー部、アメリカで草ラグビーチームでプレーしていた経験もあり、当時はスラムダンクやJリーグ人気で、日陰の青春時代を過ごしたこともあり、25年前に日本のスター選手たちがオールブラックスにぼこぼこにされるのも生中継で見てショックだったため、今の日本代表の活躍、日本でのラグビー熱の高まりが本当にうれしいです。そして日本でのワールドカップが決まってから10年近く待った。

ラグビーを戦争に例えるのはよくないかもしれませんが、高度な戦略性から「肉体のチェス」と呼ばれていることもあり、チェスは戦争ゲームでもあることからあえて、戦争にたとえて表現してみます。

ラグビーが面白いと思うのは、
1.スクラムやモールなどによる戦車戦
2.フォワードの近場での突進などによる歩兵戦
3.バックスの展開やサインプレーによる航空戦
4.キックでの陣地取りの爆撃戦

などそれぞれの要素があり、流れや時間帯によって全然違う要素がひとつのゲームの中に含まれていることかと思います。

7人制のラグビーはこの中では、ほとんど3の要素だけで、それでも面白いですが、15人制の方が時間も長く、流れもいろいろ変わったりするため、ひとつのゲームで物語があり、それが面白い。

2019年10月4日金曜日

私の家事の奮闘ぶり

子供が生まれてからの私の家事の奮闘ぶりはすごい。

本当はFacebookなどに書いてみんなに「いいね!」とか「すごいね!」とか言って欲しいが、嫁も見ているので、「大したことをやっていないのに何だあれは」と言われそうなので、嫁も知らないこのブログでどれだけすごいかを書いていきたい。

元々私は尻に敷かれやすい性格なのですが、東南アジアの人と結婚するとこうなることは100も承知しておりました。

台湾でも彼氏は昔の「アッシー君」だのなんとか君だの通り越して下働きのようだと聞いていましたっが、実際にワークキャンプに来た台湾人の家に行ったときに、彼氏が部屋の住みの方で気配を消して立っていて、彼女に「これもってこい」「あれ買ってこい」と命じられると、「はい」とか「かしこまりました」の意を音も発せずに表して、ひっそりと消えていき、命じられたものを持ってくるというのを見て、「ああ、こういうことなんだな」と思いました。


2019年10月1日火曜日

ハノイで子育て中

8月6日に娘が生まれて、2週間後に日本に3週間ほど出張し、ハノイに戻ってから3週間が過ぎました。

嫁と2人しかいないので、食事を作るのは私の仕事になっています。

朝6時頃に起きて、朝食と昼食を作り、帰ってきてから夕食を作るような感じです。

同じ自炊ですが、日本とは勝手が異なり大変です。

ひとつは、調味料とかが日本のようにそろわない。醤油とみそ、あとは塩コショウや砂糖だけでなんとかしなければなりません。日本食売っているスーパーのあるようですが、行く余裕がありません。

その限られた調味料&食材の中から、献立を考えるのも大変です。日本だとスーパーをうろうろしながら、●●の素みたいなのを見て、イメージが浮かんだり、それを使って簡単な料理を作ることもできますが、醤油、みそ、野菜、肉の中から毎日の献立を作るのは大変です。

もうひとつは、下ごしらえが大変です。日本のように、茹でるだけ、焼くだけ、チンするだけの食材は売っていません。もやしも日本では下手すると洗わずに使えたりするのですが、こちらでは丹念に洗い、豆についた殻を取り、などの作業が必要です。ほとんどの野菜も日本では農家がやるような、選定作業が必要です。

肉も薄切り肉などはないため、塊を買ってきて、包丁を研いで良く切れるようにしてから、薄切りにしてきます。これだけでもかなりハードワークです。

惣菜も買えないことはありません。夕方になると路上で、肉のバーベキューや春巻きなどの揚げ物屋などが多くでています。春巻きなどは変えますが、塊肉みたいなのはよくわからないので買ったことがありません。今度挑戦したいと思います。

最近はラグビーワールドカップが始まって、料理サイトを見ている時間もないですが、慣れてきたら週末作り置きで冷凍などにもチャレンジしていきたいと思います。