2019年10月10日木曜日

ラグビーでは故意の反則ではなくても退場。外国人材業界も。

技能実習の監理団体2つが、ベトナムの送り出し機関と違法な失踪賠償の契約を結んでいて許可取り消しになった。

失踪賠償とは、失踪したらひとりあたりウン十万円、実習生の家族から賠償させろというもので、失踪が本人のせいなのか、送り出し機関が監理団体やブローカーに払うために借金たくさんさせていたのか、よくある最低賃金以下で働かせていたからなのか、暴力やパワハラはどうだったかなど、原因はさまざまであるのに本人や家族に負担させるという鬼畜なものです。

今回の2団体はこういう契約を結んでいたものの、まだ入国させたことすらないようです。他にもこういう契約を結んでいる監理団体がたくさんあり、金を受け取っているところも多い中、なぜ受け入れもしていなく、金も受け取っていない団体が罰せられたのでしょうか。

個人的な好奇心というかのぞき心で、公開されている理事長の名前を検索してみると、ひとりでてきて、普通に家庭もある人だった。この業界は普通そうな人があくどいことをしているので外見では判断できない。

この業界に入ってから、結構退場した人がいて、あんな人もいたな、こんな人もいたなと走馬灯のように浮かんでくる。

法的に退場させられた人だけでなく、評価を失って退場せざるを得なくなったひさけんを思い出す。

ひさけんはハノイで外国人材ITプラットフォームで起業し活動してきて、私もこれがブローカーじゃなければ面白そうだなと思って注視していましたが、6月のある日、スターバックスでバイクタクシーの運転手を「汚い」とTwitterで罵り、ベトナムでニュースになるほど大炎上してベトナム人の怒りを買い、同時期に彼のビジネスモデルが完全に違法なブローカーのビジネスモデルだとわかり、日本人の間でも炎上し、2重の大炎上の末、TwitterやFacebookにもカギをかけて業界から退場せざるを得なくなった人です。

制度や法律のことを知らず、ブローカーのことを彼も問題視していましたが、自分は違う。自分は正義感のある良いブローカーだと思っていたのか、わかりませんが、ラグビーでは故意ではないラフプレーでもイエローカードやレッドカードがでて退場になってしまいますが、この業界でも故意ではなくても退場になってしまいます。

自分もこの退場者の中のひとりになってしまわないように、法律を守ること、故意ではなくても法や倫理に反することをしていないか日々確認、勉強していきたいと思います。

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