前日の夕方に火が消えてしまったリベンジ。
寝てる間に気づいたことは、今まで何度も窯口から炎が噴出してきて、火事の恐怖を味わったことから、安全策をとりすぎるあまりに、十分な口火焚きをできていなかったことに気づく。
この日も朝7時くらいに小屋に行き、コーヒーを入れる前に窯に火を入れる。
火付けがうまくなったので、すぐに火はついた。
火が燃えているのを観察していて気づいたことは、ブロックの積み方。
前回までは、火が噴出してくるのを恐れ、はじめからかなり上の方まで積んでいたが、今回は写真のとおり低めにした。
煙が出て行くのを観察していたら、ある法則に気がついた。
写真を見ると、ブロックの上の下半分には煙はなく、上半分に薄青い煙が噴出しているのが見えると思う。
これは、下半分から空気が入っていて、上半分が煙の出口になっているのだと思った。
今まで窯の温度がなかなか上がらなく、窯口の火も弱くなりがちだったのは、この空気が入るスペースまでブロックで積んでしまったからだと思った。
すぐに煙突から煙が出てきて、炭化が始まったサインである辛い煙もすぐに出てきた。
でも煙突の温度は低いので、まだ口火を焚かなくてはいけない。

「恐れるな」
と自分に言い聞かせ、薪をバンバン投入していく。
空気がたくさん入っているので、薪がすぐに溶けてなくなるように消える。
窯に登って、煙突の温度を見ていると、下の方から
「ゴォォォォ~」
とういうような音が聞こえてきた。
「ヤバイ。火が噴出してきている!」
急いで下に下りて、口をふさぐためのブロックを積む。
窯の口を大きく開けていたので、ブロックを積むのも相当時間がかかる。しかも悪いことに、ブロックとブロックの間をふさぐ泥もまだこねていない。
必死こいて、泣きそうになりながらも泥をこね、炎が噴出している窯口に向かって火傷を覚悟でブロックを積む。
途中、ブロックとブロックの間に泥を挟めなかったところがあってぐらぐらしているところがあって、
「このブロックの壁をぶち破って炎は出てくるだろうか...」
と窯口の前でびくびくしてしまった。
ビビッて口火焚きが足らなくてもだめ、多すぎてもだめ。
まさに炭焼きはすべてにおいて
「冷静と情熱のあいだ」にいることが求められる。
結局、昼過ぎには煙が順調にでて、煙突も空気穴もかなり絞った。
この日も前日も食べ物を食べる時間がなかったので、朝から夕方までコーヒーだけでしのいでいて腹が減ったし疲れたしで、その後しばらく次の炭焼きの材料を準備してから帰宅。
帰宅してからもプロはこれでは終わらない。
体を鍛えなければならない。
肉体労働をしている人が、
「腰が痛い」
とよく言っているのを、
「若いのに...」とか、
「腰のまわりの筋肉が弱っているから腰痛になるんだ」
と、自分も高校生のころひどい腰痛から復活したことがある経験から知っていたので、腰痛対策の自信があった。
でも、長い時間、かがみながら仕事をしたり、重いものを持ったりするので、俺の腰は、老人のように90度に曲がってしまうこともあった。
腰痛のサインである「ピリリ」という感触も何度も経験した。
腰痛対策だけではなく、作業をもっと効率よく行えるように、「炭筋」と「炭フィットネス」をあげなければならない。
この日も30分のエアロバイクをこぎ、軽い筋トレ。
窯に火が入っているのがわかっているので、トレーニング中も、食事中も睡眠時間も気持ちが落ち着かない。

そして今日。朝4時起き。
明るい時間がもったいないので、起きる時間を1時間早くした。まだ暗い。
窯につく頃にはだいぶ明るくなってきて、5時半くらいにはこんな綺麗な光景が。
やっぱり俺は朝の風景や空気が好きだなあ。

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