2010年5月23日日曜日

森=ジャングル

最近、「森」という言葉をよく聞きますが、いずれもその響きのイメージと、実際の森の違いに戸惑っています。

「森ガール」

という雑誌を本屋で見つけたとき、

「いよいよ、木こりを目指す女性が増えたか!?」

と思いましたが、

「森の中にいそうな女の子」

ということでした。

また、先日のニュースなのでは、「森ブラ」だったか、森のデザインをしたブラジャーが出てきたりと。

あと、「○○の森」みたいな名前のついたバーチャルな空間もあり、

「森の中でコーチング!?」

とか思うと、単なるサイトの名前だったりしてかなりガッカリします。


多くは、「森」という響きを極端にいいイメージをしていて、絵画や漫画や写真などによるイメージが強いのだと思います。


しかし、僕にとって、森=ジャングルで、ランボーへと成長しない限りは恐ろしいものです。

一昨日なんかは、炭焼き小屋の外で作業していたら、ヘビがいて、ヘビもびっくりしたらしく、「キュー!」って感じですごいスピードで炭焼き小屋に入っていきました。しかも、これから窯の中に入れようとしていた材料の束の中に...

顔は青ざめて、

「なぜオレばっかりこんな目に...早く帰りたい...」

とモチベーションはあっという間にゼロになりました。


ヘビだけでなく、虫も恐ろしい。巨大な蜂も、バイクのエンジンの音と聞き間違えるような轟音を出して何匹も飛んでいるし、木のまわりには、ヘビのようなツタがまきついていて気持ち悪くて鳥肌がたってくる。

それだけならまだいい。

平家の落ち武者のオバケがでてくるなんて、怪談ストーリーが出てきた日にはどうすればいいのだろうか?

山の入り口あたりで作業しているだけでもこれだけの恐怖体験があるのだから、世間の「森」に対する美しすぎるイメージを聞いてしまうと、現実とイメージの大きすぎる違いにテンションがかなりダウンしてしまう。

森=ジャングル。

森ガールは、ジャングルガールでなければいけない。

○○の森という名前のサイトは、○○のジャングルでなければいけない

が、そっちの方がテンションが下がってくる。


ひとりでも多くの人に山に入ってもらえるような、そして本当に「森」といえるような環境をつくれるような活動をしていきましょう。

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