東京オリンピックが決まり、テレビなどで「7年後」という言葉をよく聞きます。
震災や原発事故を乗り越えた、歴史ある日本の文化や日本の素晴らしいところを7年後に世界中の人に見せたいという意味に使われることが多いと思います。
多くの業界で7年後をターゲットに新たな事業や今やっていることのスピードアップや品質の向上など目指すことでしょう。
チャコールブラックスの場合もその例外に漏れず、ささやかな夢のようなものが浮かんできました。
漠然となので、
「なんか、その当たりの時にたくさん来る外国人に、日本の里山とかのクールさを体験してもらいたい」
ということです。
しかし7年後の2020年はあくまで東京オリンピック。日本の首都であるし、日本国内なので、日本中が希望を持ち始め、盛り上がることは間違いない。
それでも、オリンピック委員会の誰かだったかが、外国人記者の取材に、「福島の原発の汚染水(または放射能だった?)はどうか?」と聞かれたときに、「東京は福島から遠いから問題ない」と答えたという。
とっさに答えが思いつかなかったということも考えられるけど、もしかしたら本当に震災復興のためとかいうのは美談にする建前で、やはり東京オリンピックといったら東京なんだよという気がしないでもない。
その意味では、私にとっては「6年後、7年後」です。2019年にはワールドカップラグビーが日本で開催されるからです。
ワールドカップラグビーは、オリンピック、ワールドカップサッカーに次ぐ規模のイベントで、近年はヨーロッパではサッカー並みに人気があるようで、2019年の世界規模でのラグビー人気もより高くなっている可能性もあります。
オリンピックは「東京」オリンピックなので、日本中がとりあえずは盛り上がるが、地方はおこぼれを期待するだけのような気がしないでもない。
ワールドカップは各地のスタジアムで開催され、2002年のサッカーも新潟も外国人がたくさん来て、信じられないくらい盛り上がったので、クールジャパンの、クール地方やクール田舎を見てもらうには、ターゲットを2019年に設定してその勢いで東京オリンピック行ったほうがいいのではと思います。
ワールドカップラグビーが2019年の9月に始まり、10月20日に終わり、東京オリンピックはその9ヵ月後だからほとんど同じ時期といってもいいでしょう。マニアな人はその間日本にずっと滞在しているかもしれません。ワールドカップラグビーのときは、美しくなった新潟の竹やぶを多くの人に見てもらい、炭で土作りをした米を多くの人に食ってもらいたい。んっ?2019年って新潟は開催地として立候補してるんだっけ?
こういう意見もありますもん。スポーツそのものは脇に置き、人がいっぱい日本に来るというところだけとりあげた地域おこし的な視点から見たら、ワールドカップラグビーをネタにしたほうがよさそうな気がする。
【2020年東京五輪が決定づけた、東京の再成長と地方の没落】
http://blogos.com/article/69808/
というわけで、チャコールブラックスの2019年9月までにどういう状況になっていれば、この世界3大スポーツイベント(スーパーボウルは除く)のうち、2つが連続して日本で行われる機会を最大限に生かせるのかという目標や、それから2020年の8月までの約1年間にやること、そしてその後の方向性など考えていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿