しばらくコンピュータを開きもしていなかったし、ブログの更新も怠ってしまった。
報告することは山ほどある。
が、古い話はすっとばして最新の出来事。
下の写真は、木酢液や、竹酢液を採取する装置。
木酢液や、竹酢液というのは、炭焼きの煙を冷やして液体化したもの。炭焼きの煙は、煙というよりも水蒸気に近い。材料が熱分解して、炭素は炭という固体となって残るが、それ以外の成分は分解され、水蒸気と一緒に飛んでいってしまう。
木酢液や竹酢液には、驚くべき効果があるのは、木や竹の生命エネルギーみたいなものが凝集されたものからかなとも思っている。
煙突をできるだけ長くすると、煙が外の空気で冷えて水滴となって、落ちてくる。落ちてくる下に水路みたいなのを作ってあげて、最後に容器を置いておくと、そこに木酢液や竹酢液がたまっているという仕組みだ。
土曜日は、その採取装置の改善を行った。
今までは、煙突が1本だったので、煙突に吸い込まれずに、散って無駄になる煙が多かった。
なので、念願の煙突2本制にした。下の写真がその装置。
師匠の藤田さんが作ってくれたものに手を加えて作った。ので、黒いところと、白い部分と黒い部分に分かれている。
しかし、これも1回炭を焼くだけで、同じような色になるに違いない。
煙突の刺さっている丸い形状は、糸ノコで切った。電動糸ノコは、工作の授業で使ったことがあるけど、手動糸ノコを使ったのは初めてだった。なかなか思うような形状にならずに、えらい苦労した。
そういえば、藤田さんは、この装置をアッという間に作っていたよな...30分もかからなかったような。分解してみると、アッという間に作ったとは思えないくらいつくりがしっかりしたものだった。
そして、今日、天気が回復してきたので、いよいよ窯に火を入れようと炭焼き小屋に行ってみると...
1.作業場の屋根のブルーシートが飛んで行ってる!
2.小屋が川になってる!
3.窯の中にまで水がしみこんでいる!
の3つの恐怖体験があった。
「これが自然というものか...」
と思いながらも、
「なんでこんな目に...」
と、数十分間、うなだれてしまった。
しかし、じきに気持ちは復活した。水害だと思って、復旧作業をするしかない。昨日は洪水になるような雨だったようだし、仕方がない。
応急処置は施してきたけど、応急処置をするために、あたらな道具をひとつ作ってしまった。
それが、コレだ。
煙の採取装置を作ったあまった板と、その辺から切ってきたまっすぐそうな木を組み合わせた。
板と棒をくっつけている構造は、この割れ目に突き刺さっているやつだけ。
いろんな工具を見ているうちに、だんだんものの構造がわかってきたようで、実際にやってみたら、うまくいった。
一昨日、窯を暖めるためにしばらく火を焚いていたので、その灰が水分を吸収していたので、これをつかって、濡れて泥のようになっている灰をかき出した。
明日は、また火を焚いて、窯を乾燥させて、明後日から火を入れられるようにしたい。
あと、最近作ったのは、これだけでなく、自宅でもDIYしまくりだ。
まず、不便な押入れのサイズを上下に分割するために、棚のようなものを作った。
キッチンの床が、キッチンのくせに水に弱い材質だったので、フローリング風のカーペットのようなものを買ってきて、それをサイズに切って貼り付けた。家具の移動で疲れた。
最近はそんなことで疲れてブログもかけなかったのかもしれない。
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