2009年10月22日木曜日

5年間

書類に今日の日付「10月22日」と記入するときに、
明日で中越地震から5年目だということに気がついた。

日付を記入する機会が何回かあり、
カレンダーで日程を確認するときもあり、
その度に

「5年経ったんだ...」

と思った。


被災していないけど、つらい5年間だったと思う。

わけもわからず動き回っていただけで、
何も形に残るものを作っていないところで
5年間の無意味さを感じることもある。


でも、ラグビーの練習に例えると、
わけもわからずに走りまわらせられていて、
何回も100kgの巨漢にぶっとばされて毎日を過ごしていたある日、
ちょっと体力とパワーがついて、
100kgの巨漢を倒せた!
というところまでいかないけど、
普通の人を片手でハリ倒せるくらいまでにパワーがついた。


最近読んでいる英語の分厚い本。

大学のテキストみたいなヤツ。

大学生が勉強で使うようなものだけど、
これを大学生の頃に理解できるかといったら理解できない。

英語力ではなく、当時は多分、言葉は理解できても
内容は理解できない。

それが今だと言葉も、その内容も入ってくる。

多分、去年の自分や一昨年の自分にも理解できないと思う。

それが今は理解できている。


わけもわからず走りまわされたラグビーの練習と一緒で、
キツイだけでなく、キツイ先には「成長」があるのだと気づく瞬間。

多分、基礎体力がやっとついたと思う今、
今後の5年間、

震災や水害から10年たったときに、どんなことを振り返ることができるだろうか。

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