2010年11月5日金曜日

ウッドガスコンロ式炭焼き窯 試作パート3改良版

朝、竹林へ運転していく途中、急に思い出した

「アッ!今日は33歳最後の日だ!」

33歳という年齢は特別意識していた年齢だったので、それが終わってしまうのも特別な感じがした。

坂本竜馬が死んだのも33歳だったらしいし、宮崎滔天が33年の半生を書いた本のタイトルが「三十三年之夢」というタイトルで、それを聞いたとき、

「シブー!」

と思って、

「自分も33歳が終わったときには、死んでいても後悔しない生き方をした上、『三十三年之夢』を書くんだ」

と20歳くらいの頃から思っていました。

しかし、実際にはまだ死ぬにも「三十三年之夢」を書くほどのものでもないので、繰り越して、「三十四年の夢」または、「三十五年之夢」にはこぎつけたいと思います。

というわけで、この思い入れのある33歳最後の今日、どう過ごすか考えた。

だした結論は、普通に仕事に励むということだった。33本の竹を切ろうと思った。

実際に数えたのは、4本くらいまでで、33本切ったかどうかは定かではない。


その後、炭焼き小屋へ切った竹を運び、昨日の夜、自宅でマイナーチェンジをした「ウッドガスコンロ式炭焼き窯」の試作パート3に点火してみた。

変更点は、アウター缶の火の出てくる穴を大きくし、その脇に空気孔を8箇所設けたこと。また、インナー缶の第2空気孔も2倍の数に増やした。


そのおかげで、火力は昨日よりも強くなり、炎が長く上がるようになった。

上の写真を見てください。材料から直接炎が上がっているのではなく、第2空気孔から流れる空気と、下から熱分解されて、上昇してくるガスが混じったところで火がついて、完全なガス火になっています。



ためしに、強い息を吹きかけ、炎を消してみる。

炎を消しても、熱分解は進んでいるので、煙が出てくる。

熱分解とは、有機物が炭化していくプロセスのことで、このときに、有機物の炭素は残り、それ以外のガス分は、煙となって上昇する。

このコンロは、この煙に火をつけるものです。


そして、ライターで、煙が出てくる缶に火を近づけると...


またこのように空中で炎が上がるのです。


何分でお湯が沸くか確認するために、ナベと棒ラーメンを持ってくればよかった。


まだ炎が上がっていますが、今日もこのようにペレットがその形のまま炭になりました。

きれいな炭になっているので、空気孔の大きさや量が絶妙なんだろうと満足。あとは、1~2人分のコーヒーやラーメンがすばやく作れるくらいの火力が確認できれば最高。

今日の炭もいつものように、枯れそうな桜の木のまわりに撒いた。

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