2013年7月23日火曜日

早送り再生してよく見ていない「里山資本主義」という番組が本になったけど読んでいない。

NHKのウェブサイトで「里山資本主義」というタイトルの動画を見て、もともとパソコンの前に張り付いて動画を見れるほどじっとできないタチだということと、どこかで見たこと聞いたおとのある「事例」を集めただけの番組のように感じたので、早送りに早送りを重ねてじっくり見ていない。

本が出版されたことも知ったが、動画がイマイチ(よく見てないけど)に感じたので、タイトルはすごく興味深いけど、読む必要ナシと判断し、呼んでいなかった。

里山資本主義
里山のチカラ
~21世紀の人と自然とライフスタイル~
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/jp/satoyama/interview/motani01.html

里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21) 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介 NHK広島取材班

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しかし、小飼弾さんのブログでの書評を見て、もしかしたらおれは動画で大事なものを見ていなかったのか、「事例」中心だった(と思う)動画とは違い、原理原則のようなものが書いてあるのかと感じ、読んでみたいと思った。

「ありのまま」の資本主義を - 書評 - 里山資本主義(小飼弾さんのブログ)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51878969.html

 

小飼弾さんは、現在我々が「資本主義」だと思っていることは何かというと、「一番しっくりするのは、換金主義だろう。どんな資本も、利用する前にまずカネにする。カネにしてから、欲しいものをそれで手に入れる。」と言っている。

お金の発明により、人類は発展することができたのだが、その裏にはお金の罪もある。

その罪は、

「カネにするまでもなく手に入るはずの効用までカネに換えたくなってしまう強烈なインセンティブ。あまりに強烈で、「換えたくなる」はもはや「換えなくてはいけない」の領域に達している。」

なんか引用が多く、人の考えなので自分の言葉で説明できなくなってきたので、詳しくは小飼弾さんのブログを読んでください。


面白い表現あったのは、「利子で食え」という表現。

木を切りすぎることによって文明が崩壊してきたようだけど、木を切りすぎずに里山が再生する範囲で食えば、元本を減らさずに利子だけで生活できる。

畑や田んぼなどの土壌もまた同じ表現ができるのではないか?

急に全部の農業が有機になるのは現実的ではないが、今は化学肥料とか農薬でカネをたくさん使って、土壌を酷使しながら作物を育てている。

それが土壌が再生できる範囲の農業、もしくは農法などをやることで、化学肥料とかにカネをかけずとも利子で生活できるのではないか。

「金にするまでもないことは金にしない」というが、小飼さんは、

「別に自給自足を目指せということではないのだ。全売全買というもう片方の極論を避けようというだけのことである。そのためには、自分たちに何があって、何がないのかをきちんと知る必要がある。そして自分のことというのは、自分だけではよくわからない。自分が外に出るか、他者に教えてもらう必要がどうしても出てくる。」

例えば、東京まで新幹線で行くと往復で2万円くらいかかる。

これをライドシェアとかで人の車に乗せてもらった場合、タダから高くて5000円ぐらいだろう。

ライドシェアだと知らない人と話するの苦手だし、息がつまるわぁと思ってしまい、金を払って新幹線にのることを選んでしまう

しかし新幹線に乗るための2万円を稼ぐのに、1日~2日ほど我慢して仕事をしなければならない。

たかが数時間我慢するほうがよほど効率がよく、逆に我慢するどころか話が弾んで素晴らしい出会いになるかもしれない。

新幹線に乗っても隣の座席に体の大きなおっさんが座るとそれだけで息がつまるし。

お金を通すことが効率的なように見えて、実は計算してみるとそうでもないことがたくさんあるはず。

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