2010年7月11日日曜日

竹酢液のパワー

多くの炭焼きの人は、竹酢液の力を実感していて、スズメ蜂に刺されたりとか、ヘビにかまれたりとか、大きな怪我をしたときなど、竹酢液や木酢液をつけておくだけで効いた、というような、にわかには信じがたいことを普通に話しています。

僕はまだ実感したことがなかったので、マユツバとまではいきませんが、そこまで信頼しきっていませんでしたが、

「効果あるな!」

と、実感する出来事がありました。


昨日、鉄の棒を炭火の中に入れて熱して、ハンマーで叩いて曲げていたときに、間違って熱くなった鉄の棒を触ってしまいました。

火傷をしても、普段なら放っておくのですが、今回は痛くてガマンできず、目の前に竹酢液の入ったバケツに手を突っ込みました。

しばらくつけておいて、作業を開始したのですが、痛かった部分があまり痛くなくなっていました。

普通なら、これより軽い火傷でも何日か痛くなっているので、不思議に思っていました。

でも、それは痛みが和らいだ気がするだけかもしれないと、なかなか納得しませんでした。


今日の朝起きると、まだちょっと痛みは残っている。

そこで、朝の作業のときに、もう一度、竹酢液のバケツに手を突っ込んで、ほぼ1日、手を洗わない状態で過ごしました。

すると、火傷をしたところは、皮は少しむけているものの、爪でカリカリかかなければ痛みは全然しなく、すでに皮がむけているので、膨らんでもいない。曲げても伸ばしても全然痛みがない。

これは不思議としかいいようのない速さで回復しています。


竹酢液や木酢液の健康や農業への効果は実際に効果を出しているものの、科学的に解明されていない部分が大きいのです。

「有効成分がウン百種類入っている」

という、食品を見る視点が「ビタミンCがどれだけ入っている」みたいな、栄養価の面からの視点しかないのと同様に、竹酢液や、木酢液も中にどういう成分が入っているかみたいな視点で言われることが多く、それは確かにウン百種類入っていることはすごいことなのでしょう。

しかし、炭はどんな有機物からでもでき、作る過程で、煙を冷やすと、酢液が出てきます。

草を焼こうが、米を焼こうが、腐った竹や木を焼こうが、カビや虫までが炭になって、炭素以外のものは、酢液になります。

であるならば、別に酢液にしなくても、腐った木とかから水分を絞りとるなり、ミキサーにかけて液体化するなりしても同様の効果は得られるような気もするのに、そうはならないから不思議です。

我々人間の体のような有機物は、炭素を中心にいろんな原子が集まってできているようですが、炭にすると、それがほぼ炭素オンリーになります。

くっついていたいろんな原子が、組成分解をして煙として蒸発していくようです。

炭焼きの煙は非常にすっぱく、竹酢液や木酢液も強い酸性です。組成分解の過程で、何か全く別のものに変身をしていると思うのですが、勉強不足で僕が知らないだけなのか、科学で解明されていないのかはわかりません。

とりあえず勉強することはしますが、竹酢液や木酢液のいろいろ言われているパワーは本物のようです。

お風呂に入れて使うのをお勧めします。

このサイトでも、8月中頃には紹介できるように準備したいと思います。

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