2013年7月9日火曜日

農業方面へ突っ込むべきかどうするべきか



図書館には農業関係の本がわんさかあった。今考えていることがあって、思考を整理するために何冊か借りてきたものを読んでみました。

考えていることというのは、今は家庭菜園のような小さな畑と、2人で2反の無農薬有機の田んぼをやっていますが、炭を使った農業を日本で広めていくためや、フィリピンでも今後農業に関わってくる機会も多くなっていく。

そのために、必ずしも自分がスペシャリストである必要はないと思っていて、農家の方々に協力していただくことを中心に、自分は炭だけをやっていくつもりで考えていまshちあ。しかし、少なくとも実践して、試行錯誤なども出てくると思うので、農家の方々から協力してもらうにしても、まず自分が動いていないことには説得力が全然ないのではとも考えました。

また、自分の周りには農業で起業したり、半農半Xで、Xの部分で地域おこしのNPOをやっている方々などもいて、学歴も高く優秀な経歴を持つ人たちの実直な生き方を見て、目を開かされる思いでした。

さらに、炭焼きとして生きるためにも、昔の炭焼きは、農家を兼ねていた人々もいたということで、農業の方へ、自分自身がより深く飛び込むかどうかということを考える参考にしたかった。

でも、ここまで考えている時点で、答えは「飛び込め!」と決まっているようなもので、そうであるなら、どんな感じで飛び込むのか、参考にしたかった。

でもまだ、飛び込むと決めたわけではない。

相変わらず読んでも整理された状態で頭に入っているわけではなく、著者の考えや想いとか、情報とか、いろんなことが頭の中になんとなく団子のようになって入っているので、まっとうなブックレビューはできない。

でもポストイットだらけになったので、学びになったところをメモ代わりに紹介。

【山形ガールズ農場 女子から始める農業改革】
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山形ガールズ農場は、元AVの監督だったか、AV会社の社長だった高橋がなりさんの「国立ファーム」のグループで、どこかで「AVで若い女の子を利用しまくって稼いだ金で、今度は農業で若い女の子を利用しまくっている」という意見も聞いたことがあり、そうなのかなぁと思っていましたが、本を読んでみるとそうではありませんでした。

実家の農業を継ごうと、親に反対されながらも勝手に手伝い始めた著者が、行き詰まりを感じて悩んでいたときに、たまたま高橋がなりさんの講演会を聞いて衝撃を受け、もっと話が聞きたいためだけに、手みやげのほうれん草を持って採用面接を受けて、山形支店みたいな感じで採用されて、自分で組合を作って一生懸命やっているのがわかる。

読むと、農業で食っていくのは想像以上に大変なんだなぁということと、それでも様々な課題を抱えている日本の農業を変えていくために必死こいてやっている姿に感動して、自分は今は炭を使って農業の側面支援みたいな感じだけど、課題解決のための主役のひとりになりたいと思った。まだどうすっか決められていないけど(しつこいようですが、まだ断言できません...)。

以下、ポストイットが貼ってあるメモ代わりに

■国立ファーム十ヶ条

自分にとっても肝に命じておかなければならないと思いました。

1.国立ファームは生産から物流までを一貫して行うチームである。チームを組む理由は「ものづくり」という経済の主役を外的から守るためである。
2.利益を生み出せ。利益のない会社は社会貢献していない会社である。
3.目先の利益は追いかけるな。目先の利益を追いかければ将来の利益を失う。
4.「ものづくり」は商売を学べ、「商人」はものづくりの精神を学べ。
5.「商人」の正義は高付加価値・低コストである。
6.「ものづくり」の正義はこだわりである。
7.弱者が正義を口にするな、強者になるまで心の奥底にしまっておけ。
8.人情(ものづくりに対する思いやり)よりも義理(消費者に対する責任)を優先しなければならない。
9.長いものに巻かれるな、長くなっても巻くな。
10. 高い目標を達成するためにはジャンプをするな、高い目標までの階段を一段ずつ築いていくことが最短の道である。高い志を抱いていれば簡単に持続できることである。

■負け犬からの脱却十ヶ条

4番目の、「金よりも大切な目的を持て」という言葉は、「お金とは自分の正義を貫くために使う鉄砲の弾である」と例えるそうです。

僕はお金を稼ぐことの心理的抵抗がなかかか抜けないのですが、正義を貫く鉄砲の弾だと思えというのはすごいアドバイスです。

1.自分だけは自分の潜在能力を信じてあげろ。
2.自分の予測する、自分の限界という壁を越える経験をしろ。
3.自分を正当化して「出来ない」というな。(経済的、時間的、人的等の要因を「出来ない」理由にするな)
4.金よりも大切な目的を持て。(金は手段であって、目的ではないはずだ)
5.常識を身につけ、常識を疑え。(常識は思考能力のない人の道具である場合が多い)
6.信念を持て、そして信念に照らし合わせて行動しろ。(信念がないと目先の利益に捕らわれてしまう)
7.ずるい技法を学べ、しかし利用はするな。(技法を知っていればだまされずにすむことが多い)
8.行動に迷ったときには、自分にとって苦しいと予測するほうを選択しろ。
9.カッコ良く生きろ。(但し、土下座することやボロを着ることもカッコ良い場合がある)
10.親を大切にしろ。(親とは今の自分が存在する要因となった人のことをいう)


まだまだ「おおっ!」というようなことがたくさんある本でしたが、今日はここまで。






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