2018年7月31日火曜日

技能実習の世界はまだ1980年代

NPO作って世の中が少しでも良くなる活動してきて、NPOかビジネスか関係なく、周りには使命感のようなもので仕事をする人が多かったです。

いろいろな地域づくりだとか環境活動、ライフスタイル、テクノロジー、新しい仕組みなどを通して世の中は着々とみんなの力で変化していくものだと思っていました。新しい未来がやってくると。

しかし技能実習生の送り出しの仕事を始めて、そういったことはこの業界にはまだ来ていないことがわかりました。世の中の動きからかなり疎外された気分です。1980年代にタイムトラベルしたような。しかしこれが現実。

ベトナム側の認識が遅れているのは良くないけど1000km譲っても、日本側の関わる人たちも同じ意識なのはどうなんでしょう。

ネットがあらゆるものを変えているこの時代に、アマゾンで中間業者とか通さずなんでも買えて、Zozosuitsで自分にピッタリの服を変えるこの時代に、送り出し機関とか監理団体という中間業者だけでなく、ベトナム側にも日本側にもブローカーがたくさんいるのはなぜでしよう。監理団体にも毎日のようにベトナムとかからの営業電話がかかってくるのはなぜでしよう。

他の業界とは違うのはわかっていますが、ネット企業とかネット通販、ネット銀行、ネット大学とかあとなんとかとかいろいろあるのにネット送り出し機関、ネット監理団体がないのはなぜでしよう。法律や制度の問題だけでなく、関わっていた人たちがポカンとしていたことも大きいと思います。

今は外国人労働者の受け入れということで、天変地異かというほど状況は変化していて、今まで参入してこなかった人や企業も入ってくるでしよう。制度だけでなくイノベーションを起こす企業とかも現れるのを期待するだけではなく、ベトナム側の状況を知り関わる者として、自分自身から変化を起こしていきたい。

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