使用済みカイロを集めてくれている燕中等教育学校の生徒会の皆さんが、春に鉄炭団子を学校のみんなでつくりたいということで、そのための試作をしてみたいというので一緒に作るために行ってきました。
泥をつなぎにして団子を作ったことはありますが、残飯のおかゆをつなぎにして作ったことがなかったので、我々としても勉強になりました。
まず、おかゆをつくるために、生徒会長が給食の残りのご飯をとっておいてくれました。
「ごはんはここに準備してあります」
と、手を伸ばしたのが、立派な事務所のようになっている生徒会室のつくえの引き出し。
「お前、こんなところにごはんいれとくなよ~!」
と別の生徒会のメンバーからの突っ込みが激しかったです。
その後は調理室でおかゆをつくりました。
ご飯1:水3くらいの割合でおかゆをつくり、さまします。
おかゆをバケツに入れ、生徒会室へ移動し、カイロの中身を取り出しました。
カイロの量は、おかゆ1に対して、カイロが2くらいになるように入れました。
僕はカイロは使ったことがないのですが、いろいろなカイロが出てきます。
上は、センター試験のときに配布されたという「必勝カイロ」。
下は素晴らしい詩の書かれていたカイロ。自作だろうか。
これをみんなで袋を破っていれていきます。
そして、料理もできる生徒会長がまずハンバーグ作りの要領で手を突っ込み、こね始めました。
十分に粘りがでてきたところで、団子作り開始。
僕も参加させてもらって、4人でバケツに手を突っ込みながら作りました。
ここで味わった感覚は、「同じ釜の飯を食う」ような「同じバケツに手を突っ込み作業する」という感覚で、高校生と炭焼きのおじさんという距離感や遠慮は、気さくに接してくれていましたがないことはなかったですが、同じバケツに手を突っ込み、手を真っ黒にして作業していくことでだんだんなくなり楽しく話しをしながら作業することができました。
これは環境だけでなく、人と人との関係を作るという意外な方面でも役にたつように思いました。
そしてこれができあがった鉄炭団子。1週間ほど乾燥させます。
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