2019年10月15日火曜日
中小のサービス業の外国人材に対する考え方
たまたまGoogle Alertで今年から始まった外国人労働者を受け入れる制度「特定技能」の大手企業の取り組みが2件入ってきた。
モス、ベトナムの大学と提携 4年で特定技能350人採用
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50976330V11C19A0TJ1000/
コメダ、ミャンマーで店員育成 人手不足の日本に派遣
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50973300V11C19A0L91000/
私が働いているベトナム人材の送り出し機関は今のところ大手との契約はありませんが、大手企業のこういう活動には注目しています。
自らお金を出して、現地の学校などと連携して教育して、配属されてからも段階的に教育して仕事を任せて能力を上げて行って、最終的には母国に出店して店を任せるとか、日本でずっと働くことになっても店長だとか本社採用みたいな感じで将来の活躍の機会はあると思います。
大学を卒業してまでサービス業?みたいな考えもありますが、ユニクロやマクドナルドなどどんなサービス業でも最初は大学卒業して店舗スタッフとか店長とかから初めて、今や偉くなっている人もたくさんいますからね。外国人がそうならないわけではありません。特定技能は人文知識国際業務の在留資格に比べて家族帯同ができない、永住につながるかどうかわからないという魅力としては1つ落ちみたいなところはありますが、ここからキャリアを始めてみるのも良いかもしれません。
こういう大手の取り組みに比べて、中小のサービス業ときたら…。うちに問い合わせのあった話として、
「日本語と仕事を全部覚えさせて、その中から面接して良いのだけ採用」だと…?
オマエら人を選べる立場か!?外国人だって職業選択の自由はもちろんあるし、低賃金の仕事につくために、何カ月もかけて仕事を覚えさせられた挙句に採用されるかどうかわからないような仕事につくはずがありません。コメダコーヒーやモスバーガーの爪の垢でも飲ませてやりたいわ。
その日本語や仕事を覚えさせるための費用だって大手は企業で負担しるでしょうし、ベトナムの法律でも日本側負担になりそうですが、この某中小の団体の連中ときたら金だすつもりもサラサラなく、外国人だったら誰でも低賃金でも日本に来るために必死こいて勉強すると思っているようです。
そもそも貧しいから進学しないで海外に出稼ぎに出ているのに、勉強しても採用されるかどうかわからんで覚えたことがパアになるような無駄な勉強なんてするわけねぇだろ。
オマエら何様のつもりなんだと言いたいけど、言えないので今度直接プレゼンしてきて自分たちの置かれている立場の現実を伝えてきます。
こんな風にダイレクトに伝えたいですが、やんわりと伝えて、受け入れ希望しているところが15社あるみたいですが、それが1社になろうと2社になろうと0になろうとかまいません。このメンタリティのまま外国人を受け入れに進んでしまったら、速攻でトラブルが起こって、我々のせいにされて「どうしてくれるんだ、補償金払え」みたいな話になるのは目に見えています。
外国人にトラブル起こされただの辞められただの言う連中がいますが、実際は自分たちが相手のことを理解するつもりもないことが原因で自分たちがトラブルを起こしているのを外国人のせいにしているのが多い気がします。
外国人の採用はすでに競争に入っているので、「貧乏なんだろ。小遣いやるから雇ってやるよ」的な考えでは、採用もできません。「人手不足なので、うちに来ていただけませんか?できる限りのことはやります」という段階まで入ってきています。
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