古本を30冊くらいブックオフに持っていったら600円くらいになり、その600円で100円の本を6冊買ってしまった。本の量を減らそうとして持っていったのにまた増えてしまった。
同じ時期に図書館からも本を借りて、一気に全部読んだ。それぞれ関連性が少なそうな感じの本だったけど、「多分未来はこうなるんだろうな」というなんとなく一貫したイメージが出てきました。
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この国を出よ | |
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それぞれ関連性がなさそう、と書きましたが、「ニートの歩き方」の著者のphaさんと、「この国を出よ」の大前研一さんとユニクロの柳井正さんは明らかに関連性がなさそう。たぶん主張も正反対。
しかし、「未来の働き方を考えよう」の著者のちきりんさんの正体は、「採用基準」を書いた伊賀泰代さんではないかという話があり、伊賀さんは大前研一のいたマッキンゼーに長らく勤務していた方。そのちきりんさんの本だったかブログに出てきたり書評を書いているのが、ニートのphaさんで、phaさんもちきりんさんの本をお勧めしていたりと価値観も通じる部分もあるよう。
以上の3冊と、ほかにもガーっといろいろ読んで、頭の中ぐちゃぐちゃの中で沸いてきた未来のイメージは下記の通り。
1.日本は人口が半分以下くらいになるので今後の経済成長はない。給料も下がることはあっても上がることはない。
2.しかしアジア全体としてみると人口も経済も昇り竜のごとしなので、個人も企業もアジアに出て行く。
3.今10歳くらいの子供たちが大人になるころには、自然な感じとしてアジアで仕事をしている人が多くなる。
4.海外へ突撃してグローバルな活躍をする人や企業が出てくる一方で、日本はアジアの保養所として、独特の文化や雰囲気、おもてなしとか漫画とかアイドルとかの文化で人が遊びに来るようになる。そういう文化をつくっていくのは、ニートとかオタクとか、田舎で自然暮らしをしている人とかで、それをつなぐ層とかも出てくる。
といったイメージ。
というわけで、今10歳以下の可でも不可でもないという頭の子供たちの普通の未来としてたぶんこういう選択肢になるのだろうなというのが、
1.就職先がアジアになる人。大手企業や地元の日本企業に入ってアジアへ出張や転勤になる人もいれば、最初からアジア就職する人も。
2.「地元大好き」、「日本大好き」という人たちが日本のそれぞれの地域で農業とかサービス業についたりするけど、外国向けに売ったりとか、外国人のお客さんが来ることもアル。
3.ニートというか、特に就職もしていないけど、ネットとかナリワイとかで月に数万円稼いで、金なくても楽しく暮らしていける。
普通の人を想定しているので、グローバルエリートとか起業して大金持ちになるという選択は除外してありますが、そういうのを除いているからか、どの選択をしても金持ちという未来ではないなということです。アジアであたってたまたま金持ちになる人はいそうですが。
アジアで働けば、給料は今の日本の基準からしたら少ないかもしれませんが、現地では十分に普通に暮らせるし、成長期なので毎年あがる確立は高い。それでも昔の日本の給料に比べたら全然安い。
国内の仕事での給料も、中国とかと同じくらいになるまで下がり続けるというか、その頃にはすでに同じレベルになっているのか。
というわけで、今10歳以下の子供たちが社会に出るまでに必要な能力とか経験は、
1.外国人と普通に仕事できる能力。語学とか、経験、人種関係なく世界をフラットに見れる能力。
2.お金を使わずとも自分が望むものを作り出したり、手に入れたりするDIYとかシェアとかフリー、肉体労働、ナリワイを作り出す能力。
なんすかね。
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