2010年10月1日金曜日

竹やぶのビフォー・アフター

次に焼く数窯分の竹を昨日、今日と切っていました。

今までどんなに切っても暗かった竹やぶですが、今日切ったところは、ちょうど太陽が通る向きのところをスッキリさせたようで、少しは癒される竹林になってきました。

下の写真が、今日の午後の写真。


これが、ちょうど1年くらい前のほぼ同じ時期にとった写真。真っ暗ですが、天気はそんなに悪かったわけじゃない。

これでもかなり切ってからの写真で、真ん中らへんに陽が差しているのが見える。ほんのこれっぽっちしか陽が差していなかった!

写真に写っている竹のほとんどは炭になって、第2の人生(竹生)を送っています。

来週の火曜日から火をつけて、5~6窯連続して焼く予定です。


下の写真が、師匠の藤田さんの竹林の写真。美しすぎる...

何年もやっていると、魔界の竹やぶが、こんな癒される竹林に変身するのです。かつ、竹は炭として、環境を改良し、土壌や生活を豊かにするように役にたっている。

富山に、バンブー・セーブ・ザ・アース(竹は地球を救う)というNPOがあります。

竹やぶが大きな問題になっている地域が多くあります。しかし、問題は全体的な視点から見ると、意味があって起こっていると考えられるので、その問題が「何してクレ」といっているのか考える。

竹パウダーにして、強力な肥料にもなるし、竹炭にすることもできるし、竹細工などで道具をつくることもできます。

ピークオイルなどで、安い石油の時代が終わり、今後はどんな時代になるのか想像もできません。

しかし竹は安い石油や化学物質の時代に痛んでしまった土壌、水、空気、健康などのあらゆるものを癒し、さらに次の時代へのつなぎの物質、もしくは古いものや自然のものを大切にする時代になり、ずっと大切にされるものになるかもしれません。


先週、自分の炭を5窯焼くのが終わり、わからないことがいろいろと出てきたので、数日間、師匠のところへ行ってきました。

仕事の速さが、僕が1日かけてやることをものの数分で終わらせている。

藤田さんの仕事を見ていると、

「炭焼きって楽なんだ!」

と思うけど、自分がやってみると、こんなにキツイ仕事はない。早く力に頼らずに、技術で仕事ができるようになるたい。

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