2024年1月4日木曜日

読書記録:場をつくる チーム力を上げるリーダーの新しいカタチ

最近150万ドンの読書のみに使うための中華タブレットを買った。日本円で7000円くらいかと感じていたが、今計算してみたところ8800円だった。こんなところでも円が弱いというのを感じる。

これを買ってから読書の効率が爆上がり。10インチなので読みやすい。ジジイだからではない。多分。一度に多くの文字が読めるからだと思っている。やはりBig is Greatは正しい。1日1冊は読める。読む時間は会社についてから30分くらいと昼休みの40分くらい。日本でKindleをなくしてから、読書はスマホかパソコン画面だった。

読んでは消えていき、読んでは消えていきでは寂しいので、時々読む価値があったと思える本に関しては記録を残していきたい。

最近読むのは組織開発関係が多い。チーム力が弱いというのはアジア全体が個人主義なので共通しているが、団体スポーツとか力を合わせて何かやった経験がベトナム人には少ないような気がして、チームにするのに苦労している。



この手の表紙の本は期待外れが多かった。しかもKindle Unlimitedなので全く期待していなかった。

とりあえずパラパラと流し読みして、最後に著者のプロフィールが出てきた。

● CRR Global認定 組織と関係性のためのシステムコーチ
● 米国CTI認定 プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ

と出てきた。私もコーアクティブコーチングを多分同じくらいの時期に学んでいたのと、システムコーチングは興味があったので、一気に興味が沸いてもう一度読んだ。

興味のスイッチが入った状態で読むと、ただ流し読みしていたときの状態と全く違う情報が頭に入ってくる。

いろいろなヒントがあるので何度でも読み返したくなる本。Audibleで何十回も聞きたいと思ったが、Audibleはなかった。

後で思い返すためのキーワード

日報
‐就業時間
‐目指す姿 (6か月)
‐今月の注力テーマ

LEIカルチャー
‐3つのバリュー
‐日々実践度合いを問われていること

グランドルール
‐どんな雰囲気でこの場を進めたいのか?
‐もし対話の中で困難な状況が生まれたら何を信頼したいのか?
‐対話を行う上でお互いに約束できることは何か?

ERRC:顧客価値の向上と4つのアクション
‐Eliminate
-Reduce
-Raise
-Create

WOOP
-Wish
-Outcome
-Obstacle
-Plan

共感、違和感投票:アイデアに対して共感するか違和感があるか

リフレーミングビュー

ブレインストーミング4原則

7レイヤーズコンセンサス:絞ったアイデアに対する実行意欲を検証

社長からの質問:計画的に混沌を作り出す

4つの話し方、聞き方


2019年12月4日水曜日

社長の誕生パーティのついでに私の誕生会も祝ってもらいました

今日は社長の誕生日。

昨日の夜、社長からLINEで「加藤さん、おめでとうございます」というメッセージとともに謎の写真が送られてきて、何のことだろうと思いながらも返信せずに寝たところ、朝呼ばれたときに、誕生日プレゼントとして、名刺ケースをもらいました。

私の誕生日は1カ月前で、今日が社長の誕生日。

本来なら私がおめでとうございますと言ってプレゼントを持っていかなければならない立場なのに、こういうことをしてくれて本当にありがたいです。

私も手ぶらでは何なので、母から社長へと預かっていたが、出張から戻ってから病欠で渡す機会がなかったものを渡しました。

本当に気を使ってくれて、私がボロボロの靴を履いていると、靴屋まで連れていかれ、新品の靴を買ってくれたりと、送り出し機関の社長ですがまだ実績が少ないために経営は苦しい状況だと思いますが、そんな中でこんなに気を使ってくれるのは感謝しかありません。めちゃくちゃ働いて恩返しするつもりです。

それで15時から私と社長の誕生パーティ。

事前に招待状のメールが届いていたが、誕生日を祝ってもらうのは慣れていなくなんかこっぱずかしい。

というのも、正直な話、私が他人の誕生日をどうでも良いと思っているゲス人間だから。心から「誕生日おめでとう」と思ったことはない。ならば他の人たちも同じはず。

というわけで、Facebookでも誕生日メッセージが来ないように誕生日を非公開にしているし、今回のパーティも90年代生まれの若いスタッフたちが、おっさんどもの誕生日祝うなんてめんどくせぇなあ、と思っていると思って、「仕事時間を無駄にさせて申し訳ない…」という気持ちでいっぱいで、とはいえ、プライベートな時間だったらもっと嫌だろうと思いなおしてパーティにいきました。

パーティー自体はひととおりケーキのろうそくの火を消すとか、お菓子や果物など食べ、カラオケが始まる頃には、社長が、「加藤さん、事務所へ行きましょう」と言い、何のようかと思ったら、「私がいるとみんなが楽しくない」というようなことを言っていました。

社長の誕生日パーティというのはたんなるネタで、社員の親睦会みたいな感じだったようです。

監理団体の裏切り

朝から本社の社長から、「今から来れますか?」と電話。

出張や病気上がりだったので、急いでやらなければならない仕事を片付けたい気分はありましたが、「例の件で怒りが収まらずに相談だな」と勘づいて、まずは社長のメンタルケアだと思って本社に行ってきました。

社長が怒っていたのは、うちの会社が長年取引のある企業を、去年から監理団体である某組合を通して技能実習生を送り出していたのを、その某組合がその企業をうちからひっぺがす工作をいろいろとしてきて、ついに別の悪質で有名なT●Sグループの送り出し機関に紹介してそこを通して実習生を入れることになったと連絡が来ていたからです。

その組合にとって、うちから他の送り出し機関に乗り換えてなぜ得があるかといえば、もちろんキックバック、夜のお供をしてくれる女性、面接のチケット代、ホテル代などいづれもうちは出さないからです。また、監理費や教育費もきっちりいただくからです。

今回もこれらのすべてを要求されましたが、社長がきっぱり断っていました。

これらの行為がなぜ問題かといえば、すべて実習生たちの負担になるため、実習生たちの借金が増えて、貧しい人たちから多額の費用を搾取することになりるため、法律でも禁止いされていますし、入国した後に借金苦でトラブルや犯罪を起こしてしまうケースが多くあります。

残念なのはそれを受け入れ企業の人が知らないことがよくあります。監理団体の理事長も知らずにスタッフたちが勝手にやっている場合もあります。

今回の場合も、航空券やホテル代を送り出し機関が出すことは禁じられているので、OTITなどの監査が入ると思うので、普通はできないのですが、組合から出張費用を出してもらって、領収書ももらって証拠は作り、送り出し機関から現金で出してもらってという感じでしょう。

また、この組合の通訳のいかにも悪そうなベトナム人女性の旦那がT●Sグループの送り出し機関で営業やっているので、そこに紹介すれば旦那のボーナスにもなり、自分たちにもキックバックが入ってウハウハなわけです。

なんてひどいやつらだと思いますが、社長が言うにはこれでもマシな方のようです。

私が今働いている送り出し機関に入社したときに、悪い日本人たちと付き合うのに辟易した社長が、いままで付き合いのあった監理団体や実習生やエンジニアを大切に扱わない企業はバッサリ切って、ひとつ残した監理団体がこれでした。

しかし、私が最初の出張のときに挨拶に行くと、いかにもうさんくさい悪いことしていそうな担当者がでてきて、イヤな匂いを感じましたが、当時はこれしか残っていなかったため、この裏切り工作をされた企業の紹介となったわけですが、やはり最初に感じた匂いは正しかったようです。

本当にろくでもない組合が多い。比率とすれば、ロクデナシ組合が9割、立派な組合1割という感じでしょうか。立派にやっている組合も多く、私が入社してから良い組合以外と付き合わないポリシーでやっているので、大変でしたが、ようやくいろいろと形になってきました。

ロクデナシというのは理事長自体が腐っている場合もあれば、こういう風にスタッフや通訳が裏で悪事を働いている場合もありますし、立ち上げたばかりで何も知らなく、悪質送り出し機関の言われるがままというのも含めてです。

こういう組合はもちろん信頼がないので、お客さんがいません。そのため営業するのは、海外の送り出し機関です。送り出し機関が、日本中に何百とブローカーを張り巡らして営業をして、毎月企業から3万なり4万なりの監理費をとっていながら、実際に定期訪問したり通訳したりするのは送り出し機関がやっている場合も多く、そのための送り出し機関の駐在員や出張の費用など、当然実習生たちの借金から賄われます。

今回裏切り工作をした組合のスタッフ共がキックバックを受け取っていることを、

「あの企業にバラした方がいいですか?」

と社長は聞いてきましたが、証拠もないですし、放っておいたら良いと答えました。

今回は裏切り工作をしたのは組合で組合の悪口ばかり書きましたが、企業でも似たようなのもいる。この企業も例のT●Sグループの送り出し機関が契約を取るために、実習生たちの金で高級レストランにカラオケ、夜の女性まであてがわれて、うちに来るよりも楽しいハノイ出張を満喫して、良い思いをしていたようなので、そういうお金は実習生に出させないで自分の金でやってくださいというスタンスのうちとの取引よりもよかったのでしょう。こういう情報は、送り出し機関の横のつながりなのか、情報は共有されています。

本当に悪は早く滅んで欲しいです。




2019年12月3日火曜日

外国人材に関わる人の悪落ち、闇落ち

外国人材で日本の多様化を通した活性化だと希望に燃えて、送り出し機関の仕事をはじめた当初、業界の先輩方に何人か会いに行ったのですが、最初からかなり胡散臭そうな、白けた目で見られました。

今までの人生で無謀なことに挑戦するなどいろいろ変なことはしてきましたが、ここまで胡散臭い目で見られるのは初めてでした。

業界に2年もいて少しわかってきました。

まず、私も日本人からうちの会社の方に連絡が来ると、まずは「これ、大丈夫なんだろうか?」と警戒することが習慣になってきました。違法ブローカー志願者とかもよく混じっているので。

次に闇落ちもよくあるパターンだとわかってきました。最初は、「この業界を適正化するぞ!」と意気込んで業界に入ったものの、挫折や裏切り、信じられるものがなくなって、「これは自分でやるしか」となり、しかしライセンスもない違法状態でやるにはボランティアか違法ブローカーになるしかなく、いつの間にか違法ブローカーになってしまう。

私も前勤めていた送り出し機関が悪質だったことで退職したときに、「信じられるものはなにもない!自分でやるしかない!」などと考え、違法ブローカーとしてやっていく闇落ちしかけたことがありました。

仕方なく違法ブローカーに手を染めるだけでなく、業界にいて金の流れがわかってきて、「これ、自分でやったら儲かるんじゃね?」と考えはじめて手を染める人もいます。

口では「実習生のために」とか「この業界を変える!」「搾取をやめさせる!」ということを言っているのですが、要するに自分が搾取したいだけの話です。

送り出し機関も搾取と言われますが、日本側からの収入がほとんどない現状の制度の中、実習生から手数料をいただかなければ運営できません。

その手数料がばからしいほど高額にとっているところが多いので搾取の印象がなくなりませんが、それを利用して送り出し機関という敵キャラ設定して、正義の味方のフリをして搾取をもくろむ連中は本当に許せません。

あとは法律も実習生のトラブルの背景も知らずに、自分がトラブルの原因のど真ん中にいることもわからないアホブローカーもうじゃうじゃいますが、今回はそういう連中のことは割愛します。

今回は闇落ちについてです。

私の周りにも闇落ちしたのが2人います。無知なアホブローカーはたくさんいますが、闇落ちしたのは2人です。

1人は、日本語学校を作るためにクラウドファンディングをやっていた人。きれいごとばかり書いていましたが、クラウドファンディングには失敗し、しかし日本語学校はできたようです。

実習生も送り出していると書いてあったので、当時闇落ちしかけた私はいろいろな可能性を模索していたため、ライセンスも持っていないのにどうやって送り出しているんだろうかと、話を聞きに行ったことがありました。

ライセンスを借りているだけの話だったのですが、「実習生からもらう手数料は、こっちで決めて、その上限以上は送り出し機関に取らせません!」と自慢そうにいっていましたが、その手数料が8000ドル。法外に高いので、「何コイツ普通の悪質送り出し機関なのに、よく『いいことやってます』的なドヤ顔できんな!」と思いました。

信じられるものが何もなかった当時の私はさらに信じられるものがなくなりました。

その彼が、共同経営者のベトナム人と喧嘩別れして、家も職場も追い出されたときになぜそんな喧嘩になったのか聞いたところ、「約束した金額以上のものを実習生からとっていた」と言っていましたが、嘘でしょうね。金の取り分で喧嘩しただけでしょう。

その時はうちにも来て、「共同で日本語学校をやりましょう!投資家がいるので、私が51%、オタクが49%で!」みたいな話をしてきましたが、仕事も住まいも失った状態なので目が完全にあちらの世界に行ってしまっていたので、「これはヤバそうだ」と私も社長も同意見でした。

それから1年が過ぎ、しばらく息をひそめていたようですが最近またハノイに戻ってきたようで、日本に送り込む人材の教育をする建物も借りて、「オレは失敗するはずがない!失敗する理由がない」などと言っていましたが、日本人がベトナムで違法なビジネスをすることや、どうせ観光ビザなんだろうし、高額な借金を負わせるビジネスモデルだろうから、1人も送り出さないうちに早く失敗して欲しいと思います。

もうひとりは、定年退職した、ある人材紹介をしている社団法人に出資させられた1000万円をだましとられて、その金は戻ってこないので、こんどは実習生や特定技能の人材から奪い返そうとしている人です。

最初はそうでもなかったですが、少しずつ闇落ちしていって、私のところに来て、正当な方法での協力ならいくらでもするのですが、情報だけとっていこうとして、ある時、「こういうやり方してくれるんだったら、オタクと付き合ってあげてもいいよ」的な上から目線の提案してきたのが、自分の息のかかったベトナム人を違法ブローカーにして、ライセンスを貸して商売させるというもの。

社長が瞬間的に「Khong!(No!)」と断っていましたね。今週もハノイに来ていたようですが、そんなアホな提案に乗るような送り出し機関にいったみたいです。

私の立場は、いくらでも闇に落ちれる立場にいるので、かなり気をつけたいと思います。

2019年12月2日月曜日

金縛りにあったかと思ったら風邪でダウン

今までの人生で2度金縛りにあった。

1度目はアメリカに住んでいるときにアパートで、夜中に目が覚めた。寝返りをうとうと体を動かそうとしたが動かない。これが有名な金縛りというやつかと恐れたが、屁がしたくなったので、「体は動かないが屁は出るものなのか?」という疑問が浮かび、屁をこいてみたところ、爆発音のような屁が出た。金縛りの原因もわからず体は動かないが「勝った」という気持ちになって誇らしくなった。

今回は2回目。日本の2週間の出張から帰ってきて、2日連続日本からのお客さんの対応や食事をした日の夜、目が覚めて変な姿勢だったので体を動かそうとしたが全く動かない。よくある「上に人が乗っている」ような気配がするだろうか…と疑問に思い、気配を冷静に感じてみたが特になし。

そのまま目が覚めたが、激しい喉の痛み、頭痛があり、体も動かない。前日の夜の食事は、ビールストリート → ルーフトップバー → クラブ → チェーの店というおよそ日本からのお客様と一緒に行くところとはかけはなれた場所で飲んで、クラブでは謎のカクテルやショットグラスでのウォッカのようなものを飲んだので、二日酔いかと思って半日休めば動けるようになると思い、半休したが、全然復活しなく、平日3日間+週末2日間ずっと休んでいてようやく今日から復活した。

風邪だったんだろうけど、このように急にどん底まで落ちるような風邪のひきかたは初めてだった。クラブで飲んだ謎のカクテルや謎のウォッカにヤクでも入っているのかと思った。

ベトナムはよくクラブや音楽イベントなどでヤクで死ぬような人がいますし、いたずらで入っていないとは限らないので気をつけなければならないと思いました。

今ではタダの風邪だと思いますが、調子の悪かったときは本当になんじゃこりゃ状態でした。

栗木さんの死と技能実習生ブローカー

単独、無酸素でのエベレストなどの登頂を目指していた栗木さんが1年ほど前にエベレストで亡くなった。

登山のことも栗木さんのことも良く知らないが、熱い気持ちにさせる講演会好きな知人から何度か誘いを受けたことがある。すごいチャレンジをしている人だったが、「単独、無酸素ではない」という批判や、登山家として努力しているわけでもないのに、経験豊富な登山家でもできないことにチャレンジしていて無謀だという批判でもあり、「このままでは死ぬぞ」という警鐘のような意見も多くあった。

最近、気になって栗木さんの過去の動画を見たが、死の直前インタビューは空元気で、無理やり笑ってキャラを作っている感じが痛々しかった。

登山家として登山の技術や体力をつける努力はしていたと思うが、本物の登山家の人たちから見ると不十分なようで、「あれは登山家ではない」「マラソンで例えると市民ランナー」「勉強せずに東大の受験を毎年するようなもの」という意見もある。

栗木さんは以前は「ニート登山家」「ひきこもり登山家」などと名乗っていたこともあり、彼の挑戦というものは何も持たない人が何か大きなものに挑戦するというストーリーを作って、それが一般的な人たちの共感を得てきたのだと思う。

動画でよくタイトルになっている「『否定という壁』への挑戦」というもの、彼が永遠の素人であることを前提になっているように思う。

これと技能実習生のブローカーがどうつながるのかというと、半年ほど前に、Facebookで送り出し機関のブローカーになって、「起業」しようとした人が「お客さんを紹介してください」などと投稿し、「それはブローカーでしょ!」と炎上したことがありました。

本人は技能実習法など知らなく、ブローカーを通して日本に行く人たちがどれだけの借金をしてそれが彼ら彼女やその家族たちの将来にどう影響するのかなど全く知らないため、一生懸命反論していたが力尽きて辞めるというようなことになった。

本人の個人Facebookを見てみると、「せっかく人が新しいことに挑戦しようとしているのに、否定する奴らの多いこと。こんな日本はダメだ」みたいな投稿がありました。

お前のようなブローカーがいる日本の方がダメだろと投稿したくなりましたが、多くの人たちは新しいことへのチャレンジ自体を否定したわけではなく、そもそも法律に反しているし、倫理的にも間違った悪の道だからで、残念ながら彼はそれを理解することができず、ことなかれ主義のバカな連中の「否定の壁」が立ち向かってきたと感じたようです。

栗木さんの挑戦は法律や倫理に反してはいませんが、「否定の壁」はこのブローカーの話とつながる点がややあるように感じます。否定しているのは素人ではなく、その道のプロが俯瞰した視点でアドバイスをしているだけです。栗木さんの場合は先輩たちが、「もっと登山の技術や体力をつけるための努力をしろ」と言っていたのを、あくまで素人が巨大なものに挑むという設定の栗木さんには受け入れられない否定だったのかもしれません。

若い頃にはこういうことはありますし、私も後悔も含みいくつも否定を否定してきたことがあります。チャレンジへ対しての否定というものは常識的なものだと思い、常識を疑ってこそのチャレンジですが、常識に反することができるのも武器があってこそ。

失敗から学べることもありますが、死んでしまってはならないし、ブローカーも多くの人を不幸に陥れてからでは遅いです。

2019年11月26日火曜日

いつの間にかベトナムに来ると帰ってきた感がある

日本での2週間の出張を終えて、ハノイに戻ってきたときにホッとした。

日本にいるときよりほっとして懐かしい気持ちになった。

日本は生まれ育って長年そだったところなので日本の方がホームであり、ハノイは特に冬は南国っぽい解放感など無いにも等しいにも関わらず、なぜそんな気持ちになったのか考えてみた。

ひとつは、出張で日本に行っている間は、毎日重い荷物を担いで電車やバスに乗り継ぎ地方を転々とし、身動きもできないような狭いホテルに泊まる毎日だったし、休みの日も移動していたので、ようやく体を伸ばせる解放感でしょう。

ただ、今回はそれだけではないと感じましたね。こっちで結婚して子供も生まれたというのもありますが、やはりベトナムは外国人が働きたい国のランキングで調査対象の国のうちで10位で、日本は下から2番目の32位という結果です。

理由は賃金など様々な理由はあると思いますし、私もだんだん外国人的な感じ方になってきているのかもしれませんが、細かいルールや謎マナーがたくさんあり堅い感じがするからでしょうね。ワークライフバランスとかいう話もありますが、日本は休みがたくさんあってうらやましいくらいなのでそこではないと思います。

電車が時間通りに来るとか、腹をこわす心配がないほど衛生環境がしっかりしているのは素晴らしいと思いますが、そのために精神をすり減らしている人たちがいるという負の面もあるのでしょうね。精神をすり減らすのは海外でも一緒ですが、ベトナムだと進撃の巨人のオニャンコポンの言葉を借りれば「いろんなやつがいた方が面白い」というのが、日本だと許されないというか、許されないと勝手に考えてしまう環境なのに対し、ベトナムやアメリカでは「いろんなやつがいて良い」と感じられるところなのかなと思いました。