本田選手が小学校の卒業文集で、ACミランで10番をつけてプレーするというのを書いていて、本当に実現させたということでぶったまげたという報道を最近よく見る。本当にコツコツ努力してきて、いろんなものを犠牲になっているんだろうけど実現してすごいと思う。
イチロー選手も小学校の文集に将来はプロ野球選手になって、契約金はいくらいくらで、お世話になった人たちにメシをおごりたいというような詳細な夢を書いて実現させている。
2人とも小学生の頃から明確な目標や夢を持っていてすごいと思う。
私は文集に何を書いたかと、記憶をたどってみた。
そもそも私たちの学校に文集に作文を書くというのがなかったような気がします。あったのかなあ。
さらにそもそもの話、作文なんてかけなかった。本田選手やイチロー選手たちは、小学校時代からあんな見事な文章がかけて、知性もあったのでしょう。
私などは、小学生の頃、作文が書けず、読書感想文も「あとがき」の要約みたいなもので、起承転結とか今でも何のことかさっぱりわかりませんでした。
私たちの学校には作文をかくような卒業文集はなかったような気もするけど、覚えているのは、ひとり1枚好き勝手なことを書いてもいいというページを与えられたこと。
作文を書く人もいたし、イラストを描く人もいたし、組み合わせて雑誌記事みたいにする人や、マンガにする人、ひとことだけの人もいた。
そこに自分が何を描いたか思い出してみると、なんとチェ・ゲバラを描いていた。
この写真をイラストにして。
なんと、オレは革命家を目指していたのだ!
今も「黒の革命」とか言って、世界を炭で救うとか騒いでいるのも、本田選手やイチロー選手のように、子供の頃に夢見たことに取り組んでいるのだと思った。
しかし、私の描いたゲバラは、手に焼肉のタレを持っていた。
そしてその瓶には、
「ゲバラ焼肉のタレ」
と描いてあった。
ああ~、やっぱりただふざけていただけか…
と思いましたが、さらによく考えてみると、あのイラスト自体がパクリでした。
読んでいたパソコン雑誌の読者投稿にイラストが載っていて、小学生だったのでゲバラのことなど知りませんでした。
でも、当時ゲバラを題材にしたゲームがあったのかどうかわかりませんでしたが、すごくゲバラの生き様のようなものに興味を持っていたことは確かだったようです。
そしてこれはこじつけですが、小学校の卒業文集にはゲバラを描いた。そして、手には焼肉のタレ。
これは、もしかしたら今、黒の革命を通して世界を満腹にすることに取り組む未来を暗示していたのかもしれません。
本当に小学生当時の自分が、ゲバラのようになりたいと思って描いたとしたら。99%はふざけて描いただけですが、1%はそうでもなかったような気持ちもありました。そうであるならば、小学校の卒業文集のパワー。
12歳の魂、100まで。
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