2014年1月17日金曜日

運動オンチが、スポーツができるようになる方法から、苦手なことをどうできるようになっていくことができるか考えた。

少年時代に体育が全くできなかった私が、けっこういろんなものをできるようになったプロセスはどういうことだったのかと、ふと思うことがあって書いてみました。

惨めな少年時代

小学校、中学校と、スポーツが苦手であることがえらいコンプレックスになっていました。

少年野球に入っていたものの、体育の野球のときですら一度もバットにボールがかすったことすらなく、打球は捕球できず、バレーボールはレシーブするとどこかへボールが飛んでいってしまうし、バスケットボールはゴールにもちろん入ったことがなくてパスすら回してもらえなく、中学のときに入ったテニス部でもボールがラケットに当たるとホームランになるのでテニスにならない。体育の通知表が5段階評価でも2、10段階評価の中学でも2。

多感な少年時代にスポーツが苦手というのは本当につらいもので、友達と遊んでいてもチームわけするときに戦力として期待されないので最後まで残ってしまうし、女の子の前でも恥ずかしいところばかり見せることになるので本当につらいものです。

ずっと2だった体育の通知表が5に

しかし今ではそんな苦手意識はありません。というか、スポーツしないからというのもあるし、苦手は苦手だと開き直っているところもあります。

でも、小学校中学校と体育の通知表はいつも2だったのが、高校生になると、5段階評価で、1年生で3、2年生で4、3年生で5になりました。

大学でもよくみんなでバスケットボールやテニス、野球をやり、運動神経がないことはすぐにバレることもありましたが、バスケットボールは一時はバスケ部出身かと思われるくらいまで上達したことがあるし、テニスは相変わらずへたくそですが、なんとか試合になって楽しめるくらいになり、インラインスケートもスケートパークで小学生たちに特訓させられていろんなおもちゃでジャンプできるようになったし、スノーボードもかなりいい線行っていたのではないかと思います。

運動神経ないながらも、この暗黒の小中学校時代と、相変わらずバレーボールとか野球をやるとつらい思いをしましたが、やや光の見えてきた高校時代や、部分的に得意なものスポーツができて、運動オンチながらもいろいろこなせるようになった大学時代。

必要だったものは運動神経ではなく、「興味」

小中学校の頃は、「一生スポーツなどやるまい」と心に誓っていたのに、こうも変化していったのはなぜかというと、それは多分「興味」。

普通の人は、子供時代にテレビとかでも球場にいったりとかして、野球とかサッカーをみてヒーローになるような選手がでてきたりとか、そうしている間にそのスポーツがどんなものかもわかるようになっているのだと思う。小さい頃からクラブに入っていればなおさら。

運動の素質のある人なら、嫌々やらされたスポーツでもあるていどできるのでしょうが、そういうものがない人は、興味がないと早くこの時間が過ぎてくれないかと思うだけで、向上心など全くのゼロ。野球の練習ひとつひとつをやっていても、何のためにこういうことをやっているのかわからず、ただみんながやっているからこういう動作をするのだろうという感じ。

変わってきたのは、高校に入ってラグビー部があったので、スポーツは自分には無理だろうと思いながらも、人とぶつかったり、走るのは人並みにできたので、もしそういう部分が多ければ多少はできるんじゃないかと思いました。あと、当時読んでいた漫画とか、スタローンとかのマッチョ映画の影響で、単純なマッチョ志向がありました。

練習1日目で、「自分には無理」と思って、やめさせてもらいに監督のところに行ったら、「ラグビーが好きかどうか、できるかどうか、やってみなければわからないじゃないか!」ということを熱く語られ、話された内容は右から左へ抜けたけど、コレ以上「それでもやめます」といえるほど根性があったわけでもないし、なんとなく期待されている感じがして、特にスポーツに関してこんなに期待されたのははじめてだったので、部に残ることになりました。まあ、その期待はただ部員不足だったので誰でもいいから残って欲しいというものだったと思いますが…

しかしラグビーがそれまでのスポーツと違ったのは、毎日練習の最初と最後にタッチラグビーがありました。球技は球技でも、バスケットとかだとパスが回してもらえず、コートに突っ立って終わりということばかりだったのですが、タッチラグビーはボールもっている人を一生懸命おいかけているとパスがもらえて、得点できることがわかりました。こんな経験ははじめてでした。

また、ラグビーはいろんな体型やそれぞれ違う特徴をもった人たちに、それぞれ合うポジションがあって、サッカーとか野球だとどのポジションでも求められるスキルは比較的同じで、それができないと話は進まないということはありますが、ラグビーの場合だと、キックの上手い人はそういうポジション、足が速い人、背の高い人、低い人、パワーのある人、スピードもパワーもある人、何もないけど職人技を持っている人など、けっこう誰にでもぴったりはまるポジションがありました。

これはオレにもできそうだと多少自信を持ち、もちろん運動神経ないしビビリ屋だったので、できないこととか乗り越えるのが難しいことは多かったけど、テレビでラグビーの試合を見たり、本を読んで研究して練習していくうちにできるようになってきました。

少年野球とかテニスをやっていたときにはなかった前向きな姿勢です。

それで毎日スクラムの練習をしていると、腰を落として背中をまっすぐにする姿勢が、どのスポーツをやるにしても共通したものだとあるときに悟りを開いて、その後はいろんなスポーツを楽しめる程度にはできるようになりました。

苦手だと思っていることは、ただ興味がなくて研究不足なため?

少年時代の私は全くスポーツに興味がなかったので、「興味を持て」と言われても興味がなかったと思います。

ただ、格闘マンガとかは読んでいたので、空手とかテコンドーとかなら興味を持ったかもしれません。キャプテン翼は読んで憧れてもいたけど、実際のサッカーを見たりやったりすると、キャプテン翼ほとおもしろくはなく、キャプテン翼ではすごいシュートが打てればゴールできるけど、実際のサッカーではボールに触れたりタイミングが合って適切なコースに飛ばなければ得点できないとかあって、どうも違う感じがしました。せっかく興味がわいても現実とマンガのギャップがありすぎても、リアルには興味がなくなって2次元の住人になってしまうようです。

では、どうすれば興味が持てるのでしょうか?オレもわからん。ただいろんなことをやって、いろんな人に合うしかないけど、そもそもそれも苦手という人もいる。

興味を持つ方法はわからないけど、苦手だと思っていることは、直視することをあきらめていて、研究不足から苦手のままになっているものが多いと思う。やれば多分何でもできて、グレイトになれるかどうかは才能とかもあるからわからないけど、自分が楽しめたり、普通に仕事としてできるくらいのレベルにはなれると思う。

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