2月18日~19日に、佐渡バンブークラブのカルロスさんに呼んでいただいて、インスタント無煙炭焼き窯のデモや、ドラム缶やオイル缶からの手作りTLUDストーブのレクチャーみたいなものをしてきました。
佐渡バンブークラブの方々は、竹から太鼓を作って演奏するSADRUMのメンバーを兼ねていたりして、一緒に作業していても猛者ぞろいだと思っていたので、果たして喜んでいただけるだろうか…と心配していましたが、初めて知ったので、今後いろいろと遊んでみたいという声をいただいて、有意義な情報交換ができてよかったと思います。
あまりにもおもしろくて、写真も100枚以上とってきたので、何回かに分けてレポートしたいと思います。
何はともあれ、インスタント無煙炭焼き窯のアタッチメントを持っていかなければならないので、佐渡汽船のフェリーに使い込んだ煙突とともに持込みました。完全に怪しい人です。
冬の佐渡は初めてでした。フェリーの甲板は果てしなく寒かったのですが、やはり出港と入港は見届けなければ気がすみません。
入港もこのようにきちんと見届けました。悲しみとともに海を越える演歌の主人公になったかのように、演歌が頭の中にかけめぐります。
カルロスさんに港まで迎えにきていただき、宿泊させていただく自宅へいく前に、最近使い始めた工房の小屋を案内していただきました。
カルロスさんとは炭焼き仲間として出会ったのですが、カルロスさんは炭焼きというよりも竹が大好きで、竹の根元から枝葉まで全部使いたいと思っていて、私はといえば、竹というより炭が大好きで、ほかの材料の炭も作り、あらゆるものを炭にしたいと考えています。
視点は多少違いますが、自然に対する考え方とか接し方がなんだか近いものを感じています。
こちらはいぶした竹の小物入れ。
こちらは竹のステッキ。都会の高級ステッキのお店などにおいていただきたいと考えているようです。
これがカルロスさん自作のいぶし窯。様々な工夫が見れてとても興味深かったです。
この小屋も自作していました。
森林組合から端材や、解体現場から廃材とかをいただいて、ほとんどタダで立てたそうです。日本で家を建てる材料がほとんどタダで手に入ったことをとても驚いていました。
私も小屋を立てたいと考えていますが、建築の知識が全くなく、建てたら風で飛んでいくのではないかと怖れて何もできなくなっていますが、カルロスいわく、
「犬小屋作れれば、家も建てられる。基本は同じ。」
と心強い言葉をいただきました。今年挑戦できるかな。
左官屋もやっているカルロスさんの大のお気に入りは、土壁。
土壁の素晴らしさをいろいろと教えていただきました。多分土を壁にするというのは世界中いろんなところにあって、レンガも大きく言えば土壁でしょう。
しかし我々現代人はそういういいものを手放し、より簡単でより見た目がきれいそうに見えるボードや壁紙などを選択してしまうので、私も土壁のよさを見直したいと考えました。
カルロスさんの家で一泊させていただき、翌朝会場の真野の大願時というお寺へ移動。
移動する前に、カルロスさんの友達のやっているゴミ捨て場というか、鉄クズ屋へ。
インスタント無煙炭焼き窯に使うドラム缶をカルロスさんが2台用意してくれたので、私の持ってきたアタッチメントを使って1台で炭焼きしている間に、もう1台でも炭焼きができるように、DIY式のインスタント無煙炭焼き窯の材料を探しにきました。
大量の金属ゴミのなかから、使えそうな部品をいくつか拾ってきました。
朝はまだ激寒で、雪も積もりかけていました。佐渡は暖かくて雪ないだろうからスニーカーで行こうと思いましたが、念のため長靴をはいてきてよかった。
しかし9時を過ぎると晴れてきました。とりあえず光の入る美しい竹林で記念撮影。
続きます。
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