TLUDストーブのほかに、ロケットストーブを作るようになって疑問に思った。
「TLUDストーブとロケットストーブの違いって何なんだろう?」
構造上の大きな違いは、本体下部の空気穴のほかに、TLUDでは、上部に第二空気穴がついている。
これがあることによって、新鮮な空気が入り、出てきた煙にもう一撃加えて燃やしきってしまう。
使用時の違いとしては、ロケットストーブは焚き口から火を焚くが、TLUDは、その名前も「Top Lit Up Draft」の略であるとおり、燃料の上から火をつける。
普通、焚き木などは、燃えやすいものを下に置いて、だんだん大きな薪を上に組んでいって、下から火をつけると、上に火が移っていくが、TLUDはその逆。
話を聞いただけでは理解できず、そんなことができるかと思っていたが、実際に自分で作って火をつけてみると、本当に上から燃えて下に行く。
しかも、材料自体が燃えているのではなく、材料から絞りだされたガスや油に火がついているような感じ。
以上は、自分で思ったTLUDとロケットストーブの違いだが、国際バイオ炭イニシアチブのサイトから、TLUDとロケットストーブなどのほかのストーブの違いが説明してあった。
その違いは、
1.バイオ炭を作る。(これが最大の特徴)
2.着火が早く、水が沸くのも早く、燃焼時間も長い。
3.燃料を投入し続けることは不要なので、燃料の投入に気を使う必要がない。
4.葉や穀物の殻など、細かい材料でも使うことができる。
5.ブラックカーボン、オーガニックカーボン、一酸化炭素、二酸化炭素の排出が少ない。
6.調理から鉄工などまで幅広く使える。バーベキュー、グリル、フライヤー、暖房、照明にも使える。
7.軽くて運びやすく、熱量の調整もできる。
8.ブリキ缶や金属シートなどから、簡単につくることができる。
などです。
今後、ロケットストーブやTLUDストーブが日本でも普及していくにつれて、
「TLUDストーブとロケットストーブの違い」
などと検索する人のために。
今日は調べるのにえらい苦労した。
次に試作する時は、どちらにも使える
返信削除両用の物をUPしてほしいです。
TLUDストーブ作ってみました。
返信削除楽しいですね。
長時間使えて、大量のバイオ炭をつくるにはどうしたらよいのでしょうか。
キルンをびょーんと縦長につくるといいんだろうか。