2014年2月25日火曜日

MMS(マイクロモノづくりストリーミング)のインターネット中継に出演させていただきました。

2月21日(金)に、クラウドファンディングでお世話になっているenmonoさんの【第74回MMS「燕三条の町工場技術が、世界を救うプロジェクト」】 のインターネット生中継に出演させていただきました。

モノづくりに特化したクラウドファンディングサイトのzenmonoを運営する、マイクロモノづくり支援企業のenmonoさんの「マイクロものづくりストリーミング」という放送です。

Googleのハングアウトオンエアというサービスをつかった遠隔地をつないでの放送でとても緊張しましたが、素晴らしい進行のおかげで楽しくお話できました。

炭作って農作物を作っていたのが、なぜモノづくりまでやることになったのか、ぜひ見てください。

番組ページはコチラです。

https://plus.google.com/events/cmi73mo7sonva96hoddq2rjs3jo

下に貼り付けたYouTubeからも見ることができます。

2014年2月24日月曜日

佐渡バンブークラブでインスタント無煙炭焼き窯の実演やDIY式TLUDストーブの伝道。(パート2)

前回の佐渡バンブークラブでのインスタント無煙炭焼き窯及び手作りTLUDストーブを紹介しにいった報告の続きです。佐渡は新潟だけど新潟ではなく、なんとなく文化も空間も違うようで面白すぎるのでつい報告も長くなります。

こちら、会場の真野の本願寺。

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このお寺にある竹と縄のフェンスみたいなのがところどころにあるのですが、これらもカルロスさん作のようです。

小さくしか写っていませんが、下の写真の左下の竹で組んだフェンスみたいなのを始めとして、いろいろな形のものがありました。日本人でもできる人は少なさそうなのに、これだけできるなんてすごい。

ちなみに、私も竹に関わっていますが、こういうことは全くできません。作るのはメシを食うための皿とハシとカップくらいなもので、あとは炭にしています。

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着火はカルロスさんにお任せしました。カルロスさんは、以前、森林組合の窯で竹炭を焼いていたこともあり、炭についてはかなり専門的な知識と技術を持っています。

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火をつけて、インスタント無煙炭焼き窯のアタッチメントをかぶせ、煙突をかぶせると、しばらくして煙が消えます。

煙(可燃性ガス)が内部で2次空気とともに燃焼しているからで、煙突から出る熱は700度を超えます。

どれくらい熱がでているか手をだそうとする人がいますが、絶対に手を出さないでください。

カルロスさんも不思議&面白がって、この熱で竹をあぶれるか確認していました。

700度を超えた熱が3時間出っぱなしなので、料理くらいではもったいなく、この熱を有効利用しまくりたいなと思います。

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佐渡バンブークラブのメンバーたちが集まる前に、ゴミから作ったオイル缶TLUDストーブができました。

この作り方は、こちらのページで紹介していますので、ぜひじゃんじゃん作ってみてください。

【オイル缶の空き缶を使った自作TLUDストーブ作り方(技術力不要)】

http://charcoalblacks.org/archives/1712

そして、もしよろしければ、クラウドファンディング「燕三条の町工場技術が、世界を救うプロジェクト」で、3万円のご支援をいただくと、全国どこへでもワークショップにお伺いしますので、ぜひご支援お願いします!(交通宿泊費、材料費除く。材料はほぼというか、99.9%タダでできます)

http://zenmono.jp/projects/22

 

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そうこうしているうちに、佐渡バンブークラブのメンバーが少しずつ集まってきました。

朝は雪が積もっていたくらい寒かったので、やはり最初は火にあたります。火が入っているようには見えないのに暖まっているのは面白いですね。

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体が温まってきたところで、みなさん、作業に入りました。

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もうすぐ一週間経つけど、まだ体が楽しかったことを覚えています。

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まだまだ続きます。

2014年2月20日木曜日

佐渡バンブークラブでインスタント無煙炭焼き窯の実演やDIY式TLUDストーブの伝道に言ってきました。(パート1)

2月18日~19日に、佐渡バンブークラブのカルロスさんに呼んでいただいて、インスタント無煙炭焼き窯のデモや、ドラム缶やオイル缶からの手作りTLUDストーブのレクチャーみたいなものをしてきました。

佐渡バンブークラブの方々は、竹から太鼓を作って演奏するSADRUMのメンバーを兼ねていたりして、一緒に作業していても猛者ぞろいだと思っていたので、果たして喜んでいただけるだろうか…と心配していましたが、初めて知ったので、今後いろいろと遊んでみたいという声をいただいて、有意義な情報交換ができてよかったと思います。

あまりにもおもしろくて、写真も100枚以上とってきたので、何回かに分けてレポートしたいと思います。

何はともあれ、インスタント無煙炭焼き窯のアタッチメントを持っていかなければならないので、佐渡汽船のフェリーに使い込んだ煙突とともに持込みました。完全に怪しい人です。

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冬の佐渡は初めてでした。フェリーの甲板は果てしなく寒かったのですが、やはり出港と入港は見届けなければ気がすみません。

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入港もこのようにきちんと見届けました。悲しみとともに海を越える演歌の主人公になったかのように、演歌が頭の中にかけめぐります。

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カルロスさんに港まで迎えにきていただき、宿泊させていただく自宅へいく前に、最近使い始めた工房の小屋を案内していただきました。

カルロスさんとは炭焼き仲間として出会ったのですが、カルロスさんは炭焼きというよりも竹が大好きで、竹の根元から枝葉まで全部使いたいと思っていて、私はといえば、竹というより炭が大好きで、ほかの材料の炭も作り、あらゆるものを炭にしたいと考えています。

視点は多少違いますが、自然に対する考え方とか接し方がなんだか近いものを感じています。

こちらはいぶした竹の小物入れ。

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こちらは竹のステッキ。都会の高級ステッキのお店などにおいていただきたいと考えているようです。

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これがカルロスさん自作のいぶし窯。様々な工夫が見れてとても興味深かったです。

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この小屋も自作していました。

森林組合から端材や、解体現場から廃材とかをいただいて、ほとんどタダで立てたそうです。日本で家を建てる材料がほとんどタダで手に入ったことをとても驚いていました。

私も小屋を立てたいと考えていますが、建築の知識が全くなく、建てたら風で飛んでいくのではないかと怖れて何もできなくなっていますが、カルロスいわく、

「犬小屋作れれば、家も建てられる。基本は同じ。」

と心強い言葉をいただきました。今年挑戦できるかな。

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左官屋もやっているカルロスさんの大のお気に入りは、土壁。

土壁の素晴らしさをいろいろと教えていただきました。多分土を壁にするというのは世界中いろんなところにあって、レンガも大きく言えば土壁でしょう。

しかし我々現代人はそういういいものを手放し、より簡単でより見た目がきれいそうに見えるボードや壁紙などを選択してしまうので、私も土壁のよさを見直したいと考えました。

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カルロスさんの家で一泊させていただき、翌朝会場の真野の大願時というお寺へ移動。

移動する前に、カルロスさんの友達のやっているゴミ捨て場というか、鉄クズ屋へ。

インスタント無煙炭焼き窯に使うドラム缶をカルロスさんが2台用意してくれたので、私の持ってきたアタッチメントを使って1台で炭焼きしている間に、もう1台でも炭焼きができるように、DIY式のインスタント無煙炭焼き窯の材料を探しにきました。

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大量の金属ゴミのなかから、使えそうな部品をいくつか拾ってきました。

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朝はまだ激寒で、雪も積もりかけていました。佐渡は暖かくて雪ないだろうからスニーカーで行こうと思いましたが、念のため長靴をはいてきてよかった。

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しかし9時を過ぎると晴れてきました。とりあえず光の入る美しい竹林で記念撮影。

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続きます。