米米米チャレンジ隊で企画したイベント「竹音~Take on Take~ 循環だね!竹のエネルギー。私を竹の世界へ連れてって」を7月21日(日)に行いました。
佐渡の竹太鼓集団SADRUMのカルロスさんをはじめとするメンバーを講師に、竹の楽器作りや演奏を行い、竹や竹炭を燃料にした料理を食べ、竹も食べ(自作メンマ)、竹の食器や箸やコップを使って食事をするというものです。
梅雨のなかなか明けない新潟で、この土日だけは晴れてくれました。
全部で33名の参加。遠くは上越や新潟からも来ていただきました。ブラジルの格闘技「カポエイラ」をやっている方々が多かったようです。
カポエイラのことは良く知りませんが、佐渡にいったときにカルロスが講師をしているのを見て、ドラムを叩きながら、バクテンとかしながらキックしたりする日本の格闘技からみたらかなり異色の格闘技です。
SADRUMのメンバーは前日に新潟駅でライブがあったようで、朝から来ていただきました。
主催者のあいさつや安全面の確認などから始まり、SADRUMのメンバーの自己紹介。
そしてトリムの森の竹やぶへ。
カルロスは竹について語らせるとかなり熱いので、この日も参加者の皆さんに竹のおもしろさや、自然をまもる大切さなどについて語っていました。
その後、1年以上この竹やぶに入っていますが、私でもまだ入ったことのない未開の竹やぶを登り始め、平らなところだけで作業するつもりだったので、「おっ、おっ、大丈夫か...?」と不安に思いましたが、子供もやはりそんな弱くはないというか、森の幼稚園をやっている方が言っていましたが、危険な場所では危険を自分で察知できて、逆に何の障害もないような場所だと油断して怪我をするようなことを言っていました。
カルロスさんの竹についての熱いトーク。
人数が多いので、4班に分かれて作業を予定していた竹林に入る。
子供たちの竹林整備。倒れていて危ない竹を引っ張り出して、並べておいておく。
多くの人が、始めての竹切りだったと思います。お父さんも大活躍です。
枝の部分や細い部分を使って、太鼓を叩くための「バチ」をつくります。
こんな風に竹をヒモでぶら下げたやつも楽器になります。
この後、それぞれのヘコヘコとかアゴゴとかいう名前の楽器を作って演奏していましたが、私はお昼の準備があったので写真をとっていませんでした。
後日、報告します。
お昼前に早く戻ってきた方から、竹のお皿やコップ作りをしていただきました。
そして熱いので、切ってきた竹と麻ひもとブルーシートを使ってテント張り。
最近のアウトドアのテントは簡単になってきていて、私も昔持っていたような気がしますが、こうやってほぼタダで身近にある材料から作るというのもカッコいいと思いました。
ちなみに、今回のイベントでも、竹や竹炭を燃料に食事をつくり、写真をとるのを忘れていましたが、上の写真にぎりぎり右上に写っているように、インスタント式無煙バイオ炭窯や、オイル缶TLUDストーブでの炭焼きの過程の熱を料理につかったり、炭も、こういった炭焼き窯で作った竹炭を使いました。
インスタント式無煙バイオ炭窯やTLUDストーブについてはこちら。自分で自作することもできます。煙が出ずに、火を閉じ込めているので大勢の人がピクニックを楽しむこんな公園の芝生でも使うことができます。
インスタント式無煙バイオ炭窯/TLUDストーブ
http://charcoalblacks.org/archives/1102
竹のカップに、ベジ・チリビーンズを注ぐ。チリパウダーを振りすぎて辛くなってしまいました。
作り方は、にんにくとたまねぎを炒めて、ピーマンもいため、トマト缶を投入し、同量くらいの水を入れてクミン、オレガノ、塩、コショウ、チリパウダーなどで味付け。
写真の右上では、カルロスや参加者の人が一生懸命竹でハシを作ってくれています。
もちかえった方もいますし、置いていったものは後日炭にすることができるので、まさにゴミゼロでした。食品の包装とかでゴミも少し出ましたが。
この日はおにぎり持参できていただいて、おかずは準備しました。
左は麩とメンマの煮物。このメンマも竹のこが竹になりそうなくらいでかくなったのを春に折ってきて、煮て、乾燥させてとえらい手間がかかっているようです。
竹の子は地面にあるくらい小さくないとおいしくない、食えないというのが常識ですが、人間の背よりも高くなったやつをゆるゆる揺らして、ポキッと折れたところからも食えるそうです。
まあ私は竹の子も食えないのでどちらでも味がよくわかりませんが。メンマは好きです。
そして、カルロスたちが昨日のライブで土産にもらってきたこんにゃく、あとそのとなりがわからないけど、竹炭入り蒸しパンも。参加者からコロッケの差し入れもいただきました。
メシ食ったあとは、カルロスたちが演奏しはじめて、参加者の方々の何人かも一緒にうたっていたのは、カポエイラの音楽か。
平場は暑いので、午後からも涼しい竹やぶに入り、全員での演奏準備。
SADRUMのメンバーは竹を竹にぶらさげ、参加者のみなさんは作りかけの自分の楽器を完成させるための作業。
いよいよ最後の演奏準備。
カルロスがうまくリードして、簡単なリズムを打つところから、各パートに分かれて叩く。
最後はリズムでコミュニケーションをとるような感じで、音もあってきてちゃんとしたリズムになっていました。芝生広場まで音が届いていたようです。
怪我や熱中症などもかなり心配していましたが、みんな元気で解散することができて楽しい日曜日でした。
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