2013年10月27日日曜日

「菌ちゃん」とか言っておきながら、心の底では「微生物どもは人間様の奴隷。厳しい環境で死ぬまでコキつかって、人間様の都合のいい成果をださせてやる」と思ってはいないか?

光合成細菌とか自分も使いましたが、その効果も本当はどうなんだろうという疑問もあるし、逆に環境や生態系に与える負荷とか、そういうのが気になってしまいます。

 

というのも、光合成細菌を培養するときは、よく陽にあたるところに置いたり、温度の高いところに置いたり、エサを作ってあたえてやったり、嫌気性(だったかな?)だからといって空気の入らないようにフタしたりとか、至れるつくせりの状態にしている。

しかし、そんな至れりつくせりの状態で育てたのに、畑とか田んぼに入れるときは、そこが微生物にとって適切な環境かどうかなど、あまり考えない。

もともと土にいるような弱い微生物と違って、絶大な効果があるエリート微生物だから、一度育ててしまえば、どんな環境であってもグローバルマッチョのような仕事ぶりをしてくれるとでもいうかのように。

 

私たちは、微生物に対して、過度の期待をしすぎているし、微生物たちから都合のいい部分だけを「奪おう」としているのかもしれない。

栄養分とかを散々吸い取り、それを補うために化学肥料を与える土を酷使する農業を「奪う農業」といわれることがあるが、それと何が違うのだろうかと思う。奪う先が変わっただけではないのか。

それは農業に限らず、放射能を分解するとか、川や海を浄化するための微生物も、人間の都合に合わせてコキ使われて死んでいくだけではないのか。

そういう扱いをされた微生物たちは、使い捨てだろう。入れてから、死ぬまで、もしくは数世代の世代交代は、至れりつくせりの環境においておいてもらえた貯金などを使って生きていけるかもしれないが、その先は「オレたちもう、ダメ…。貯金も使い果たしたし、住む場所もない…寒い…(とか暑いとか)」とか言ってダウン。

微生物たちがダウンする前に、一生懸命仕事してくれた成果をもって、「微生物がよく効いた」と言っているのではないか。

そもそも、本当に微生物たちは効いているのだろうか?

「至れりつくせりで育てられた微生物たちが、急にサメのいる大海や、ライオンのいる荒野に放り出されて、そもそも生きていけないのでは?」

という仮説で、検索してみると、下記のようなサイトを見つけた。

ネットというのは恐ろしいもので、白雪姫に出てくる魔女の鏡のように、自分が思い込みたいものや、信じていることしか出てこない。

「微生物 効果」と検索すれば、微生物がどれだけ役に立ってくれるかしか出ないだろう。

「微生物 副作用」と反対の言葉で検索をいれてみれば、全く視点からの世界がある。

大切なのは、両方を受け入れた上で、自分はこう思うという白か黒かではなく、自分なりのグレーでもいいから答えを出して、行動して検証して修正してというプロセスだと思う。

話はそれてしまったけど、「至れりつくせりで育てられた微生物たちが、急にサメのいる大海や、ライオンのいる荒野に放り出されて、そもそも生きていけないのでは?」という疑問への答えのひとつである参考サイト。

Sustainable Agriculture

http://blogs.yahoo.co.jp/yhiro_pssj/22774950.html

引用すると、全部引用してしまいそうなので、リンク先で読んで欲しいのですが、外来微生物を入れても、土着微生物によって死滅させられるとのことです。

もっといろいろ調べないと結論は出ませんが、少なくともそういう仮説も抱えたり、逆に副作用などの影の部分も考慮しなければ、「微生物教」という宗教に近くなってしまうと思う。

 

負の部分についてですが、もし、このエリート微生物たちが激しい働きをしてくれて、川を浄化し、放射能をパクパク食べてくれて、生命力の強い作物を育ててくれたとして、もともとそこにいた微生物たちはどうなっちゃったの?と思う。

普通の中小企業で一般的な社員ばかりだった会社に、スティーブジョブスのようなグローバルマッチョが大群で来た。半沢直樹風に言えば、出向してきた。

もともとその場で、能力はそこそこだけど、一生懸命仕事してきた社員たちは仕事を奪われたり、縮みあがってしまったり、窓際に追いやられたりとかするだろう。しかも、そのグローバルマッチョたちも期限付きの出向なので、3ヶ月くらいで帰っていく。帰っていったときにどのような環境が残っているだろうかというのも、とても気になるところ。

ただいなくなってくれただけならいいけど、「副作用」というのは必ずあるはず。

強烈な副作用があり、「なんとかのワクチンを子供たちに投与させているのは、地球の人口を減らすためのナントカ家やビルゲイツたちの陰謀だ!」という人もいるくらい嫌われているワクチン。

しかし、このワクチンとか多くの薬とかだってもともと微生物をトンカチして人間に役に立つように加工された慣れの果てなのではないだろうか。

どうしてワクチンは超危険で、放射能食べたり、農作物の収量を上げたり、川を浄化するような人間様に都合のいいようにトンカチされた微生物さんたちは正義の味方のように言われているのだろうか?見方によっては人間によって鎖につながれた奴隷のようだ。

そもそも善玉菌とか悪玉菌という考え自体が、「役に立つ奴隷か、そうではない奴隷か」という考えに近い気がする。そんな考えをしていたのでは、いつかは微生物レジスタンスによってアベシとかヒデブといわされるようになるだろう。

 

ここに書いたことは、「そうなのではないか?」という仮説でしかなく、想像でもあるのだが、こういう視点ももって検証して、微生物を奴隷化して収奪するのではなく、よりお友達になれるような関係をつくるべきだと思う。

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