2010年5月7日金曜日

炭火料理

徳之島の3町長たちが「首相来てももう会わない」と言っているそう。

マスコミや評論家や街角インタビューの一部の一般人なども

「5月解決なんてムリだよね。あちゃ~、鳩山君。」

て感じ。

この辺にも日本の文化の奥に潜む「いじめの文化」というのを感じる。

人が無理難題を抱えていたり、不可能と思えるものにチャレンジしようとしているのを、高いところから見ていて、野次を飛ばしたり石を投げたりして、ひと時の優越感を感じるのだろうか。

現代社会では、学校にいても、企業にいても、その人間がどんな人間かという以前に、要領よく立ち振舞える器用な人、あるいは、偶然自分よりも世間に対して悪そうに見える、バカそうに見える人が出てきたときに、その状況を最大限に利用できる人が最もらしいことを言うのはいつも腹がたつ。

そういうオレも要領はややいいほうだと思っているので、自分よりも要領の悪いやつがいると、

「フフン」

と見下したりするが、そういう自分にも腹がたつ。

要領がいいか悪いかという話で、頭のいい悪い、人間性のよしあしには関係ないはなしであるにも関わらず、要領がいいやつが薬物中毒者が、自分より年の若い中毒患者に対してまっとうな説教をしているかのような笑うに笑えない説教をしている光景を何度見てきたことか。

基地の問題に大しては、各自治体の長は、鳩山さんに対して優位な立場にある。

「やだ。絶対だめ。なぜならば民意が...」

と、自分は鳩山さんと比べてかなり安全な立場にいるから。

僕も地元に基地とか原発とか核燃料の廃棄物とか来たらいやだし、自分が市長だったら、

「やだ。絶対だめ。なぜならば...」

というようなことを言っているはず。

だけど、いったい、日本全体にとって、世界にとってこの問題の本質はいったい何なのかということを、政府に対しても、市民あるいは国民に対して問いかける勇気があるだろうかと考える。

「この問題の本質は何なのか?」

と問える力は、国民を代表しているような立派な国会議員たちが、相手の至らないところばかり悪口言っている光景を子供の頃から見ているから発展してこなかったのかもしれない。「話し合い」というのは、悪口を言い合うだけだと思って成長してしまった。


ま、そんな世の中を見ていると世間から隠居して山ごもりでもして炭でも焼いていたくなるが、オレが炭を焼いている理由は隠居ではなく、「この問題の本質は何なのか?」という自分なりの答えをシャバで展開していきたいから。

昨日植えた野菜の苗が、クタっとしているやつが何本かあったから気になったけど、今日はかなりシャキっとしていた。



「これも炭のおかげか」

と、何でも炭のおかげにしたくなるが、あるいはそうかもしれないと思う。

昨日は夏のように暖かかったけど、今日は息が白くなるほど寒い。植えるのが早すぎたかと思うけど、炭は地熱上昇にも一役を買うのであまり心配はしていない。

実験農園は今の倍のサイズにしていこうと思う。


朝、コンビ二にメール便を出しに寄ったら、頭がスパークした。

「炭で沸かしたお湯でカップラーメン食べたい」


ということで朝飯はカップラーメンになった。

その後、三条から手伝いに来てくれた小浦方さんも炭で沸かしたお湯でカップラーメンが食べたくなり、お昼もカップラーメンを食べた。



炭火での料理は、前回はコーヒーで、今日がカップラーメン。

次回はインスタントラーメンを作りたいと思った。

少しずつ炭火料理は進化しているので、近いうちに、玄米ごはんや、イカなど、あっ、昔テレビで見た野外でパエリアを料理しているのがおいしそうだった!と、日々進化している。

進化のレベルがまだカップラーメンにあるだけ。

しかし、炭焼き小屋で自分で起こした炭火で沸かしたお湯で食べるカップラーメンはおいしかった。大切な一杯だった。

朝メシのカップラーメンを食べると、先週焼いた炭を窯から出す作業にとりかかる予定だった。

しかし、昨日、師匠の藤田さんのところで教えてもらった道具を作って取り出したいので、その辺にある鉄の棒で道具をつくることにした。

ちょうどよく炭火は起きている。

しかし、果たして七輪の火で鉄の棒が曲がるだろうか。どうやって曲げればいいのだとうか。と疑問だらけでスタートした。

七輪の炭火の上に鉄棒の曲げたい箇所を載せて焼く。鉄の錆びまでが焼け落ちてくる。

十分に加熱したかどうかを知ることもできないまま、とりだして、手で「フンッ」とやったら軍手から煙が出たけど曲がった。

しかし残念なことに、曲げたい場所と違う場所が曲がった。

別の棒でやり直し。

次も加熱して、十分かどうかわからないまま取り出し、ハンマーで曲げたい場所を渾身の力でぶっ叩く!

すると、手棒は少しずつ曲がり、叩き続けると理想の形になった。

本当に鉄は加熱してぶっ叩くと曲がるんだ!という驚き。

下の写真の右の棒が失敗作。左が成功。


そして、それを木の棒につける。ペンチがなかったので、とりあえず縄で。



縄なので、見てくれも使い心地も悪かったけど、自分で道具をつくったというのが、自分とは思えないことをやっている感じ。

道具を作ればつくるほど原始パワーが沸いてくるような。


今日はまた火を入れたけど、書くと長くなるので新しいことを。

冬の間にたくさんいただいていた使い捨てカイロを使い、小浦方さんに鉄炭レンガを作ってもらった。

カイロの中身をバケツに空け、同量の炭の粉をと土を入れてこねる。

それがコチラ。

死んだ海を復活させる最終兵器。


そして、朝から夕方まで一日手伝いに来てくれた小浦方さんに、お礼のsumiマネー。

これは、炭500グラムと交換できるけど、単なる炭引換券ではなく、炭本位制の地域通貨。いろいろなところで使える仕組みを作る。

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