2018年9月6日木曜日

ベトナムでは看板の写真の通りのものはない

新卒で入社した金型メーカーに勤務した初日に、営業部長から言われた言葉。

「加藤君、金型屋の営業なんて、ピンサロの呼び込みと一緒なんだ。意味わかるか?看板の写真の姉ちゃんはいねえ」

最初は意味がわかりませんが、金型はプラスチックが溶けた状態から固まるときに変形する生き物みたいなものなので、いくら「うちは良いものつくれまっせ」と言ったところで、パーフェクトなものなどできない。どこを落としどころにするかが、お客さん側でも金型屋側でも大切な技術力のひとつでした。

ベトナムではあらゆる商売がピンサロの看板通りです。サークルKですら、メニューの写真と出て来るものが完全に違います。

嫁が日本語を勉強するときに、「完全無料!」という投稿に惹かれて行ってみたところ、全然無料じゃなかったこともあります。

今、通勤のためにホンダのカブを買おうとしていて、クラシファイドサイトみたいなのがベトナム人気だということを聞いて、ハノイのカブで検索して電話をかけて行ってきました。

https://www.chotot.com/

しかし、投稿されているような新しめのカブは一台もなく、ボロボロのカブだけ。

ま、次行ってみようと、片っ端からカブを売りますという投稿をしている人に電話をかけても、全部そのボロボロのカブしかない店につながります。投稿者のIDも電話番号もみんな違うのですが、その店がいろんなアカウント持っていたり、スタッフが別々に登録していたりと。

今日また、このサイトでいいカブの投稿を見つけたので、妻に電話かけてもらったら、やはりあの店につながりました。

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