2013年12月24日火曜日

里山と海外のつながり。里山資本主義の番組を見て。

里山から世界を救う。

というテーマで活動していますが、その意味するところを自分では理解していて、自分にとっての意味は確信してますが、言葉で表現するときに、「アレ...」と行き詰る。話している相手にとって、それが意味があるのだろうか、ないのだろうか、あるとすれば何なのだろうか。

今のプランを表すと、

里山xものづくりx海外

という形になる。

自分にとってこの意味は、多くの人にとって、これからの時代を生きるためには、2つの選択肢があると思う。

1.今後、日本人の収入は減少しつづけていくが、そんな中でも豊かな生活をしていくには、里山的な価値観や里山テクノロジーの活用が必要だ。

2.日本の経済は縮小していくが、アジア全体でみると発展しているので、アジアへ飛び出せ。またはアジアの中の地域、アジア人としていきる。

というものだと考えているが、この2つのどちらかを選択しろとかではなく、どの人にとっても完全にその世界に足を突っ込めという話しでもなく、生活や生き方や仕事の中にぽつんぽつんとでも取り入れていかなければならない。

しかし、この2つの関係性をつなぐものって何なのだろうか、というのが、表現するときにずっと答えがでない。

そこで、いろんな単語の組み合わせで検索したら出てきたのが、里山資本主義のサイト。

里山資本主義は図書館から借りてきて途中まで読んだし、ネットでの番組も途中までみたけど、里山と海外のつながりの章があるとは思ってもみなかった。

見ていると、おおっ、そうだそうだ!と同感するし、先に進んでやっている人がいるのを見て刺激を受けたりするけど、どこかムズ痒さを感じてしまった。

そのムズがゆさの正体というのは、里山のすばらしさを伝える番組という場が、出演者にそうさせているのかもしれないけど、同じような価値観に見える人たちが集まって、

「今の時代、みんなヘンですよ」

といって、みんなして今の時代やマネー資本主義の悪口を言っているのがガッカリ。出演者は言わせられているのかもしれないけど。

なんか、おっさんとかがよってたかって集まって、「僕らの時代にはこういうものがあった。こういうこともやった。でも今はこういうものはなくて、若い人たちはやらない」

というのを聞いているように感じた。出演者たちはそんな愚痴を言っているだけのおっさんとは違い、行動で示している人たちだけど、藻谷さんに乗せられて、今の時代の悪口を言い始めるとなんかそういう風に写ってしまう。

確かにマネー資本主義が凶暴化していろんなところで悪影響を与えているけど、出演者の里山生活もマネー資本主義を一部含んでいて、そうでなかったら成り立たないことも多い。

原発もそうだけど、そもそもそれができたきっかけというのは、「こうすれば社会はよくなる」という考えからで、それが手のつけられない凶暴なものになったり、使い方を謝ったりとか、そもそも人類には早すぎたというような感じだと思う。

そもそもそういう失敗があってこそ、システム的な限界がきてこそ、新しいものへのチャレンジが生まれてくるので、過去の完全否定というのは、なんか過去への敬意が足りないと思うし、「自分たちは特別に気がついた人たちだ。他の人たちも早く気づけ」的な感じに聞こえてしまうのは、やはり番組に乗せられて、番組の趣旨にあったセリフを言わなければならないような雰囲気とか指示とか、司会の藻谷さんの操作があったのではないかと思う。

大変勉強になったけど、なんかNHKから「今の時代はおかしいぜ。ブッ潰して新しい時代を切り開こうぜ!」というメッセージが発せられている矛盾が一番信用できない気持ちになったのかと思う。確かにそうなんだろうけど、NHKが言うとうさんくさくなる。

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