おはようございます。
福島原発の危機もあるせいか、新潟での食品や日用品、ガソリンの買いだめなど見て驚きました。
僕のようなひとり暮らしと、家族を守る立場にいる人は感覚が違うと思いますが、地震後の日本人の行動の立派さが海外メディアで報道されていただけに、ガッカリしてしまうところもありました。
買いだめでトイレットペーパーが買えず、我が家のトイレットペーパーは残り1ロール弱で、今日は天気が悪いからかないけど花粉症で鼻水が滝のように出てきてティッシュも薬局からもらったのが残りわずか。
しかし、慌てません。
自然の中で仕事をする炭焼きの端くれでもあるので、トイレットペーパーがなくても葉っぱがあるし、水が止まっても雨水をろ過できるし、燃料がなくなってもTLUDストーブをライトや調理に使うことができます。
が、もともとアウトドアが苦手なこともあり、上のようなことはTLUDストーブ以外にやったことはありません。
「何を学んだんだ...」と情けない気持ちになりますが、やってみるとなんとかなると思います。
地震が起きてから、その辺を歩いていると、自然に倒れた木や、間伐したやつとか、枝とか草とかたくさん落ちていて、
「これは全部燃料なのにな...」
と、いつも思うことが余計に強く感じました。
今度師匠に昔は水道もトイレットペーパーもなかっただろうに、どうしていたのか聞こうと思います。
僕の住む地域は、計画停電の対象になっていないようですが、やる気満々だったので、軽トラから炭焼きのときに使っていたアウトドア用の蛍光灯ランプを出しました。
なかなか便利で、かなり明るくなります。
かなり電池をたくさん入れるので、長期的に見て省エネかはわかりませんが、必要なときは役立つと思います。
まだ役に立っていないけど、こういう道具を持っていたり、ちょっとはサバイバル能力がついてきたのは炭焼きのおかげかと思います。
あとは山の植物とかでどんなものが食べられるかとか、師匠が知っていれば聞いてみたいと思います。
今朝のニュースで、ライフラインが復活していない避難所で、女性たちが交代で薪拾いをして薪で料理をしたり、おじさんたちが重機で穴を掘って、その辺にある材料でトイレを作っているのを見て、「生きる力」というのはこういうものだろうなと感動しました。
昨日、師匠の藤田さんと少しお話をして、「我々に何ができるかを一度考えませんか?」と提案しました。
藤田さんのすごいと思うところは、言葉にだいぶ省略はありますが、装飾とか誇張とかが全くなく、心からの言葉が出てくるところですが、快く賛成してくれて、他の人にも相談して日程を決めることになりました。
被災地の支援にはいろいろな段階があり、今の人命救助や物資の輸送などは、我々素人にはできることは少ないですが、長い避難所生活、仮設住宅の建設や、復興段階になってくると、ピンポイントでの支援になると思います。
行政は「公平」な立場で動くので、できる役割に限界があるので、そういうところは、市民団体や企業などが自分のできることで関わって補っていきます。
炭焼きや森林活動のネットワークで何ができるかは今後、みんなで考えていきますが、岩手は炭の産地で、有名な「バッタリー村」もあります。
山なので津波の被害は受けていないでしょうが、地震そのものも激しいものだったため、どうなっているのか心配です。
0 件のコメント:
コメントを投稿