2010年5月9日日曜日

死の校庭に草を生やす


朝から海の砂をいただきに。

早くいったけど、すでに釣り人が多くいた。小心者なので、少量の砂でも、「悪いことをしていると思われないだろうか...あるいは本当に悪いことなのだろうか...」と周りを気にしてしまう。

無事にビニール袋1杯分の砂を入れ、軽トラに積む。


海まで来ることはなかなかないので、このついでに2つのことの下見をする。

ひとつは、今コツコツと作っていて、今後は大量に作っていくSUMI鉄レンガを沈める場所。

SUMI鉄レンガとは何かという方は、コチラの記事を参照ください。

『炭と鉄で海の植林をし、温暖化を止める』
http://www.charcoalblacks.jp/feature/stopglobalwarming.html

どこにどのように沈めていくべきか、今はデータをリサーチ中ですが、現場の雰囲気をつかむには歩いたほうがいい。


もうひとつの下見は、sumiマーケットの開催場所として。

sumiマーケットとは、地産地消のためのマーケットで、sumiマネーも使え、大量生産の農家とかだけでなく、家庭菜園で取れすぎた大根などとか、手作りのものとか、お金は介するけどほぼ物々交換できるような場。

もちろん炭も売る。売れたお金で大根を買えば、ほぼ物々交換になる。


ただ、公園や海が広大すぎて、まったくイメージがわかなかった。

駐車場も広く、集まりやすい場所でいいのだけど、ここでやるとお祭りかプロの方々だけが出展する朝市みたいになってしまう。

考えているのはもう少し小さなスケール。


帰りに炭焼き小屋に行って、煙突を伸ばすための部品を取り付けてみる。

炭焼きの煙を冷やしてとる木酢液や竹酢液は、炭本体と同等、あるいはそれ以上に効力のあるもので、日本で最初に研究をしたのは、戊辰戦争のときに幕軍で函館まで戦って、後に明治政府に仕えた大鳥圭介だと言われています。

大鳥圭介は尊敬する人のひとりなので、ぜひ彼の著書の『木酢偏』を読みたいのだけど、古い日本語で書かれていて内容がよくわからない。国語の授業だと思ってがんばってみるしか...

炭と竹酢液をやった実験農園の苗は写真のようにピンピンしていて、2~3日前にふん投げたバナナの皮もかなり微生物により分解が進んでいる。


その後、炭を使って校庭の芝生化をする予定の学校で、実験で芝の種と炭をまいてみる。

作業の写真をとり忘れてしまったけど、虫のように小さくて細長いのが芝の種。1袋満タンにはいっているけど、たったの0.5㎡分にしかならないのが衝撃的。

炭は粉にする時間がなかったので、スパイクで踏み潰して土の中に入れた。

でなければ、この間も学校のガラスが割られる事件があったばかりなので、「不審なものを発見」と知らない誰かに処分されかねない。

写真は、液肥を混ぜた水をまく92ちゃん。2~3日で生えてくるようだけど、本当に生えてくるのだろうか。


なぜならば、こんな土だからです。

こんなところに草1本でも生えるものなのだろうか。いや、生やさなければならない使命がある。

炭は砂漠の植林でも、炭と一緒に木を植えたところと、そうでないところは劇的に成長のしかたが違うという報告もあるし、砂漠へ草の種入りの炭ペレットを飛行機でまいた実験も成功したと聞く。

ゴルフ場のきれいな芝のメンテナンスにも炭は使われている。

砂漠以上に砂漠化しているこの死の校庭に、草は生えてくるのだろうか。


戦利品をゲット。ゴミ捨て場から拾った。クーラーボックスと測り。購入しようと思っていたものだけにうれしい。この他にもブリキのバケツx3を拾って持って帰ってきた。

ラグビーの初練習の参加者は5人。ちょっとは練習らしいことができた。鬼ごっこみたいな練習からやりますので、初心者の参加大歓迎です。

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