ミニTLUDストーブの試作品を作ってテストしてみた。
空き缶を4つ使っている。
・普通のトマト缶などのサイズ x 2個: インナーとナベ置きとして。
・パイナップルの缶(トマト缶よりちょっと大きい) x 1個: アウター缶
・業務用よりちょっと小さめのトマト缶(酒のやまやに売っている: フタとして。
失敗作も含め、パイナップルや他の果物の缶詰を1日に何回も食べるようになった。また、トマト缶の中身を保存容器にあけて、缶だけ使っているので、大量のトマトの水煮で、トマトソースを作らなければならない。
これが完成直後の写真。
一番外側のフタの缶のシールがはがれずに、見苦しい格好となる。
火をつけてみる。
小さい缶で火力があまり大きくならないため、特に火のつき始めが弱く、本当に乾いた材料しか燃えてくれない。
最近はずっと雨が降っているので、乾いた材料を探すのに苦労した。
火がついてきたら、ナベ置きのついているフタを取り付ける。
これが煙突の役割も果たしてくれているようで、火が縦に上ってくる。
本当に木の中のガスだけが燃えているようで、缶の中の材料そのものに炎がついているわけではない。燃えてはいるが、「熱分解」をしていて、炭になっていく。炭になる過程で、分解されて蒸発しているガスに火がついて燃えているのだ。
火力がかなり強くなった。バーベキューもできるぞ!
と、この辺で、ナベなどの調理道具を持ってきていない準備の悪さを後悔した。
やってはいけないと思いながらも、神聖なヒシャクを鍋代わりにしてお湯を沸かしてみた。
しかし、残念ながら本当に少量の材料だったので、アッという間に、ガスが出尽くして、出がらしになった。一応、材料の枝とかは、炭火となっているが、ほんの少量なので調理できるほどの火力でもない。
缶をひっくり返して材料を取り出してみた。
ガスが出尽くしているので、炎を上げてもえることはない。炭火になっている。
水をかけて消火。入れた材料の形のまま、炭になっている。
けっこういい炭になってる。
この窯を考えた人はすごい。
TLUDストーブの実験でできた炭は、窯の近くの枯れかけた桜の木の周りにまいている。桜の木が復活しますように。
感想:
缶が小さすぎて、3分しか火が持たない。これじゃあ、コーヒーもカップラーメンも作れない。
しかし、構造的には大成功。
通常、焚き火などは、下から火をつけて、上の材料に火をつけていくが、このストーブは逆。
上から火をつけると、その火の真下から熱分解されてガスが上昇し、炎が上がる。そして下の方の材料に熱分解が進んでいき、ガスが出きったら炎が小さくなっていく。
今は、コーヒーの缶で作り始めている。
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