ここ数日間の動きで、ブログに書くことがありすぎなんだけど、コンピュータに向かう時間と体力が尽きることが多いのでネタを小出しにしていきます。
昨日は午前中は僕の自宅の近所でドラム缶窯で炭を焼いている行田さんと一緒に竹を切りにいってきました。
昨日、寝ているときに布団の中で何かが手に当たった。
つかんでみると、シャキシャキしていて油っぽい。ドレッシングのかかったレタスかと思ったけど、さわった感じがレタスとちょっと違う。
「何の野菜だろう...?どうしてこんなところに...?」
と思いながらも、疲れ果てていたので、ドレッシングのついた野菜みたいなものを、近くのテーブルの上に載せてまた寝た。
そのことは、すっかりと忘れていて、朝おきたときに、目の前のテーブルの上に巨大クモの死骸が転がっていた。
「どうしてこんなところに...?生きているだろうか、死んでいるだろうか...?」
と、つついてみようとした瞬間、思い出した。
「昨日、ドレッシングまみれのレタスかと思ったやつだ...」
クモって意外と油っぽいんだ...と関心する気持ちと、残酷なことをしてしまったという気持ちと、気持ち悪い気持ちで複雑な思いだった。
山に入る機会が多いからか、住んでいるアパートのすぐ裏がちょっとした山みたいになって小さな森というかジャングルがあるからか、アパートに巨大なクモがいることが多い。
昨日は、作業服のまま部屋まで入ってしまっていたので、服についていたのかもしれない。
そして昨日の午後は、長岡市三島の師匠の藤田さんのところへ行った。
7月17日から、長岡の姉妹都市のテキサスのフォートワースでフォートワースの世界7カ国からの姉妹都市の高校生たちが集まり、17日間の研修を行うインターナショナルリーダーシップアカデミーで、長岡の文化紹介のブースを作る機会もあり、そこで引率のくせにアイデア出しのときに、「炭!」と提案したので、長岡の炭焼きの文化の一端でも紹介したいと、作品を譲ってもらいに。
それと、僕も寮で14日ほど、ホームスティで3日ほど過ごすので、寮のルームメイトや、ホストファミリーへのお土産の分も。
自分の焼いた炭を持っていけばいいのですが、僕のつくるのはバラ炭や粉炭など、実用炭で、藤田さんは工芸品なども作る。
炭をエネルギー以外に使う文化を持っているのは日本だけだと聞いたことがあり、土壌改良や空気清浄などは、わかりにくいだろうと思って、炭風鈴などの見た目でわかり、日本の文化の一端もわかるものをゆずってもらった。
ついに越後炭焼きの会が海外進出です。
炭焼き窯に行くと、藤田さんは、竹酢液を濾過しているところだった。
炭と綿の詰まった濾過器に、竹酢を入れている。写真は、藤田さんが自宅のお風呂で使うための竹酢液を詰めているところ。
毎日竹酢入りのお風呂に入っているからか、藤田さんの肌はいつも若々しい。
僕も昨日は、窯の前で蚊にたくさん食われて、あちこち膨らんできたのだけど、手伝っているときに手についた竹酢を腕や首や顔に塗りたくっていたら、帰宅した頃には蚊に刺された形跡も感覚も全くなかった。
竹酢は、炭焼きの煙を冷やしたもの。炭焼きの煙は、木材を普通に燃やした煙と違い、水蒸気に近い。炭は炭素とミネラルの塊であるので、炭焼きとは、炭素ミネラルを窯に残し、それ以外の成分は水蒸気として蒸発させて、竹酢にする面白いもの。
有効成分がたくさん入っているからというのもあるだろうけど、材料の有機物の生命力がそのまま液体になったような感じがする。
それでもタール分や油分なども含まれているので、半年以上寝かせておき(静置精製)、上の油分、底にタール分が沈むので、中間の層を写真のように濾過し、必要や品物に応じてこれを繰り返す。
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