書類に今日の日付「10月22日」と記入するときに、
明日で中越地震から5年目だということに気がついた。
日付を記入する機会が何回かあり、
カレンダーで日程を確認するときもあり、
その度に
「5年経ったんだ...」
と思った。
被災していないけど、つらい5年間だったと思う。
わけもわからず動き回っていただけで、
何も形に残るものを作っていないところで
5年間の無意味さを感じることもある。
でも、ラグビーの練習に例えると、
わけもわからずに走りまわらせられていて、
何回も100kgの巨漢にぶっとばされて毎日を過ごしていたある日、
ちょっと体力とパワーがついて、
100kgの巨漢を倒せた!
というところまでいかないけど、
普通の人を片手でハリ倒せるくらいまでにパワーがついた。
最近読んでいる英語の分厚い本。
大学のテキストみたいなヤツ。
大学生が勉強で使うようなものだけど、
これを大学生の頃に理解できるかといったら理解できない。
英語力ではなく、当時は多分、言葉は理解できても
内容は理解できない。
それが今だと言葉も、その内容も入ってくる。
多分、去年の自分や一昨年の自分にも理解できないと思う。
それが今は理解できている。
わけもわからず走りまわされたラグビーの練習と一緒で、
キツイだけでなく、キツイ先には「成長」があるのだと気づく瞬間。
多分、基礎体力がやっとついたと思う今、
今後の5年間、
震災や水害から10年たったときに、どんなことを振り返ることができるだろうか。
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