2018年8月6日月曜日

「本当の自分を生きる―人生の新しい可能性をひらく8つのキーメッセージ」

榎本英剛さんの本を久しぶりに読んだ。

「本当の自分を生きる―人生の新しい可能性をひらく8つのキーメッセージ」

私がCTIジャパンの基礎コースや応用コースを受けたときは、榎本さんはすでにいませんでした。いなかったからこそ、伝説の人のようであり、憧れの人でもあったと思います。

私が炭焼きをすることにつながったのも、すべてCTIジャパンで学んだことがきっかけで炭を自分なりに理解することができたと考えています。

人生の節目節目でCTIや直接お会いしたことはないけど榎本さんに出会ったと思っています。

この本でも紹介されているシンクロニシティとか幸運な偶然みたいなのは、最近ほとんど考えなくもなり感じなくもなってきているように思います。若いころはコーチングの影響もあったのか、これはいったいどんな意味かと辻褄合わせにしろ考えていたように思います。

私が今、ベトナムの送り出し機関で働いているのは、炭焼きやNPOで食っていけなくなったからでもあり、そのころにやっていた国際ワークキャンプで外国人ボランティアを地域に入れることを通して多様性により地域が少し元気になったような経験からです。

そして食っていけなくなっていたこともあり、まずは収入を大切にしたいという気持ちと、自分で何かはじめて育てていく素質が自分にはないと過去の経験から感じていたこともあり、会社員としてやるべきことをやるだけだと思っていました。

技能実習生の世界には本当に多くの根深い問題があり、私はそれらを今の立場からできることをやって少しでもよくしていきたいと考えてきました。

でもここに来て、グローパニーズとかネット送り出し機関の概念を思いついてみて、少し違うように感じてきました。

「これまでやってきたことは、すべてこれからやることの準備である」

「天がレモンを与えたのなら、レモネードを作りなさい」

この本の中で書かれていたこれらの言葉が心に残りました。


今までの経験を全部捨てて、今のことをやっているわけではない。もともと私を作ってきてくれた経験がラグビーから英語やアメリカでの大学生活、そこで学んだジャーナリズム、自然災害に環境活動に自然、炭焼き。そしてコーアクティブコーチング。

これらのことやこれ以外の経験を自分が授かったのは、これから他のリソースと合わせて何かを作り出すため、これからやることの準備なのか、と感じました。

シンゴジラの「そろそろ好きにしたら?」「君も好きにしろ」といったメッセージと合わせて、シンクロの一種なのかもしれません。

やはり今の技能実習の仕事では今までの人生で見てきた中で最も悪い世界だと断言できます。送り出し機関のスタッフとして正常化させていきたいと努力してきましたが、やはり長年食うや食わずの生活をしながら「世の中を良くしたい」という自分勝手な思いですが、そういう思いをもってやってきた気持ちは捨てきれません。

置かれた場所で咲きなさいと自分に言い聞かせていましたが、今の環境で変えにくいのだったら、いっそ環境を変えてみる勇気が必要だと思いました。どういう選択を自分がするのか、決して環境のせいだけにはしたくないので、まだわかりませんが、そろそろ立ち上がる頃かとは思っています。バカかと思われるくらいやりたいと思います。



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