パソコン、特にノートパソコンはどんなに最新のものでもいろんなアプリケーションを入れて、ハードディスクにいろんなファイル入れまくって使っているうちに遅くなるもんだとばかり思っていました。
電源を入れて起動するのに数分、ワードとかのアプリを起動するのに1分ほど。イラストレーターとか重いアプリの立ち上げには数分待ちというのが当たり前と思っていました。
4月に初めてフィリピンを訪問したときに、一緒に行った高橋さんが、成田のチェックインカウンターの前で待っているときにパカッとマックのノートを開けてアッという間に海外旅行保険に入り、スカイライナーや空港での待ち時間の間にもパカッと開けてすぐに仕事をこなし、またパカッと閉じているのを見て、目が点になりました。
「マックは起動時間ゼロか?」
と。
自分の持ってきたウィンドウズのノートなんか、電源を入れてもいつ使える状態になるかわからないので、切れ間の短い時間に使おうなんて思わない。
メグ・ライアンとトム・ハンクスの映画「ユー・ガット・メール」でも、多分マックだとうと思うけど、旦那が出勤したのを窓から見届けてから、メグ・ライアンがマックのスイッチを押してすぐマックが立ち上がり、メールチェックして返信するのを見たり、7年も前にマックユーザーが「なんでウィンドウズはあんなに立ち上がり待つの?」というのを聞いて、そういうのができるのはマックだけかと思っていました。
その秘密は「ユー・ガット・メール」のような古いマックではどうかわからないけど、どうやらハードディスクのような物理的に「ガガガっ、ガガガッ」というように、フロッピーディスクを読み込むようにデータを読み込むのとは違い、iPhoneやiPadのように、一瞬でデータを拾ってくるフラッシュメモリーのような感じのSSDというものだと知りました。
最近のマックには、ハードディスクの代わりにそういうのが入っているのを聞いていたので、ウィンドウズユーザーは相変わらず立ち上げに5分くらいかけて、何かしようと思ってパソコン立ち上げても、起動を待っている間に何しようとしているのか忘れたり、アプリケーション立ち上げて待っている間に別のことを思い出してついネットサーフィンしてしまってというような経験をしているとおもっていました。
しかし最近いろいろ検索しているうちに、自分でノートパソコンをパカッと開けて、ハードディスクを取り出して、購入したSSDに取り替えればメチャクチャ、まるで新品のパソコン以上に早くなると聞きました。
今までのウィンドウズの立ち上げ、そして何かするたびにポカーンと待つだけでなく、待っている間に集中力を失い、別のことが頭に浮かんでついネットサーフィンを始めてしまうことで、無駄にしている仕事時間、人生の時間はどれほどのものかと思って、今までパソコンの中身を自分でいじるのはおろか、車のオイル交換とかですら自分でやると壊してしまいそうで何もしなかった苦手意識がありましたが、なんとか交換に踏み切りました。
使ったSSDはヨドバシカメラで購入したサムスンの840の120G。
そういえば、今をときめくサムスン製品を俺は一個も持っていなかったと重い、届いてパッケージを開けた瞬間にまだ見ぬハイテクの世界とシンプルな美しさに感動。
それからハードディスクから新しいSSDへのデータの移行ツールみたいなのを使い、自分のパソコンのハードディスクから新しいSSDへ、OSからアプリから細かいデータまで全部コピー。
そして静電気などの影響があるかどうか不安なので写真をとりませんでしたが、パソコンの中をキーボードを外して開けて、それからネジを一個一個外してようやくハードディスクにたどり着いて、それを取り外して、SSDに取り替えました。
どきどきしながら電源を入れてみると、アッ、前と同じ画面だ!と思いながらも、今までよりも早く立ち上がるのに感動。
下の写真は、取り外したハードディスク。今まではこれが物理的にガガっ、ガガガっ、と、情報を取りに行ってうるさい音が聞こえて、「ああ、ハードディスクさん、がんばってくれているんだ。オレはひとりじゃない」と思えるような感じでした。
しかし、交換後はまったくの無音。しかも早い。音がないのは、ひとりになってしまったようで少し寂しいような気もする。
まあ、このまるい部分がぐるぐる回って情報を探し歩いてたんだったらそれは遅いよね。
いろいろいじっていると、まだ立ち上がりのスピードに満足できず、HDDからSSDへの取替え方法の検索の過程で、メモリも交換できることを知る。
そこで、SSD交換後の一週間ほと経った後に、メモリの交換を試みる。
しかし、そもそもどのメモリを購入していいのか全くわからずに、メモリの選択の方法を調べているときに、「Na14s(私のノートパソコンの機種名。) メモリー交換」と検索したら、アマゾンのお客の評価が出てきて「私はこのメモリで、Na14Sのメモリを交換しました」
BUFFALO インテル製CPU Atom(N475/455)用増設メモリ PC3-8500(DDR3-1066) 2GB D3N1066A-S2G/E | |
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という親切なコメントが出てきたので、全く同じものを購入、交換。やればできるもんですね。
しかも2,480円也。わずか数千円でメモリを倍にできるなんて考えたこともなかった。
下の写真は交換した新しい2Gのメモリ。
こちらは交換前の購入時のメモリ。
あまりにも早く、ワードは一瞬で立ち上がり、このブログを書いている「Windows Live Writer」も一瞬とはいかないけど、それに近いスピードで立ち上がり、書きたいと思ったときに書けるようになりました。
それに、この文字を打つのも、自分がキーボードを叩いてから、0.数秒後に画面に映っていて、日によっては文字を打っても、数秒待たないと画面に表示されないなんてこともあったのに、文字を打つのと画面に表示されるスピードが同じになりました。
ウィンドウズを最初から立ち上げると、やはりまだまだ時間がかかり、1分半ほどかかります。でも以前に比べたらすんなり立ち上がる。以前はウィンドウズが立ち上がってもいろいろぎーぎーいって、使える状態になる間にやることを忘れてしまっていた。
特に強力なのが、ウィンドウズをシャットダウンせずに、休止状態やスリープモードにしておくと、一瞬でパスワード入力画面が現れて、一瞬で使える状態になる。
HDDの時は、休止状態やスリープモードにしておくと、HDDが、「アレっ?前の状態なんだったっけ?いそげいそげ?」とかいいながらも、途中でわけわからなくなってボイコットしてウンともスンとも言わなくなることが多く、また立ちあげなおしなんてことがあった。
あまりにも早いのがうれしく、何回もシャットダウンしては電源入れなおしたり、スリープや休止モードから復活させてみた。
これからは、憧れの電車の中でパカッと開けて、チャチャチャっと一仕事した後、パタンと閉めてふうっ、と窓の外の景色を見るなんてことができる。
それに仕事や人生の多分数十パーセントいっていたであろう無駄なパソコンが動くのを待っていた時間を限りなくゼロに近づけることができるよ。あとはWifiの接続時間の問題だけだけど、メモリとSSDを交換してから遅いという感じがしなくなった。
自分の分身ともいえるノートパソコンがスピードアップしたので、本体の自分自身もスピードアップするよう一層努力します。
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