先日、92ちゃんと燕のドブ川に炭と鉄を沈めに行ってから、毎日ドブ川の様子を92ちゃんが報告してくれます。
「今日も変化なし」
と。
流れる水であるので、水槽が鉄イオンで真っ黒になったような劇的な変化は起こりにくいかもしれません。
また、何かやり方に間違いがあったのかを再確認し、いろいろな場所で実験をしていきたいと思います。
「世界中を炭だらけにしたい」
という思いからチャコールブラックスの活動は始まりました。
炭だらけにするということは、世界中に炭によって浄化された川や海がたくさんあり、砂漠に木とともに炭が埋められ砂漠の緑化、立ち枯れした木の多い山での植物の復活。
そして、建築物に炭を使ってもらうことで心地のいい空間を作る。
心地のいい空間とは自然に穏やかな気持ちになり、安心して暮らせる住まいつくり。
農業や家庭菜園に炭を使うことで、化学肥料などで枯れてきている土の復活など。
思い描くことを実現するのはなかなか難しいですが、思い描いただけでは何も変わりません。
行動あるのみ。前へ。
自分が今までやってきたことは、環境活動やイベント、コーチングも含めてバーチャルなものだったような気がします。
教室で何かを学ぶことは大切ですが、子どもの頃、
「教室に学ぶことなんて何もねぇ」
といっていた少年少女たちが、いつからイベント会場やセミナールームが大好きになってしまうのだろうか。
今日もあちこちでいろいろなイベントやセミナー、勉強会、ミーティングなどが行われているはずです。
「教室を出て、外へ出よう。行動をして、変化を起こそう」
ということからコーチングをやめ、世界中を炭だらけにする活動(Paint it charcoal black)を始めました。
時々、「コーチングやワークショップを再開したい」という気持ちも沸いてきますが、今のところセミナールームやイベント会場のようなバーチャルな空間に戻るつもりはありません。
炭焼き場を完成させたら、そのリアルな空間が人生や自然とのワークショップの場となる予定です。
現場主義というのはコツコツの積み重ねで、時々どうしたらいいのかわからなくなりますが、多分、僕にとっては初めてのコツコツとした地道で、時には暗い森の中でオバケに遭遇する恐怖も伴なうものですが、「前へ!」の精神でがんばっていきたいと思います。