2018年9月5日水曜日

ベトナムで松屋のカレーっぽいものを自作してみた

先月、日本に出張してベトナムに帰国する前日に、食べ残したものとして松屋のカレーがあった。トマトカレーだったかがすごく美味しいと記憶していたので、言ってみたところ、カレーがめちゃくちゃ進化していて驚いた。とんでもなくうまい。

これは洋食屋のカレーだとかホテルカレーだとか、試してガッテン流カレーだとかみんなぶち抜いて過去のものにしてしまったような旨さ。

ごろごろチキンカレーがネットですごく評判がいいので食べたかったが残念ながら帰国してしまい未だ味わえず。。。

ベトナムにいると本格的なカレーはインド料理屋で食べられるが、こっちのインド料理ってカレー1杯食べて帰ってくるという気楽さがなくて、けっこう高級そうな内装でいろんなカレーを食うようなので、うまいけどおれの求めているのはそうじゃない。一杯のカレーだ。

そこで、次に日本に変えるまでに我慢できず、自分で作ってみた。

松屋のカレーを食ったときの印象としては、

1.適度に辛い→チリパウダーが効いている
2.黒い
3.玉ねぎの形は多少残っている
4.多少の苦味がある

てなわけで、そういう味を出せるよう試してみた。

やってみた手順

1.厚手の鍋に、たっぷりのにんにくと生姜とたまねぎと人参のみじん切りを炒める。塩は早めに入れた。なぜならこの間Youtubeでミートソースの作り方を見て、料理人がそうした方が良いと言っていたから。人参は入れるか迷って玉ねぎだけにしようかと思ったけど、味に深みが出そうで入れた。中火よりちょっと強めで、あまりいじらず、苦味や旨味の元になるコゲが多少できるくらいにして、少しコゲてはひっくり返したりこそげ落としたりしてブラウン色になるまで炒めた。

2.鶏肉を入れてさらに炒める。ここでもあまりいじらず、鶏肉にもコゲができるほどの火力にして、コゲができてはこそげ落とし、落ちないコゲには水を少し加えてこそげ落としながら炒めた。

3.カレー粉を入れてさらに炒めた。カレー粉もじっくり炒めたかったが、けっこうコゲてきたため、さっとしか炒められなかった。カレー粉はベトナムで買ったベトナムブレンド。単体でスパイスを変えなかったので、スパイスの調合はメーカーでのブレンドのまま。もっと辛くしたかったが、チリパウダーがなかった。

4.トマト缶投入。生のトマトを入れるか最後まで迷ったが、トマト缶を空けてしまっていたので、トマト缶を使った。水もトマト缶の半分くらい投入。

5.そのまま1時間くらい煮込む。途中、塩を調整して味付け。鍋底が多少コゲてきたけど、こそげ落としながら煮込んだ。厚手の鍋なので、燃えるほどのコゲにはならなく、注意していればコクのあるコゲだけ作れる。

完成。

感想。さすがに焦がし過ぎで苦すぎるだろう、と思ったけどそうでもなかった。コゲが今まで自分の作ったカレーでは体験したことのない旨味を出している。チリパウダーでもうちょっと辛くできればもっと良かった。松屋で食べたときは、玉ねぎの形が残っているように思ったので、ミキサーとか使わなかったけど、試してガッテン流みたいに、肉以外の具をミキサーにかけた方がスムーズになって美味しかったのかもしれない。ベトナム人嫁にも好評だった。

感想としては、松屋のカレーに近いものが作れたと思う。カレーに飢えていたことと、松屋のカレーの味が遠い思い出になってしまったからかなり甘い自己評価になっているかもしれないが、本当に美味しかった。やはりコゲは大切だ。コクを出すためにチョコレートを入れるのもいいけど、コゲは大切。コゲの大切さを学んだ試作でした。

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