今日はお昼に、ウッドガスコンロ式炭焼き窯(TLUDストーブ)の第3弾の試作品で棒ラーメンを作ってみた。
棒ラーメンとは、博多でかなりポピュラーなインスタントラーメン。
これが3つめのミニウッドガスコンロ式炭焼き窯。
今までのよりも安定感はあるし、どこでも手に入る缶だけつかっている。
パイナップルと、トマトと、一番上がサバの水煮だ。
トマトとサバは、下の写真のように、針金で固定して、ナベやヤカンを載せても滑らないようにした。さらに、飛び出る針金が、取っ手代わりとなり、調理終了後、中で出来上がった炭を取り出すときに使う。
今回は、苦労して手に入れた木質ペレットを使ってみた。
木質ペレットだと缶に隙間なくたくさん入るので、どのくらい火が持つのかを確認したかったのと、すでに乾燥してあるから、ワークショップなどを開催する場合に使いやすいと思ったから。
10kgで520円だった。
ネットだと10kgで850円で送料が530円だったから、だいぶ安い。
購入先はコチラ。
㈱ホソヤマ
http://www.citydo.com/prf/nigata/guide/sg/210000602.html
ペレットを、このように、インナー缶であるパイナップルの缶に入れる。
それにしても、缶というのは、どうして英語でもcan、日本語でも缶なのだろうか。inner canをインナー缶と日本語にしても、意味も読みも変わらない。
このように、木質ペレットのガス分が、雑巾を絞るように搾り出され、炎が出てくる。
これはろうそくの原理と同じ。ろうそくは上部の芯に火をつけると、その直下のロウが気体化して炎が上がる。
これも、材料の上で火をおこすと、木材に含まれるガス分が気体化し、空中で炎を上げる。ただし、火力はろうそくとは比べ物にならず、ほんの細かい材料でも、伝統的な3ストーンストーブ(石を3つくらいで薪を囲む昔ながらの焚き火)よりも強い火力になる。煙もブラックカーボンもほとんど出ない。
しかし、なかなかお湯が沸かない。
今回は、インナー缶とアウター缶で役割を分けてみて、空気穴を絞っていた。そのため、入る空気の量がすくなく、火力もでないのではないか。
と考え、インナー缶のパイナップル缶の底にクギとハンマーでたくさん穴を開けた。
すると、さっきより火力はアップし、お湯は沸騰。棒ラーメンをゆでる。
火力はややアップ。ナベを置いてもやや安定。
やや不安定でもあるので、ナベを小さいものにしたり、サバの水煮缶に切り込みを入れて滑り止めにするなど考えられる。
トマトとサバのアウターを外してみると、こんな感じ。
まさにガスコンロのような炎。
炎がついているのは、缶の上部の空中の部分だけなので、
「フーッ!」
と、強い息を吹きかけると炎は消えた。
しかし、ライターの火を缶に近づけると、また炎が上がる。これこそ熱分解のなせるワザ。
まだ炎が大きかったので、完全に炭化していないだろうと思いながらも、缶をひっくり返してみました。
今回は、空気を絞った構造になっていたため、火力が弱かったですが、そのかわり、確実に炭化されていたようです。
ペレットの形のまま炭になっている!
改善すべきところとしては、火力が弱すぎ、コーヒー1杯入れるのにどれだけまたせるんだ!というくらい時間がかかる。
ラーメンもお湯が沸騰するのだろうかとハラハラした。
家にお持ち帰りして改良を加えた。
まだ棒ラーメンが1食残っている。明日のお昼か...
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